千一夜第3章第220夜 最近の読書25

2020-04-29 12:27:54 | 読書

2020.04.29(水)

我が社も協賛企業となっている関係上、初回から参加していた「上関真鯛釣り大会」が今年9回目となるが、新型コロナウイルスの感染が拡大している状況を鑑み、4月20日、正式に中止と決まった。東京オリンピックの延期、又、全国に緊急事態宣言が発せられた時点で予想されたことだった。文書でも知らせて来たが、実行委員会の委員長からも直に電話を貰った。今年は6月7日開催予定だったが、準備に携わってこられた方々にはご苦労さまでした。来年は開催されることを祈っています。

最近読んだ本。記載するのは今回で25回目、評価を付けるのも気が引けるが、最も面白く読んだものは☆5つである。


4歳の孫娘がドラムの練習。

『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』 村上春樹著 文春文庫 評価☆☆☆☆☆ ’20年3月3日読了
寸評:多崎つくるは名古屋での高校時代、4人の男女の親友と完璧な調和を成す関係を結んでいたが、大学時代のある日突然、理由も告げられずに4人から絶縁を申し渡される。理由も解らずそれを受け入れたつくるは、その時期死の淵を彷徨い漂うように生きて来た。つくるは趣味の延長で鉄道の駅を作る大学に入り、卒業して鉄道の駅を作る会社に就職した。社会人になって10年も経った頃、新しい恋人沙羅に促され、あの時に何が起きたのかを探り始める。5人は完璧な調和を成す関係だったはずだが・・・、青春時代のはかない、取り戻すことの出来ない無念の真実に向き合う。つくると恋人沙羅のその後も気になるが、小説では明かされていない。恐らく別れたであろうと想像する。

『村上海賊の娘』1~4巻 和田竜著 新潮文庫 評価☆☆☆☆ ’20年3月19日読了
寸評:本屋大賞、吉川英治文学新人賞受賞作。木津川合戦の史実に基づく壮大な歴史巨編である。戦国乱世にその名を轟かせた海賊衆、瀬戸内海の島々に根を張り勢力を誇る当主の村上武吉、彼の豪勇と荒々しさを受け継いだのは娘の景(きょう)だった。主人公の能島村上の姫、景は地元では捍婦で醜女と言われ(色黒で彫が深い現代では美人か)縁談も儘ならぬが、安芸の百姓の一行宗徒に大坂の堺に行けばもてるはずだとおだてられ、ついその気になり百姓等を船で大坂本願寺まで送る。その実、真鍋氏を始めとする泉州の海賊等には絶世の美女と大もてだったが、彼らは信長の配下となり本願寺攻めの先鋒を務める。一向宗門徒の大坂本願寺側に劣勢だった織田方だが、信長の急襲により反転、封鎖された難波海へ遂に姿を現す毛利家と村上家の大船団、村上海賊には毛利も知らない秘策(鬼手)があった。2巻以降は戦の解説付き実況中継の様相である。

『小沢一郎はどのように自民党をぶっ壊したか?』 大下英治著 徳間文庫 評価☆☆☆☆ ’20年3月25日読了
寸評:史上空前の圧勝で民主党を勝利に導き、自民党を完膚なきまでに叩きのめした小沢一郎を描く。民主党政権で軸となるのは小沢一郎である。小沢抜きで民主党は語れない。小沢のくノ一刺客術、小沢の天下獲り、自民逆襲のシナリオの3部構成である。小泉改革は保守本流を受け継ごうとする潜在意識の表れだった。結果、自民党の票田、古い支持母体と最も繋がっていた経世会を潰した。これにより自民党が弱体化し民主党に利する。政権交代はその結果と言われるが、小泉改革の歪みと後継総理たちの失態、支持急落した宿敵にどのようにとどめを刺したか。平成19年7月の参院選挙で60議席獲得し第1党となり与野党逆転のねじれ国会となり、小沢ガールズが誕生した平成21年8月の総選挙では民主党308議席を取り第1党となり政権交代を達成した。民主党は国家を導くための体制作りにかかるが・・・。本書は平成21年11月で終わっている。


