クリスマスチャリティーコンサート

朝は日射しがあった。
しだいに雲が広がり細かい雪が降り始めた。
午後には霰も降った。


両親が行っているＴ教会。
私も高校までは通ったが、洗礼は受けなかった。

今は日曜日は留守番をしている。

今日はその教会でクリスマスチャリティーコンサートがあった。

なぎぃも一緒に行くと言っていたが、ドタキャン。
母は寒いから行かないと言い、父と二人で出かけた。

ヴァイオリンが４人、ヴィオラが２人、それにチェロとピアノのアンサンブル。
教会は暖房が行き届かず寒いのだが、今日は雪が降るほどの寒さ。
ウールのコートとマフラーをしたままでも手がかじかむ。

それでも、生演奏は素敵だった。
父に言わせると上手くはないそうだ。
だが、生の演奏は、音と共に弦のふるえが直接響いてくる。
その心地よさはＣＤでは味わえない。

最初の曲はヴィヴァルディの「調和の霊感」。
プログラムを見て、どんな曲だろう？と思っていたが、ヴィヴァルディの曲はなんとなくどこかで聞いたような旋律だった。

例えば「砂の器」の映画で、風の吹き付ける海岸を歩くシーンが映し出され、辛かった過去を回想している時に流れてくるような旋律だ。
上質のサスペンスドラマで使われるようなメロディーだなと思いながら聴いてるのは私だけだったかも。

「クリスマス協奏曲」は最後の第６楽章の頃になると眠りそうになった。
あんなに寒かったのに眠くなるとは、クラシック恐るべし。

後半はクリスマスソングやくるみ割り人形からなど、聴いたことのある曲が多く楽しめた。


チャリティーコンサートなので、２時間ほどの演奏のチケットは５００円。
演奏者も全てボランティアでチケット代は経費を引かず全て被爆者団体に贈られるそうだ。
そう言うところがやっぱり教会。
寒かったけど行ってよかった。