【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

渡る緑の風

2013-06-06 17:25:05 | 香る庭の花綴り

【背比べ ~ 「藜(アカザ)」】






暖かな、黄金色の雲の浮かぶ
心愉しい午後であった。
炉辺荘イングルサイドの広い居間では女中の
スーザン・ベーカリーが陰にこもった
満足とも言うべきものを霊気のように
発散させながら座っていた。時刻は4時。
(中略)
扉口から吹き入る涼しい快い微風そよかぜは、
庭から幻想的な匂いと、
リラやミス・オリバーやウォルターが、
笑ったり喋ったりしている
つたの垂れ下った一隅の楽しそうな
賑やかな声のこだま を運んで来た。
                【「アンの娘リラ」 第1章】




   昨日までの快晴の空という訳ではありませんが、
  今日も概ね晴れの天気になっています。ただ、今日は少々湿気が・・。

   そのせいか幾分、蒸し暑く感じられます。
  ただ今日は風があります。そう、微風(そよかぜ)。

   尤も、これも 『アンの世界』 と違って、
  湿気を含んだ風ではあるのですが・・。

   ところで、“賑やかな声のこだま” と言えば・・。
  今朝は、鶯(うぐいす)がけたたましく? 啼いていましたっけ。

   いつもは、「ホ~~ッ、ホケキョ~ッ!」 と美しくもあり、
  ちょっぴり間延びしたその声に聞き惚れる事もしばしばですけれど。

   今日ばかりは、ちょっと勝手が違って。
  つい、“何かあったのかしら・・?” ~なんて。






【ブラックベリーの花】


                                     【胡瓜の花】
   さて今年の緑のカーテン。
  例年と違って朝顔とゴーヤ
  だけではなく、胡瓜も加えて。

   初めての胡瓜。
  しかしながら、もう何度か
  花も咲き、まだまだ小さい
  けれど、実も成っています。

   今の所、ゴーヤ以上に
  生長著しいのですが、
  果たしていかに・・?

   そのせいなのか・・?
  例年にも増して様々な蝶が飛来。

   アゲハ蝶は言うに及ばず、
  紋白蝶、黄色や黒、焦げ茶、
  はたまた、これまで見た事も
  ない青い蝶も。

   残念ながら、花から花へ
  移動するばかりで、
  ちっとも止まってくれませんけれど。

   そうそう、冒頭の写真。
  今年も大きな木にしようと思っている 「藜(アカザ)」 です。

   リンド夫人 が 「一晩で生長する木」 と言ったものですが、
  これで今、膝上位の高さでしょうか・・。

   この藜が生長し、夏の木洩れ日と、
  秋のかそけき葉姿が、今から楽しみな私です。