4月6日、光市の河川敷の満開の桜、コロナウイルスの影響か、お弁当を開いている花見客は全部で2組だった。

『地銀支店長』 清水一行著 徳間文庫 評価☆☆☆☆ ’20年3月31日読了
寸評:短篇6編が収められている。表題作の「地銀支店長」では過酷な支店経営のため、支店長が預金流用、浮き貸しなどにより利益を確保していくが、抜打ちの特別検査により発覚、支店長は1銭の金も着服していないが、業務上横領犯人として地検に告発される。次期頭取候補の常務に身を任せるが・・・。「部長の女」麻雀の六本木ルールで若く美しいコンパニオンと一夜を共にする中堅企業の部長、初老の主人公の煩悩に揺れる心理を描く。「歯止めの十字架」は1968年に起こった日通事件を素材にしたクライムストーリーである。「女の再生」は美容整形や処女膜再生の世界を、美貌の女医をヒロインに据えて描くが、私にしてみれば吉行淳之介作品の2番煎じに映り不可作品である。「棒の交差」は赤線出身の女と電話局に努める男との、離婚、再婚、再離婚、再再婚・・・と繰り返す2人の男女を描く。兎に角不思議な面白さを内包している。「脅しの筋立」は大手企業の宣伝担当者が巻き込まれていく蟻地獄のような罠に嵌る当惑と憤りがひしひしと伝わる1編である。

『羅生門・鼻・芋粥』 芥川龍之介著 角川文庫 評価☆☆☆☆ ’20年4月2日読了 再読
寸評:再読であるが40年振りくらいである。嘗て読んだ時には旧仮名遣いの難解な文章で、全部読み切ったかどうかすら覚えない。この本は著者の初期の短篇18作品の作品集である。表題の「羅生門」「鼻」「芋粥」は時代小説であり現代小説でもあると言われる。人間の本質としての悪、人間関係の織り成す社会の悪の認識という、芥川文学のもっとも本質的な主題の所在を告げる作品である。「鼻」は師匠の漱石に激賞されたとのことだが、成程、人間描写など漱石の手法に似ている。他の短文は今日でいうエッセイのようである。またメモや覚書のようなものもあり、落語、講談調のものもあり、多様である。「日光小品」という覚書のような作品があるが、芥川賞作家の吉行理恵の受賞作「靖国通り」を思い出した。他には「大川の水」に感銘を受けた。

『風の忍び小太郎』 柳蒼二郎著 コスミック文庫 評価☆☆☆☆ ’20年4月6日読了
寸評:著者の本は初めてである。風間の小太郎は半世紀以上も前の小学生の頃、漫画で読んだ。この小太郎伊織は6代目である。風間一族を率い、家康との約束にて江戸の鎮護を任されるが、実情は無役の小普請組である。仕事と言えば一族の2人の甚内(吉原の総元締めと江戸一円の古手商いの元締めの2人甚内)や用人孫兵衛の報告を淡々と聞くのみの日々。伊織は天守の上で何をすることも無く眼下に広がる江戸の街並みを見下ろすのが常である。そこには必ず柳生十兵衛も付き合う。将軍家光も天守の屋根の上の2人を認めてもとがめだてはしない。特別な2人である。しかしその安穏が突如打ち破られた。「時渡り」の異名を持つ弦左が現れる。江戸に危害を加えると風間を挑発する。運命の死闘が始まる。面白いがもう少し長編でも良かった。


