[2月5日07:00.天候:曇 北海道近海某所・貨物船内]
火災警報やら何やら鳴りまくる貨物船内。
ヘタすりゃ沈没するかもしれない。
敷島:「アリス、どこだ!?」
シンディ:「こちらです!」
アリスが持っている発信機を頼りに、シンディがそれを受信してアリスの所へ先導する。
そこはどうやら船員の仮眠室であるようだった。
しかし、ドアには鍵が掛かっている。
萌:「任せて下さい」
萌が手持ちのキーピックを手に、仮眠室のドアの鍵穴をガチャガチャやる。
黒いロボット:「ギルルルルル!」
敷島:「しまった!見つかった!」
シンディ:「とぉーっ!!」
シンディは現れた黒いロボットに対し、頭部にハイキックをかました。
ハイキックをまともに受けたロボットは、頭部が胴体から千切れてしまい、首から火花を吹かしてバタッと倒れた。
敷島:「萌、まだなのか!?」
萌:「もうすぐです」
カチッという音がして、開錠の音が聞こえた。
萌:「開きました!」
敷島:「よし!」
敷島達は仮眠室の中に入った。
2段ベッドの並ぶ仮眠室。
そのうちの下段部分に、アリスが寝かされていた。
敷島:「アリス!アリス!」
敷島達に背を向けて眠っているアリス。
敷島が揺り動かすと、アリスはこちらを向いて目を覚ました。
ウェーブの掛かった金髪が顔に掛かる。
敷島:「タカオ……?」
シンディ:「マスター、よく御無事で……」
シンディは目に涙を浮かべた。
確かエミリーも、敷島と再会した時には同じような反応をしていた。
そこは同型の姉妹機といったところか。
アリス:「! あいつは!?」
敷島:「あいつって、マークのことか?それなら、船底で黒焦げになったよ」
アリス:「そうなの!?」
敷島:「そうだ。あとは……エミリーはどうした!?」
シンディ:「まだ船は止まってませんわ!」
アリス:「急いで船を止めて!このまま外国に行くってよ!」
敷島:「何だって!?どこへだ!?」
萌:「そ、そういえばこの船、船体にキリル文字が書いていたような……」
敷島:「ロシアか!何だ!?サハリンにでも行くつもりか!?」
アリス:「いや、多分、西の方の島だと思う」
敷島:「北方四島のどこかか!てか、本来外国じゃないぞ、そこは!」
シンディ:「そんなこと言ってる場合じゃないわ!早く止めに行かないと!てか姉さん、何やってんのよ!?」
敷島達は仮眠室を飛び出して、船橋(ブリッジ)へ向かった。
エレベーターは故障してしまったので、階段で向かうことになる。
アリスは衰弱してしまっている為、シンディがアリスを背負って向かった。
シンディ:「すいません!マスターを背負っている関係で、ハンドガンしか使えませんので!」
敷島:「分かってるよ!」
黒いロボット:「ギュルルルルルル!」
敷島:「しゃらぁーっ!!」
敷島、船内の途中で都合良く拾ったマシンガンを黒いロボットに掃射する。
シンディ:「社長、凄い……」
萌:「上に向かうに連れて、あのロボットが増えてるよ」
敷島:「参ったな。そっちに敵が集中してたのか。エミリー1人じゃ厳しかったか?」
ようやく船橋区画の4階に辿り着く。
すると、エミリーが床に倒れるところだった。
敷島:「エミリー!」
倒れて動けなくなったエミリーに向かってくる黒いロボット3体。黒い三連星だ。
シンディはアリスを降ろしてダッと走り出すと、両手をついて逆さになり、両足を180度広げ、ヘリコプターのプロペラのように回転させた。
その足技は複数の敵に対応できるのか、三連星……もとい、3機の黒いロボット達を一気に蹴り飛ばした。
敷島:「す、スピニングバードキック!?おまっ、いつの間にそんな技を……!?」
萌:「エミリーやシンディのスカートのスリットがかなり深いのは、あの為ですか?」
敷島:「いや、それだけじゃない……はず。って、そんなことしてる場合じゃない!萌はアリスを見ててくれ!エミリー、大丈夫か!?」
敷島はエミリーに駆け寄った。
エミリー:「だ、大丈夫です。只今……自己修復中……です」
敷島:「そ、そうか。ムリさせて悪かったな。まさか、こんなに敵が多いとは……」
