デュランタ

爽やかに晴れた空。
お出かけによさそうな青空が広がっている。


昨日、なぎぃが入院した。
うつ状態がなかなか改善せず、自分から入院したいと言い出した。

私も入院は考えていた。
通院も３ヵ月ほどなく、もちろん薬も飲まない状態が続き、通院を促してもなかなか足が向かない様子だった。
先生に相談してみたら？と何度も通院を促したが、引っ張って行く訳にもいかず、どうしようかと思っていたところだった。

環境を変えて、薬をきちんと飲んで、辛い状態を改善して欲しい。
親に言えない深い悩みを、医師や看護師に話せたら少しは楽になるのではないか。
そういう期待もある。

なぎぃは、こんな状態で家にいることが迷惑をかけると医師に言ったらしい。
夫との関係もこじれたままで、私にも少し距離を置こうとしているような感じがした。

医師はなぎぃも信頼しているし、入院病棟の担当も同じ医師なので安心だ。
昨日、入院の手続きが済み帰る時も、なぎぃは特に何とも言わなかった。

病院でどんな夜を過ごしたのだろう。
知らない人ばかりの慣れない規則正しい生活に慣れるまでは緊張するだろう。


夕べ食事の支度をしながら、夫が入ってきたのに、なぎぃの姿を一瞬見たような気がした。
ドキッとして泣きそうになった。
一番寂しいと思っているのは私だった。