4月11日、従兄弟からタケノコを沢山貰う。非常に美味だった。

『何もかも憂鬱な夜に』 中村文則著 集英社文庫 評価☆☆☆☆☆ ’20年4月7日読了
寸評:重い小説だった。死刑囚の刑執行の様子が詳細に書かれている。死刑判決もマスコミや世間が騒ぐか騒がないかで影響される。遺族感情にも格差がある。要は死刑判決の基準が曖昧であることが問題である。死刑は人間が決められるものではない。冤罪や矛盾が多く出るからだ。殺人は云わば伝統的な人間の傾向の一つである。小説では若い死刑囚の心の葛藤の告白が重く響く。思春期に彼女でもできれば殺人というような重大犯罪は減少するだろうと思う。また、刑執行人の苦悩も描く。控訴しない死刑囚には控訴を勧める。自殺した友人の記憶、大切な恩師とのやりとり、刑務官の自分の中の混沌が描き出される。重大犯罪と死刑制度、生と死、そして希望と真摯に向き合った小説である。

『ポケット 親鸞の教え』 山崎龍明著 中経の文庫 評価☆☆☆☆ ’20年4月13日読了
寸評:亡くなった義父が親鸞の信奉者だった。我が家も義父家も同じ浄土真宗である。昔は一向宗として迫害された歴史もあるが、 今日ではかなり隆盛のようだ。その義父とも時には親鸞の教えについて語り合ったこともある。ところが、どこか話が微妙に食い違ってくる。嘗て親鸞のものは数冊読破しているのだが・・。この本でその謎が解けたように思う。親鸞の思想は、親鸞以降、だいぶ親鸞以前の浄土宗に戻ってしまったかの観があるという。現生に念仏とともに生き抜く道から、来世主義としての浄土往生一辺倒になってしまったらしい。義父はそこら辺の所を理解していたようで、私が間違った解釈をしていたことに気付いた。なかなか難しい本だったが熟読した。

『夢幻花』 東野圭吾著 PHP文芸文庫 評価☆☆☆☆☆ ’20年4月16日読了
寸評:第26回柴田錬三郎賞受賞作。花を愛でながら余生を送っていた老人・秋山周治が殺された。第一発見者の孫娘の梨乃は、祖父の庭から消えた黄色い花の鉢植えが気になり、ブログにアップするとともに、この花が縁で知り合った大学院生・蒼太と事件の真相解明に乗り出す。一方、刑事の早瀬も別の思いを胸に秘め事件を追う。祖父の死の数か月前にはバンドマンの従兄弟が自殺する。それらの死は全て夢幻花という黄色の花の咲くアサガオに纏わる。江戸時代からの同じ宿命を負った蒲生家と伊庭家の子供、蒼太と孝美が偶然にも絡み、また蒼太の年の離れた兄・要介も重要人物。宿命を背負った者たちの人間ドラマが展開していく。著者の真骨頂のミステリーである。


昨年食べたビワの種と巨砲の種をプランターに捨てていたら芽がでたので、鉢に移し替えてみた。

『日本史の謎がおもしろいほどわかる本』 「歴史ミステリー」倶楽部著 王様文庫 評価☆☆☆ ’20年4月21日読了
寸評:定説となっている事象なのど裏を読む。歴史を変えた一大事の意外な首謀者、決して表沙汰にならなかった歴史、今、明らかになる封印されてきた過去、その死に不審な点あり!、大胆な仮説から真実が見えてくる、死んでもいえなかった?意外な事実の6章から構成されている。全体的には古代、戦国時代、江戸時代の人物、事故、事件、争いが大半を占める。歴史書などは勝者により書かれたものが多く、勝者に都合よく改ざんされたものも多いだろう。記紀などもその部類に入るかも知れない。本書では日本史上に起こった事件、活躍した人物の、表舞台には決して現れない謎の数々を探る。

