甘いおっパイに手が届かない、と分かったとき どうする?
パイの取り分は残っていませんでした。
(↓)ハニーパイ、甘い蜜のようなパイに手が届かなくなった、おとこの歌。
古くさい夢にはおさらば、しようっていう風にも聞こえます。
Beatles - Honey Pie
Honey Pie you are making me crazy
ハニー・パイ 君は僕を夢中にさせる
I'm in love but I'm lazy
愛してるけど あいにく僕は怠け者
So won't you please come home
だから 僕のもとへ帰ってきてくれないか
Oh, Honey Pie, my position is tragic
ハニー・パイ 僕は悲惨なありさまだ
Come and show me the magic of your hollywood song
ここへ来てハリウッドの歌をうたい 僕を魅了しておくれ
会社で40過ぎて、もう男の真ん中ではなく、脇道を行くしかないんだな、と感じる瞬間、
たくさんの人が経験することだと思います。
どんな頑張っても、たぶん、見合った報酬はないのだと感じる時。
特に、自分が真ん中にいるべき人間だと思っていた場合には、かなりへこみます。
視界が曇り、第一線のさらりーまんとしては終わった、と思えるような気分なのに、まだまだ先は長い。。。
ジョンレノンみたいに、メリーゴーラウンドはもう降りた!って言えればいいのですが、こんな時、みんなどうやって乗り越えるんでしょうね。
残念ながら、転職でやってきた僕には、昔からの自分の性根をよく知るひとも、そうそう周りにいません。
表面的なところで負けるのをやり過ごすくらいの器量は持ってるつもりですが、
根本的なところでは、負けるはずないし、負けたくもない、でも時々は負けてやるか、って思っている、
エースでいないと落ち着かない自分。。イヤな性分です、まったく。(-_-メ)
( 落ち込んで帰ってきたら、前にいた会社から、出願特許の報酬通知、が届いていたのが、慰めになりました。
5年以上も前のアイデア、出願特許に対して、退職してもお金貰えるんですね~ ( ^^) _U~~
まだ、30代だったし、飛び出してしまいましたが、
今でも、"今飲んでて、おまえの話してるんや~"と電話をくれるような上司がいました。
そもそも、今の会社に入った時点で、
パイの取り分なんてなく、個人の力ではどうしようもない限界が早晩来ることは、
わかっていたようにも思います。
自分の力でコントロールできないことは、いくらでもあるのです。
ラクなのをいいことに、40を跨いでやり過ごした自分がわるい。ワーク・ライフ・バランスは、かつてないほど良好なところなのです。
だったら、文句タレんな~ (-_-)/~~~!)
恵まれない処遇をうまくやり過ごした先人、先輩の教えを本の中にでも求めることにしました。
組織の中で階段を昇る、
収入や役職を確保して組織の中で高い機能発揮をすること、は素晴らしいこと。
でも、そこにこだわり、固執している、その程度の自分を茶化すくらいの器量を持って、
おとな、として残り多い時間を過ごしていこうか、と考え直すことにしました。
“ 一つの自己イメージで一生を過ごすことには無理がある”のです。
ある本に、40代になると、多くの人が “こころの定年 ”に突き当り、心が揺らぎ、悩むのだ、とありました。
そこで枯れずに、新しい多様な自己イメージを持ち、元気を回復する。
「組織の階段を昇る以外にも、いろいろな生き方があるのだと、強がりではなく心の底から確信できたときに、
会社ではなく、仕事、に対する気持ち、働く気持ちをリセットすることができる。」
思い込みと現実との葛藤に折り合いをつけ、
もっと深くて多様な、新しい自己イメージを創っていけるひとになること。
40代以降になって、そういったプロセスを探すことは、多くの人が抱える普遍的なテーマかもしれません。