千一夜第3章第351夜 カレイ、アタリはあったんだけど・・・

2022-09-24 21:21:45 | サーフ

2022.09.24(土)

台風14号の後からめっきり秋らしくなってきた。朝夕も随分過ごし易くなり、夕方、畑での水やり程度では汗も掻かなくなった。日中の鍬振りでの畑仕事ではまだまだ汗だくになる。釣行は今時分が最も快適に出来る時季である。

今朝は5時起き、ぐずぐずしている内に釣り場に着いた時には朝まずめも終盤だった。埠頭先端西側には先客のサビキ釣り人が居たが、私は北側から北方向へサーフするので邪魔にはならない。一応断ってからサーフの準備に入った。

先客のサビキ釣り人2人、「高校生かな」と失礼なことを言ったが、装備全体を見れば高校生のものでは無い事は解る。まだまだ観察力が不足している。
彼らはサビキで一荷釣りだった。小サバが多かったが小アジも混じっていた。サイズは今一だったが、時には良型のアジも揚がる。この後友人が1人合流して3人となったが、恐らくクーラー一杯に釣ったんじゃないかな。大漁といったところである。9時頃納竿して帰って行ったが、帰り際にはちゃんと釣り場に海水を流して綺麗にして帰った。ここらあたりのマナーは良かった。最初の2人の内の1人は、私のブログを知っていた。会って直ぐにブログを書いている人ですねと言った。時々だが閲覧しているとのことだったが、ここらあたりは今一だ。毎日1回は閲覧しなきゃ。

私は4本の竿をサーフして、別に1本ロッドでキスの引き釣りをやった。8時過ぎまでにキスが8尾、終盤に1尾追加して9尾釣った。落ちギスで大きくなっていないといけないが、サイズ的には15㎝程度のものが殆どだった。2桁釣りたかったが、引き釣りをあまり熱心にやらなかったので届かなかった。

サビキ人の3人組が帰った後で、エギンガーが入って来た。始めて20分程度でアオリイカ1杯を揚げた。「居ましたねえ」と声を掛けると、初めて釣りましたと返答がある。一瞬耳を疑ったが、昨年からアオリイカのエギングを始めて、今日が初ゲットとのこと。記念すべき日である。継続は力なりである。胴長20㎝弱の良型、一番美味しいサイズであろう。

最初のアオリイカを釣ったのが9時40分、10時5分にはコウイカを揚げる。サイズ的には小さい方だがこの時季はこんなものか。11時5分には本日2杯目のアオリイカをゲットだ。私は彼よりも早く納竿して帰ったので、これ以降の釣果は解らないが、絶好調といったところだ。アオリイカは足で釣る釣りであるから、今後も色んな釣り場に行かれるだろうが、自分が釣った釣り場がベストの釣り場になる。彼のベストポジションはここ築港の埠頭となろう。

8時半以降から9時50分まではメゴチが1尾釣れただけ。但し1度だけカレイのアタリがあった。北側から少し西寄りにサーフした竿の竿先がペコリとお辞儀したのだ。暫くはそのままにしておいたが、竿を手に取り引くと確かにカレイの感触があった。そのままリールを巻いていたが、途中で突然軽くなった。針から外れたものと思われる。もう少しじっくりと餌を呑み込ませるべきだったかと悔やむ。まあこんなこともあるさ。
9時50分には良型のギザミ(ベラ)が釣れるがリリースした。

10時25分にはこれまた超久し振りにカワハギが釣れる。サーフでカワハギなんて滅多に釣れない。これは刺身にするとフグに負けないくらい美味なので持ち帰る。
昔、仕事で福川に勤務したことがあるが、電車通勤の時には屡々福川駅近くの小料理屋に寄ってカワハギの刺身を食したものである。肝をすり潰して紅葉おろしで食べる刺身は絶品だった。このカワハギを見てつい昔のことを想い出した。

この後は何も釣れず11時15分に納竿。やはりサーフは楽しい。

旧暦:8月29日
場所:徳山築港
時間:05:50~11:15
天候:曇りのち晴れ
気温:11時27℃
風 :西弱風
月齢:27.8
潮   :大潮 満潮07:42潮位286cm 干潮13:59潮位67cm
狙い目:カレイ
釣り方:サーフ
餌   :アオムシ
釣果:キス9・カワハギ1・ベラ1R・メゴチ1R