『走ることについて語るときに僕の語ること』 村上春樹著 王様文庫 評価☆☆☆☆☆ ’20年4月23日読了
寸評:熱心な読者ではなかった私は、著者が長距離ランナーだとは知らなかった。本書では2006年のニューヨーク・シティー・マラソンやボストンマラソンまでの25回のフルマラソン、ウルトラ・マラソンを完走した後のスランプからトライアスロンへの挑戦などを綴る。と同時に著者の自発的で求心的な、自然な前向きな活力のある文学論を、走ると言う行為を媒介として展開していく。著者はこの本を前半生のメモワールのようだという。小説を書くことはフル・マラソンを走るのに似ている。小説家にとって最も重要な資質とは、1に才能、2に集中力、3に持続力だという。文学的才能がなければどんなに努力しても小説家にはなれないという。興味の尽きない一冊だった。

【4月29日過去の釣行記録】
・1997年粭島岩島、船釣り、09:30~14:30、小潮、釣果=チヌ2
・1999年奈切大気暴露試験場前、09:00~12:0、大潮、釣果=カレイ2
・2005年笠戸本浦港堤防、09:30~17:00、中潮、釣果=グチ1・アジ20・メバル1
・2006年第2埠頭東側、06:30~15:40、大潮、釣果=カレイ12・アイナメ1・タナゴ3
・2007年寺崎・本浦港堤防、06:00~16:30、中潮、釣果=カレイ6・アイナメ2・キス4・タコ1
・2009年第1埠頭西側、06:20~12:40、小潮、釣果=カレイ3・キス1・キビレ1
・2010年中電西側、07:20~12:20、大潮、釣果=ソイ1・アイナメ4
・2012年櫛ヶ浜新港防波堤、19:20~22:20、小潮、釣果=メバル13
・2013年徳山築港、05:40~10:40、中潮、釣果=カレイ5・キス7・ハゼ2
・2014年櫛ヶ浜新港防波堤、19:10~21:50、大潮、釣果=メバル12・セイゴ1
・2015年徳山築港、05:20~14:00、若潮、釣果=37、33cmカレイ・木っ端ガレイ5
・2016年徳山築港フェリー乗り場南端、05:50~14:00、小潮、釣果=カレイ6・キス5・ハゼ2・ナマコ1
・2017年徳山築港フェリー乗り場南端、05:10~10:40、中潮、釣果=30cmカレイ1・木っ端ガレイ3・マダイ1・ベラ3・ナマコ2
・2018年今津川河口東側、05:40~11:40、大潮、釣果=23cmカレイ1、S=46.5cm国民栄誉賞的マコガレイ

【この日の釣り情報】
・2006年第2埠頭東側、19:30~21:30、大潮、釣果=キビレ2・アナゴ16・キス2
・2006年庄の浦港防波堤、朝~夕方、大潮、釣果=カレイ12・キス4・ハゼ4・ナマコ1
・2006年笠戸寺崎、夜、大潮、釣果=メバル爆釣
・2007年切戸川河口、19:00~21:00、中潮、釣果=キス2
・2007年笠戸大城下、19:00~22:00、中潮、釣果=メバル24・アジ2・タナゴ2

【旧暦4月7日釣行記録】
・2005年05月14日、第2埠頭中電前、05:30~13:00、小潮、釣果=ハゼ3・キス2
・2005年05月14日、第2埠頭東側、13:00~19:20、小潮、釣果=カレイ1・アジ20・アイナメ2
・2005年05月14日、第2埠頭西側、朝方、小潮、釣果=サビキでアジ20
・2005年05月14日、市境グランド傍テトラ、昼間、小潮、釣果=25cm級キスが釣れる
・2006年05月04日、笠戸寺崎、夜、小潮、釣果=18cmメバル3
・2008年05月11日、粭島小瀬戸、19:10~23:40、小潮、釣果=メバル13(18cm前後)・アジ6(22cm)
・2012年05月27日、第2埠頭東側、09:20~12:20、小潮、釣果=キス3・アイナメ1
・2019年05月11日、徳山築港、05:20~10:40、小潮、釣果=木っ端ガレイ10・キス2・ナマコ1

 

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千一夜第3章第219夜 天気晴朗丸ボウズ

2020-04-25 17:08:39 | サーフ

2020.4.25(土)

