第555夜 蛍狩り

2008-05-29 23:16:03 | その他
2008.5.29(木)

会社の帰り道を田布施から光方面に取った。

田布施から通称吹田道路に出る手前で蛍を発見。車のライトとは別の光が見えたので、もしやと思い注視していると、2~3の蛍と思われる光が点滅する。

吹田道路に出るまでの農道沿いには小川が流れている。昔ながらの川で、川の両サイドは草ぼうぼうであるが人家の周りは綺麗に刈ってある。川沿いには田植えをし終わったばかりの田圃が水を湛えている。車が駐車できるスペースを見つけて停車し、川の中を覗いて見ると、いるいる、5~6匹の蛍の光が点滅している。久し振りに見たのでちょっと感動ものであった。

更に車で100mくらい進むと、川土手沿いに多くの蛍の光が見えた。ここでも車を停めて川の中を覗いて見る。なな、なんと、蛍が乱舞しているのだ。先程の土手とは違い、人家は無く道路と反対側は田圃と藪である。近くの橋の上に人影があったので近寄って見ると、近所のおばさんが夕涼みがてら蛍の舞を見ていた。凄いですねと言うと、こんなもんじゃないですよと言われる。今夜は少ない方だそうだ。

その内、私の足元に1匹の蛍が舞い降りて来たので、そっと両手で掬って見る。手の中でもお尻を懸命に点滅させている。そうだ、車のトランクの中にハッポウスチロールの軽いクーラーボックスがあったなと思い出し、子供に見せてやろうと思い取り出す。蛍がヨモギなどの草に停まっているので、ヨモギやその周辺の名も知らぬ草も一緒に採ってクーラーボックスに入れる。蛍を1匹だけクーラーボックスに入れてみると、ちょっと寂しいのでもう少し獲って帰ろうと思い、今度は釣り用のヘッドライトを取り出してきて蛍狩りを始める。

飛んでいる蛍は意外とすばしっこくてなかなか捕まえられない。それに無理に捕まえると潰してしまいそうなので飛んでるやつは諦める。川土手に停まっている蛍も危なっかしくて無理だ。川に落ちそうだし、仕事着のスーツや靴が汚れそうだ。仕方なく、傍に舞い降りてくるやつを待つ。これがなかなか思うように私の傍に舞い降りて来ないのだ。

暫らくして、またまた近所の人が通り掛かる。その方が言われるには、蛍を見るには今の時間が一番良い(20時30分頃)のだそうだ。この人も言われていたが、今夜は蛍が少ないとのこと。一昨日は凄かったと言われる。この人も蛍を捕まえるのを手伝ってくれた。お陰で10匹程度獲れたので御礼を言って帰る。

帰宅して早速娘に見せてやる。部屋の明かりを消して見たので、綺麗だねと言って感動。近くの農水路に放してやろうと言うと、家の小さな池の周りにしたら?と言うのでそれもそうだと思い直し、末娘と2人で放してやる。暫らくは池の周りをもぞもぞと動き回っていたが、1匹、2匹と次々に飛び立って行った。娘は、この周りに川も無いのでまたここに帰ってくるといいねと言う。1時間後にもう一度池の所に行ってみたが、もう蛍は1匹もいなかった。

今日の暦
・エベレスト征服記念日、1953年(S28)ニュージーランドの登山家エドモンド・ヒラリーとネパール人のシェルパ・テンジン・ノルゲイの2人が世界で初めてチョモランマの頂上を極めた。
・コンニャクの日、語呂合わせ。日本コンニャク協会とコンニャク栽培、生産者が1989年(H1)に制定。
・呉服の日、語呂合わせ。全国呉服小売組合総連合会が制定。

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