そうしている間に、シンディが他の黒いロボット達を倒してしまった。
シンディ:「クリアしました!」
敷島:「よーし!って、人間のテロリストは結局いなかったのか!?」
シンディ:「恐らくは……」
敷島:「まあいい。早いとこ、船を止めよう。……って、船の止め方知らん!」
シンディ:「私が何とかしてみます」
エミリー:「私もやります」
敷島:「よし、何とか頼むぞ」
敷島はそう言って、舵輪の前に座った。
マルチタイプ姉妹が色々と機器を操作する。
すると、オートパイロットが解除になった。
シンディ:「今です!取舵お願いします!」
敷島:「了解!……って、取舵ってどっちだっけ?」
シンディ:「左です!左!」
敷島:「おっ、そうか。ようそろーっ!」
敷島は舵輪を思いっ切り左に回した。
敷島:「因みに今、どの辺なんだ?」
エミリー:「北東の空が晴れてきましたので、前方に国後島が見えてきました」
敷島:「マジかよ!?ロシア軍に拿捕されんじゃん、それ!捕まるなよ!?捕まったら会社を畳むことになるぞ!」
萌:「北方四島がちゃんと返されていたら、海上保安庁に捕まる程度で済むんですけどねぇ……」
敷島:「それもそうだな。……って、それもダメ!……ってか、何で俺達が捕まらなきゃならんのだ!?」
と、その時、床下から大きな衝撃音が聞こえてきた。
敷島:「な、何だ!?ロシア軍の潜水艦に攻撃されたか!?」
シンディ:「ち、違います!きっと船底の火災がここまで来たんです!」
敷島:「おいおい!防火区画と消火設備は……あの様子じゃダメか、くそっ!早く北海道のどこかの岸に着けないと……!」
だがその直後、この船に起きている事態は、けして火災やロシア軍のせいでは無かったことを知る。
火災警報やら何やら鳴りまくる貨物船内。
ヘタすりゃ沈没するかもしれない。
敷島:「アリス、どこだ!?」
シンディ:「こちらです!」
アリスが持っている発信機を頼りに、シンディがそれを受信してアリスの所へ先導する。
そこはどうやら船員の仮眠室であるようだった。
しかし、ドアには鍵が掛かっている。
萌:「任せて下さい」
萌が手持ちのキーピックを手に、仮眠室のドアの鍵穴をガチャガチャやる。
黒いロボット:「ギルルルルル!」
敷島:「しまった!見つかった!」
シンディ:「とぉーっ!!」
シンディは現れた黒いロボットに対し、頭部にハイキックをかました。
ハイキックをまともに受けたロボットは、頭部が胴体から千切れてしまい、首から火花を吹かしてバタッと倒れた。
敷島:「萌、まだなのか!?」
萌:「もうすぐです」
カチッという音がして、開錠の音が聞こえた。
萌:「開きました!」
敷島:「よし!」
敷島達は仮眠室の中に入った。
2段ベッドの並ぶ仮眠室。
そのうちの下段部分に、アリスが寝かされていた。
敷島:「アリス!アリス!」
敷島達に背を向けて眠っているアリス。
敷島が揺り動かすと、アリスはこちらを向いて目を覚ました。
ウェーブの掛かった金髪が顔に掛かる。
敷島:「タカオ……?」
シンディ:「マスター、よく御無事で……」
シンディは目に涙を浮かべた。
確かエミリーも、敷島と再会した時には同じような反応をしていた。
そこは同型の姉妹機といったところか。
アリス:「! あいつは!?」
敷島:「あいつって、マークのことか?それなら、船底で黒焦げになったよ」
アリス:「そうなの!?」
敷島:「そうだ。あとは……エミリーはどうした!?」
シンディ:「まだ船は止まってませんわ!」
アリス:「急いで船を止めて!このまま外国に行くってよ!」
敷島:「何だって!?どこへだ!?」
萌:「そ、そういえばこの船、船体にキリル文字が書いていたような……」
敷島:「ロシアか!何だ!?サハリンにでも行くつもりか!?」
アリス:「いや、多分、西の方の島だと思う」
敷島:「北方四島のどこかか!てか、本来外国じゃないぞ、そこは!」
シンディ:「そんなこと言ってる場合じゃないわ!早く止めに行かないと!てか姉さん、何やってんのよ!?」