※最近はホンムシが釣具店に入らず、私もアオムシだけでやっている。入荷しても予約分しか無いようで、釣行日が決まっていれば餌の予約をしておいた方が良い。私の場合は思い付き釣行なので釣行日が確定的でない。従って予約は無理となる。ホンムシが入手出来るときに、塩ホンムシを作っておくと長く持つように思うがどうだろうか。

【9月24日過去の釣行記録】
・2006年華西防波堤、20:10~23:30、中潮、釣果=メバル5・アジ13
・2007年桑原港防波堤、07:00~12:30、大潮、釣果=キス5・マダイ1・カレイ1
・2011年櫛ヶ浜旧港防波堤、18:36~21:50、中潮、釣果=メバル3・小アジ7

【この日の釣り情報】
・この日の釣り情報はありません。

【旧暦8月29日釣行記録】
・2005年10月02日、粭島小瀬戸、昼間、大潮、釣果=アオリイカボウズ
・2005年10月02日、大島日本精蝋前、17:35~22:00、大潮、釣果=アジ1
・2008年09月28日、第2埠頭西側、14:10~16:20、大潮、釣果=キス10・小ダイ6
・2009年10月17日、櫛ヶ浜港旧防波堤、18:45~20:30、大潮、釣果=メバル5・シマイサキ1・チヌ1
・2015年10月11日、徳山築港、05:50~10:50、大潮、釣果=カレイ2・キス4・トラハゼ1・ハゼ4・イイダコ1
・2018年10月08日、徳山築港港公園前、07:00~11:30、大潮、釣果=ハゼ8・メゴチ5全R

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千一夜第3章第350夜 畑を作ろう その25 台風一過

2022-09-20 21:24:00 | 百姓仕事

2022.09.20(火)

19日の昼頃、台風14号が山口県に上陸したようだ。"ようだ”と言うのは気象庁より上陸の発表が無かったからである。台風の進路は県西部を通過したようで、私の居住地は瀬戸内の県東部に属するので、台風の中心からはやや外れている。とは言え、暴風雨圏内には入っている。風雨は何時もとは逆方向の東から西へと吹き込み、これまでは何ともなかった朝顔の蔓が巻き付いている格子状の盾がひっくり返っていた。それと、メダカの箱池の水が溢れそうになったので、合羽を着て2度ほど雨水を汲み出した。1年に1度程度は直撃を受けるが、今年の雨量は例年に比べると多かった。

我が家では家屋や人的被害は無かったものの、畑は水没状態である。但し、畝を少し高めに築いているので完全に水没した訳では無い。昨年は台風直撃で畝が完全に水没してしまったので、その体験が生きたわけだ。年に1度程度の暴風雨は織り込み済みである。但し、この水の量、写真はA面の畑であるが、今年は畑のほぼ全面にマルチシートを掛けたので、水が土に浸み込まなかったせいもあると思う。農作物はナスやオクラの幹が倒れたが、修復すれば元に戻りそうに思う。タマネギの苗はセルポットから移植したばかりだったので全滅かも知れない。

写真はC面の畑、ここもB面同様高めの土地であるが、左側のキュウリの棚の方は土地が低いようで完全に水没した。キュウリやマクワウリは、そろそろ全部廃棄して畝を造り変えようと思っていたので作物の被害は無い。但し、水が引いて畝が造り変えられるまでにどのくらいの日数が掛かるか解らない。A面とC面の畝にジャガイモを植え付けたばかりだが、種芋が腐らなければ良いが・・・。秋のジャガイモは腐りやすいとホームセンターの店員が言っていたが、やはり台風などの水害を見越してのことか。

 

左の写真はB面の畑であるが、A面よりは15㎝程度高い場所になるので、畑もA面ほど浸かってはいない。作物の被害はほぼ無いように思える。
右の写真はA面の①~④の畝であるが、この辺りが最も低地になることが今回解った。水やり用に置いているバケツも水が入っているにも関わらずぷかぷか浮いていた。

