ゴルフィーライフ(New) ~ 龍と共にあれ

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転回形の3パターンをコード進行させて揺らぎながら上手くなる

2013年08月04日 | ツールとしての音楽

前回記事で発見した、転回形の3パターン(1●3●5 /1●●3●5 /1●2●●5)を使って、鍵盤上のコードを行き来する作戦です。
(どのコードにも共通する転回形のフォーム(型)を覚える)

実際にコードをつなげて弾いてみるときには、同じCであっても、「ドミソ、ソドミ、ミソド」と鍵盤上での位置が変わります。

さらにCコード以外のコードも同様に、別の音階で鍵盤上で3つの位置を取り得ます。

ならば、各コードに共通な指の形「1●3●5、1●●3●5、1●2●●5」を基本の型として覚えて、
鍵盤上を揺らぐように行き来する、という感覚で弾いてみてはどうかというアイデアです。

そして、その揺らぎをパターン化して俯瞰できるように、鍵盤紙なるものを自作してみた。
(たったこれだけのものだが、ありそうでない。でも、五線譜やコード譜より分かりやすいかもしれない。)

鍵盤上の指のフォームを一音ずつ図示していうようなコード譜的なものが多いが、全体像がわかりにくくなる。
和音(コード)を表記するには、鍵盤と、そこを押さえる指の形(1~5指)の情報がシンプルに書き表されていればよい。

分かりやすさを求めるのは初学者だから、そこには初学者ならではの気づきがあるのかもしれぬ。

私なりに解釈を試みながら、工程表に添って理解をすすめていきましょう。

1. 4和音(セブンス)のコード

ピアノという楽器は、ギターよりも音の押さえ方の自由度が高く、音数が多くなっても響きが濁りづらいそうです。

ピアノなら7度(セブンス)の音もフォローし易い。

CM7(シーメジャーセブンス)はC△7とも書く。
Bm7(♭5)は難しい名前になってる(ビーマイナー・セブン・フラット・ファイブ)が、あまり気にしなくてよいそうです。シ、ファ、ラのコード(Bm)は難しい名前になるんだな、くらいでいいらしい。ポップスやロックではそんなに使わないが、ジャズでは頻繁に使うコードとのこと。

和音が4つに増えても、左手でルートを押さえて、右手はセブンスを加えた残り3つの音を弾くだけです

3和音と同じように平行移動で弾けます。

気になるのは、右手で弾くコードの構成音が本来の音階から移動すること。
例えば、Cのコードなのに、右手は、ドミソではなく、ミソシ(Em)を弾いている。
だから、右手側を転回形で弾くときも、ミソシを転回形で弾くことになる。

 2. 4和音の転回形

平行移動になるのは、1●3●5の指使いの時だけではないことが、書き出すことでよく分かるようになった。
1●2●●5や1●●3●5の時も、平行移動で各コードは弾けるようになっている。
(上の1●3●5の場合と同じように、1●2●●5についても、C△7→Dm7→Em7→とたどると順に平行移動している)

そして、先ほど書いたように、右手は" Cのコードなのに、ドミソではなく、ミソシ(Em)を弾いている "から、
4和音の転回形を弾くことは、3和音で二つ先(CならEm、DmならF、EmならG)の転回形を弾いているのと同じ、ということになる。

3. 4和音の転回形を使ったコード進行

C(ドミソ)を弾きながら、C△7ではEm(ミソシ、ソシミ、シミソ)のように弾く。

 コードを弾くときはどこを意識するのだろうか。

構成音だと思っていたが ------- CなのにEmの構成音を感じながら弾くというのもへんなハナシだ

指の形(フォーム)なのか ------- (指の形も構成音もバラバラで気まぐれな)コードネームに惑わされずに、鍵盤上を一定の形とパターンでもって揺らいでいるのがいいのか、 

この辺りの素朴な疑問は音楽をやりながら解決していきましょう。

4. 分数コード

C/Dだったら、C(ドミソ)に低音のD(レ)を加える。分母が低音部を表す。

いろいろなコード進行を、左手はあまり動かさずに、右手で転回形を使いわける形で弾いていく練習として、
4和音と分数コードは一括りにしてマスターしておきたいと思いました。

4和音で、3和音の二つ先のコードを弾きながら3和音のコード弾きも併せて覚え、分数コードを混ぜることで左手の練習を重ねる、、
一石三鳥的レッスン法です。

右手に集中できるよう、左手の動きをしっかり覚えてチャレンジしていくのがよいそうです。

ひとつの形や答えを教えてはくれない、
転回しながら、位置を変えながら、鍵盤の上を揺らぎながら漂っている、、
 

そう、揺らぎは自然の姿。

ゴルフは気まぐれな風と遊ぶものだったが、音楽もまた気まぐれなコードと遊ぶものなのかもしれない。 

自然を意のままにできないのと同じように、音楽もまた意のままにできるものなどとは思わない方が良いのかもしれない。

まるで、気まぐれコードが語りかけてくるかのような歌だ。

I never give you my number    オレは答えを教えないよ
I only give you my situation     立場を説明するだけだ
and in the middle of investigation  そうやって調べてるうちに
I break down                ボクはまいってしまう

The Beatles - You Never Give Me Your Money - Early Quality Restored!!!

このくだりはまるでドミナント・モーションだ。 魔法にも似た半音への憧れ。

But oh, that magic feeling, nowhere to go あの魔法のフィーリング、どこへ行くあてもない
Oh, that magic feeling
Nowhere to go
Nowhere to go 

 

ドミナント:
主音(トニック)に対して完全5度上の音であり、属音とも言う。
この音をルートとしたコードをドミナント・コードといい、ドミナントと略される。例えばキーがCであればドミナントはGである。
トニックへ進行しようとする力が働き、たいていフレーズの終わりや曲の終わりでは、ドミナントからトニックへ進行する。
また、ドミナントはセブンスを伴うことが非常に多く、この場合トニックへの進行感がより強くなる。

トニックへの夢が叶って、セブンスまで昇ったら、良い子はみんな天国へ。

One sweet dream came true... today
Came true... today
Came true... today...yes it did
One two three four five six seven,
All good children go to Heaven

コメント (4)    この記事についてブログを書く
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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (沙於里)
2013-08-05 11:21:21
ピアノ、来たんですね~♪
そろそろ箱から出たあたりかしらん。
わくわくですね(*^^*)
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きました~ (沙於里さんへ)
2013-08-05 12:16:51
こんなことやってる場合ではありません。
指づかい、ぼろぼろです。。
アタマと指輪がうまく連動してくれない感じで。
>_<
あっという間にに弾語り、ってわけにはなかなかいかないです。
(u_u)
返信する
ヤマハにしたのね♪ (ひか姐)
2013-08-06 16:05:07
私のは古いコルグでした。本がずっしり乗ってて蓋が開かないけど(笑)

ゴルフィーさん、ずっと先頭を走っていってください
鍵盤さわる前に指のリハから始めにゃならないから(笑)

楽器もゴルフと同じで反復練習が基本かも。
早くそのスタートラインに立ちたいです
返信する
充実のリハ、 (ひか姐さんへ)
2013-08-06 18:25:09
ゴルフにピアノに、目指す高みはなかなかなリハですから、がんばりましょう。

反復練習ですよね、
ピアノも地味なアプの練習みたいなところが、プレイをメイクするんですよね、きっと。
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