敷島達は仮眠室を飛び出して、船橋(ブリッジ)へ向かった。
エレベーターは故障してしまったので、階段で向かうことになる。
アリスは衰弱してしまっている為、シンディがアリスを背負って向かった。
シンディ:「すいません!マスターを背負っている関係で、ハンドガンしか使えませんので!」
敷島:「分かってるよ!」
黒いロボット:「ギュルルルルルル!」
敷島:「しゃらぁーっ!!」
敷島、船内の途中で
シンディ:「社長、凄い……」
萌:「上に向かうに連れて、あのロボットが増えてるよ」
敷島:「参ったな。そっちに敵が集中してたのか。エミリー1人じゃ厳しかったか?」
ようやく船橋区画の4階に辿り着く。
すると、エミリーが床に倒れるところだった。
敷島:「エミリー!」
倒れて動けなくなったエミリーに向かってくる黒いロボット3体。
シンディはアリスを降ろしてダッと走り出すと、両手をついて逆さになり、両足を180度広げ、ヘリコプターのプロペラのように回転させた。
その足技は複数の敵に対応できるのか、三連星……もとい、3機の黒いロボット達を一気に蹴り飛ばした。
敷島:「す、スピニングバードキック!?おまっ、いつの間にそんな技を……!?」
萌:「エミリーやシンディのスカートのスリットがかなり深いのは、あの為ですか?」
敷島:「いや、それだけじゃない……はず。って、そんなことしてる場合じゃない!萌はアリスを見ててくれ!エミリー、大丈夫か!?」
敷島はエミリーに駆け寄った。
エミリー:「だ、大丈夫です。只今……自己修復中……です」
敷島:「そ、そうか。ムリさせて悪かったな。まさか、こんなに敵が多いとは……」
そうしている間に、シンディが他の黒いロボット達を倒してしまった。
シンディ:「クリアしました!」
敷島:「よーし!って、人間のテロリストは結局いなかったのか!?」
シンディ:「恐らくは……」
敷島:「まあいい。早いとこ、船を止めよう。……って、船の止め方知らん!」
シンディ:「私が何とかしてみます」
エミリー:「私もやります」
敷島:「よし、何とか頼むぞ」
敷島はそう言って、舵輪の前に座った。
マルチタイプ姉妹が色々と機器を操作する。
すると、オートパイロットが解除になった。
シンディ:「今です!取舵お願いします!」
敷島:「了解!……って、取舵ってどっちだっけ?」
シンディ:「左です!左!」
敷島:「おっ、そうか。ようそろーっ!」
敷島は舵輪を思いっ切り左に回した。
敷島:「因みに今、どの辺なんだ?」
エミリー:「北東の空が晴れてきましたので、前方に国後島が見えてきました」
敷島:「マジかよ!?ロシア軍に拿捕されんじゃん、それ!捕まるなよ!?捕まったら会社を畳むことになるぞ!」
萌:「北方四島がちゃんと返されていたら、海上保安庁に捕まる程度で済むんですけどねぇ……」
敷島:「それもそうだな。……って、それもダメ!……ってか、何で俺達が捕まらなきゃならんのだ!?」
と、その時、床下から大きな衝撃音が聞こえてきた。
敷島:「な、何だ!?ロシア軍の潜水艦に攻撃されたか!?」
シンディ:「ち、違います!きっと船底の火災がここまで来たんです!」
敷島:「おいおい!防火区画と消火設備は……あの様子じゃダメか、くそっ!早く北海道のどこかの岸に着けないと……!」
だがその直後、この船に起きている事態は、けして火災やロシア軍のせいでは無かったことを知る。
んでもって、実は動向には書かなかったが、今日も時間調整の為に1円パチで“海物語”をやったら8000円ほどの儲けが出た。
本当は温泉施設は3ヶ所回る予定だったのだが、1円パチで盛り上がった為、2ヶ所に減らすこととなった。
……いえ、別にシンディのモデルはマリンちゃん全体じゃないですよ。
何か、8号機のアルエットのモデルはウリンちゃんだとか、7号機のレイチェルのモデルはワリンだとか言ってる某名誉監督がいるみたいですけど。
でもまあ、桃鉄とコラボしているのは良かったね。
あれは当たろうが当たるまいが、趣味的には盛り上がれたよ。