今年は好天気続きで畑全体がカラカラに乾いていたので、今回の台風での雨は、畑全体からしてみれば丁度良いお湿りだったかも知れないなあと楽観視している。

13時半頃には風は少々あったが雨は上がり、夕方には孫等が夕食に来たので、ジャブジャブと畑に入ってナス、オクラを収穫してお土産とした。

23日からの3連休も雨に祟られるようだ。今年のシルバーウイークは雨ウイークだ。

【9月20日過去の釣行記録】
・2007年日石前岸壁、20:20~22:20、長潮、釣果=タコ1・アオリボウズ
・2008年晴海埠頭、19:30~22:37、中潮、釣果=チヌ1・アジ3
・2014年笠佐島周辺、06:00~13:00、中潮、船釣り、釣果=ハマチ狙い、全員ボウズ

【この日の釣り情報】
・2010年日石前岸壁、19:00~21:30、中潮、釣果=アオリイカ4

【旧暦8月25日釣行記録】
・2007年10月05日、華西防波堤、18:15~19:15、長潮、釣果=アオリイカボウズ
・2010年10月02日、第2埠頭南端、06:00~10:40、長潮、釣果=キス2
・2013年09月29日、華西岸壁、17:30~19:30、長潮、釣果=太刀魚ボウズ
・2016年09月25日、徳山築港、06:00~10:30、長潮、釣果=カレイ1・キス11・イイダコ1・小ダイ多数
・2020年10月11日、日立製作所南方岸壁、05:40~10:00、長潮、釣果=小マダイ8R

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千一夜第3章第349夜 畑を作ろう その24

2022-09-14 15:15:06 | 百姓仕事

2022.09.14(水)

史上最短の梅雨明け宣言だったが、梅雨明け後に雨が降り梅雨明け宣言撤回、逆に平年よりも3日程度遅い梅雨明けとなった。
幾ら科学や技術が進歩しても自然現象の前には無力であるということだ。自然現象は神の意志ということだろう。

今回は8月初旬から中旬までの畑仕事の概要を纏めた。
この時季は概ね夏野菜の収穫と畝の再造成、草取りが主体となる。現状、A(10畝)、B(6畝)、C(7畝)の3面に畝を23畝造っている。この畝を全て9月中に再造成する積りなので頗る忙しい。膝の調子もあまり良くないので程々にしなければとは思うが、性分なので致し方なし。
私は菜食主義者という訳では無いが、毎日収穫する大量の野菜を自家消費するためには食べ続けなければならない。

8月1日(月)

B面①の畝の草取りをして九条ネギも抜いて畝の再造成に掛かる。2日掛かりの作業となる。
苦土石灰、牛糞、鶏糞を混ぜて均す。明日再造成完了予定である。B面①の畝の九条ネギ(雑草に埋もれて良く解からない)とC面②の抜いた九条ネギをB面①の畝の再造成が完了したら全部移植しようと思うが量が多すぎて無理かも知れない。

B面①の畝を耕していたらケラが出て来た。何十年振りかに見たが、暑いせいかあまり勢いが良くなかった。ケラ(螻蛄・碩鼠)を手に取れば両手で掻き分けて逃れようとするが、その勢いが少し弱かった。この後3匹も出て来たので、結構土の中に巣食っているものと思われる。

マクワウリ3個、ナス2本、オクラ6個、ミニトマト100個収穫。程度の差こそあれ毎日この状況である。今日も孫等が来たが、持って帰ろうとは言わなかった。

8月2日(火)

昨日に続き、10時30分からB面①の畝の造成を始めて11時頃完了、マルチを掛ける。
13時頃まで九条葱の移植をやり休憩をとる。少し昼寝をして16時30分から再開、18時5分完了。B面①とC面②の九条葱は全部移植した。出来ればB面⑤の九条葱もここに移植したいが、今日の移植で根付くかどうか様子を見て決める。

8月4日(木)

紙ポット32個でダイコン育苗、A面②の畝に植える予定だが、まだ畝の再造成をしていない。苗に追われるようにして畝の再造成に取り掛からなければ、なかなか前に進まない。気持ちばかりが先行するのだ。
現状、育苗はセルトレイやポットでして、ある程度成長してから畝に移植するが、どうも今年は順調にはいかない。暑さのせいか、或いは草取りの手間を省くため畝全体にマルチを掛けたのが悪いのか(恐らく畝の中は高温)、移植のタイミングが早過ぎるのか、枯れるものが多い。そのため、移植する苗の予備も同程度作ることになる。試行錯誤してやっているがなかなか上手くいかない。
先日、近所の畑を作っている人と話したが、私が上手くいかなかったという野菜の種類は、その人もやはり上手くいかなかったと言われたので少し安心した。特にイチゴが上手くいかなかったのだが、その人も私同様のようだったし、イチゴ作りが上手いと言われている人もどうも上手くいかなかったようである。こういう話を聞くと、ど素人の私でも私だけじゃなかったんだと安心する。

8月6日(土)

ナス13本、オクラ21個、キュウリ2本、ミニトマト110個、マクワウリ7個収穫。
近所の人が話に来たのでマクワウリ1個進呈した。隣の自転車屋さんにもナス、ミニトマト、オクラ、マクワウリなどを進呈した。押し付ける訳にはいかないが、知り合いに出会えば持って帰ってもらうことにしている。

A面⑥の畝に、7/28ポットから移植したキャベツの苗が、異常な暑さのせいか7本枯れたため、追加で育苗した苗7本を追加移植。まだ2~3本枯れそうなので、また新規に植えるスペースも3本分あるため3号ポット4個に2粒宛キャベツの種を蒔く。どうも育苗、移植が上手くいかない。直植えの方が良いのかもしれない。昨年は全て直植えで失敗は大して無かった。まあいろいろやってみてから今後の方針を決めようと思っている。

8月7日(日)

枝豆収穫。この日は孫等が我が家で夕食を食べて帰るということで、夕飯の食卓に上った。ビールに枝豆、最高の組み合わせだが、「クレしん」じゃないが、子供らは枝豆が好きで私の分は極々僅かしか残っていなかった。枝から捥ぎたての豆は市販のものとは全く味が違う。市販の枝豆でうまい美味いと言っていたのが嘘のようである。

8月8日(月)

A面④の畝、A面③の1/3の畝の再造成が完了。またA面②の畝の草取りもした。後日再造成予定である。順調に畝の再造成は進んでいる。
またA面②の畝の古いマルチを剥がして草取りをした。後日再造成予定。暑くて敵わないので、川で水浴びを5~6回したため、夜は鼻水が止まらなくなった。

ダイコンの種が32ポット中5ポット発芽しないので種を追加した。これも移植が難しそうだ。

8月11日(木)

A面②の畝の再造成が完了、8日から畝造りに掛ったので再造成まで4日掛かった。マルチを掛けるのは1人では困難なので家人に手伝って貰うが、それ以外は全て私1人でやっている。失敗を他人のせいにしたくないので、自己責任に於いてやっている次第である。この畝にはダイコンの苗を移植する予定。

8月14日(日)

 

14時20分から、虫除けの対策をして孫と畑に出た。まずは2番目の孫(3歳2か月)がミニトマトを4つ、マクワウリ1個を収穫した。暑くて汗が出たけどトウモロコシの皮むきが上手になった。

収穫後は納屋で一休み。夕食は3人の孫がトウモロコシばかり食べたので、ご飯があまり食べられなかった。特に一番下の孫(1歳3か月)がトウモロコシ大好物で、身を乗り出して母親に催促する。食べ過ぎてお腹がパンパン状態になった。

8月15日(月)

17時30分からA面②の畝に紙ポットで育苗したダイコンの苗を26本移植した。
紙ポットのまま植えたが、従兄弟で畑の師匠博ちゃんは、紙ポットが融けずに残ったと言う。融けなければどうなるか? 紙ポットで育苗と植え付けが出来れば一番良いのだが・・・SDGsでプラから紙ポットになったと思うのだが・・・。予備に6本の苗もある。枯れた所へ補う予定である。
昨年と今年春にもこの畝にダイコンを植えたので今回が3度目である。春は100本程度植えたが、捨てる方が多かったので確実に消費出来る程度の量にした。

以上が8月中旬までの畑動向でした。何しろ雨が降らないので毎日が水やり、それから秋野菜の準備などで忙しい。
まあ、暑いので釣行しても釣れないだろうし、運動不足を解消するには丁度良いかも知れない。作業後は全身汗まみれ、シャツは搾れば汗が落ちそうである。直ぐにシャワーを浴びて、それから時間を掛けて晩酌である。

【9月14日過去の釣行記録】
・2005年室積普賢寺前堤防、18:00~20:30、若潮、釣果=アジ20
・2007年日石前岸壁、19:20~20:15、中潮、釣果=アオリイカボウズ
・2008年晴海埠頭、19:00~21:30、大潮、釣果=メバル1・アジ2
・2013年洲鼻・落・はなぐり、07:30~11:00、長潮、釣果=アオリイカボウズ
・2018年日石前防波堤、18:00~20:00、中潮、釣果=アオリイカボウズ

【この日の釣り情報】
・2007年粭島神社前、18:00~20:00、中潮、釣果=アオリイカ1

【旧暦8月19日釣行記録】
・2007年09月29日、福川夜市川河口、06:10~10:10、中潮、釣果=キス11・マダイ1・カレイ2・キビレ1
・2010年09月26日、日石前防波堤、17:00~19:00、中潮、釣果=アオリイカボウズ(先人=5杯)

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千一夜第3章第348夜 やっぱりサーフは良いね

2022-09-11 22:35:25 | サーフ

2022.09.11(日)

最近の釣行は6月が1回、7月が2回、8月が1回と過去最低の釣行記録である。しかもカレイ狙いは6月1日以来3か月以上もご無沙汰だった。そして私のホームとも言える徳山築港のこの釣り場も5月17日以来である。
今朝は来た早々、先ずはあけぼの丸の前船長や馴染みの乗組員らが、「久し振りですね」と挨拶に来る。そして次には月丸の船長、同じく「久しぶりですね」で会話が始まる。最後に常連の散歩人(双眼鏡が趣味の年寄り)も、「久しぶりですね」と挨拶、今日はロッド持参だった。約4か月振りの釣り場なのでみんな久し振りなのだ。あっ、もう一人忘れていた。以前、割と大きいチヌを差し上げた犬の散歩人のおばさまも同様に挨拶された。

今朝は釣具店経由で釣り場に着いたのが5時過ぎ、釣り場の先端(私のサーフ場所)には既に釣り人が一人、アオリイカ狙いの釣り人だった。サーフ方向には台船が埠頭先端まで出張っている。台船からサーフ出来るので丁度良いと思い釣り具を運ぶ。あけぼの丸の船員が、日曜日には作業は無いので台船は終日このままだと言う。台船に横付けされているあけぼの丸も6時過ぎには出港するとのことなので、何時もより15~20mも遠投できる。殆どサーフしたことが無いポイントへサーフ出来るのだから期待も高まる。この時季はまだ水温も高く、カレイは深場に移動しているので思惑は一致する。

今日は5時20分サーフ開始、4本の竿を出した。まずめ時は曇っていて湿度も高い。ジワリと汗が滲んでくる。サーフし終わってからは、埠頭のエギング人や船員等と暫く歓談する。
6時15分に竿先が大きく揺れる。こういうアタリはタイ系のアタリである。竿を引くと魚が頭を振る。まず十中八九チヌかキビレである。この感触も久し振りなのでゆっくりリールを巻き上げる。足元近くまで寄せてやっぱりキビレかと納得。31㎝と小振りではあったが引きは充分楽しませて貰った。キビレは持ち帰らないので直ぐにリリースした。この後、6時40分にも同サイズのキビレが釣れた。

キビレが釣れた直後、別の竿で10㎝強のピンギスが釣れた。
冒頭にも書いた常連の散歩人氏、今日はロッド持参である。狙いはキスとのこと。ここ最近は毎朝、下松第2埠頭の中電前に通っているとのこと。前回、8月10日に私がキスを釣りに行った場所である。この時はピンギスを20尾程度揚げたが、最近は大きくなっているとのこと。18㎝前後のものが殆どだと言う。昨日はこの人では無いが、別のキス釣り人が28㎝のキスを揚げたとのこと。正しく肘叩きである。エソと見紛うほどのキスであるが、こんなものは一生に一度釣れるかどうかのキスであろう。私はまだ肘叩き級は釣っていない。今朝も第2埠頭へ行ってからここに来たとのことだ。しかし、私が見ている限りここでは全く釣れた気配は無い。私が納竿時、この日3尾釣ったピンギスを全部進呈した。氏のクーラーには第2埠頭で釣ったと思われる数尾のキスが入っていた。

6時30分、1本だけ台船から真下に落としていた仕掛けにゴンズイが釣れていた。このゴンズイ君、非常に大きい。鰭に触れると大変な目に合う。猛毒を持っているので、ゴンズイの上にタオルを掛け、足で踏んずけて針を外した。不用意に置いておいて他人に危害が及ぶといけないので、直ぐに海に戻す。よく見ると口の両端から触角が2本出ている。ナマズのようである。ゴンズイってナマズの種類に入るのかなあ。調べたことが無いので不明。

3分後の6時33分には小マダイが釣れる。小さくても頭をフリフリする。掌に伝わって来る感触はノッキングである。この釣り場では時々ではあるが、良型のマダイが釣れる。この小マダイも即リリースである。
以上が6時台の釣果である。一時期に比べると比較にならないほど魚の活性は上がっている。本命のカレイは揚がらないが、これだけでも十分に楽しめた。
この頃には、空は晴れ上がって釣り気分も良かったが、湿度が高いので汗びっしょりである。頭から汗を掻き首筋に流れ、顔からも汗が滴り落ちる。堪らずに車に駆け込み涼を取る。

7時20分にも結構良いアタリ、またキビレかと思ったが今度はギザミだった。良型のギザミで広島では高級魚として食される。こちらでは嫌と言う程釣れるのに所変わればというやつである。7時40分にも同型のギザミが釣れる。ギザミも私は持ち帰らないが、時々貰って帰る人がいるので納竿時までバッカンに入れていた。今日は誰も欲しいと言う人が居なかったので帰りにはリリースした。

さてさて、やっとと言うか、遂にと言うか、来ましたよ、カレイが。
8時47分、アタリは見なかったが、竿を引くと重い、それにぴくっと掌に伝わって来るものがあり、これは何か魚が付いているなと直感。リールを巻き上げる途中で、カレイ独特のノッキングがあり確信する。大して大きくはなかったが、煮付けサイズの25㎝、今日はこれでも十分である。久し振りのカレイである。この勢いを今後に引き摺っていきたい。

9時40分、餌切れ納竿とした。常連の散歩人さん、今日はキス釣り人であるがまだ粘ってやられるようだ。私はお先に失礼。
8時以降はカレイ1枚とキス2尾、そして最後に毒が無いという大きなフグが釣れた。しかし持ち帰りはしない、リリースした。今日は暑くはあったが、気分良くサーフ出来た。台船の上の広々とした所からサーフしたせいもあるだろう。持ち帰りはカレイ1枚のみ。

釣行日:9月11日
旧暦:8月16日
場所:徳山築港
時間:05:20~09:40
天候:曇りのち晴れ
気温:6時30分28℃ 8時30℃
風 :東弱風
月齢:14.8
潮   :大潮 満潮08:58潮位330cm 干潮03:10潮位89cm
狙い目:カレイ
釣り方:サーフ
餌   :アオムシ
釣果:25cm カレイ1・キス3進呈・キビレ2R・ゴンズイ1R・小マダイ1R・ギザミ2R・フグ1R

【9月11日過去の釣行記録】
・2005年粭島小瀬戸、18:30~21:30、小潮、釣果=アジ6・キス1
・2010年笠戸深浦港防波堤、18:08~20:10、中潮、釣果=アオリイカボウズ
・2011年粭島小瀬戸~大島大原、18:40~21:00、大潮、釣果=40㎝チヌ・メバル1・アジゴ多数

【この日の釣り情報】
・2007年日石前防波堤、夜、大潮、釣果=アオリイカ2人で8
・2009年日石前防波堤、夜、大潮、釣果=コウイカ1

【旧暦8月16日釣行記録】
・2006年10月07日、華西防波堤、17:30~00:30、大潮、釣果=メバル11・アジ5・タナゴ1
・2009年10月04日、洲鼻港、09:00~10:00、大潮、釣果=マダコ1
・2009年10月04日、日石前防波堤、夜、大潮、釣果=アオリイカ2
・2010年09月23日、日石前防波堤、18:20~20:00、大潮、釣果=アオリイカボウズ
・2012年10月01日、日石前防波堤、19:00~20:30、大潮、釣果=マダコ1

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