コロナウイルスの蔓延による緊急事態宣言が発せられ、不要不急な外出は控えるようにという指示が出ている。遊漁もその例外ではないようで、多少の募集はあるようだが概ね休業状態となっている。この際、狭い船内でぎゅうぎゅう詰めの釣りは避けたい。反面、釣具店は賑わっているようだ。3密を避けて遊ぶには釣りは持って来いだ。海岸線は広いので投げ釣り、浮き釣り、サビキ釣り、エギング、何でもござれである。しかし釣り場に行く前に、人の多い釣具店に寄るのだからリスクはある。今は3密は勿論だが、外出すること自体が嫌悪される状況だ。しかし、早朝(5時前)の釣具店は概ね空いているので、前日予約しておいた餌を素早く取りに行き、素早く釣り場に向かうのだ。今朝は釣具店で餌を買ったらマリーゴールドを貰った。母の日が近いからかな。帰宅後、プランターに移し替えた。

5時過ぎに釣り場に着く。外気温は7℃なので少し寒いが、久し振りに風は緩くべた凪、絶好の釣り日和になりそうだ。今日は黄砂注意報が出ていたようだが、その影響は感じられず雲一つない快晴となった。5時20分からサーフ開始、6本の竿を順次出していく。9時頃か、私の左手の方にも1人、サーフ人が来たが2時間程度で移動して行った。

同僚釣友Tも暇を持て余しているとみえ、2日前に電話で同行するという。Tは投げ釣りは昔はやっていたようだが、現在は全くやらない。サーフ用の竿やリールも無いらしい。まあ暇つぶしに見に来るということだろう。8時過ぎにはやって来て、ノンアルビールでつまみを食いながら過ごす。Tは新車を購入するや否や直ぐに車内の改装に着手、キャンピング・カーさながらになっている。勿論釣行用であろう。私も車内の天井に竿置きを設置したいのだがなかなか実現しない。

同僚釣友Sも9時半頃様子を見に来る。Sは無呼吸症候群の検査入院をしていたらしく、病院の帰りに寄った次第である。私に言わせれば寧ろ過呼吸シンドロームに見えるが。先日、数年振りに尺ガレイを釣った時には確かに過呼吸気味でハアハア言っていた。この後1時間くらい経過後、ブースカも様子を見に来た。ブースカ氏は先日、29cmをここで揚げたらしい。

天気晴朗で日向ぼっこには丁度良い気候だったが、肝心の竿の方は無反応。竿の虫干しに来たようなものだ。この釣り場ではまだカレイボウズは無かったのだが、遂にその日が来た(Keith氏が喜びそうだな)。11時半頃までには順次皆帰って行ったが、彼らが居る間はヒトデや藻が揚がるばかりだった。12時頃に最後の餌を付け終わり、ラストチャンスに賭ける。しかしそれ以降も目替わりは無かった。今日のブログの表題は「オーラスの大逆転!」となるはずだったのだが・・・。私が釣れないのだから恐らく誰も釣っていないだろう。まあこんな日もある。ここ最近、荒天の方が釣果が良いというのも何とも言えない。

旧暦:4月3日
場所:日立製作所南方
時間:05:20~12:30
天候:晴れ
風 :南弱風
外気温:早朝7℃
月齢:2.0
潮   :中潮 満潮09:37潮位283cm 干潮03:53潮位83cm
狙い目:カレイ
釣り方:サーフ
餌   :アオムシ・ホンムシ
釣果:ボウズ
ギャラリー:釣友T、S、ブースカ

【4月27日過去の釣行記録】
・1998年日立岸壁前、16:30~20:30、大潮、船釣り、釣果=チヌ、クロ、メバル、アジ
・2015年徳山築港、05:20~15:40、小潮、釣果=34cmカレイ1・カレイ5・アイナメ1・ナマコ1

【この日の釣り情報】
・この日の釣り情報はありません。

【旧暦3月25日釣行記録】
・2006年04月03日、笠戸深浦、夕方、中潮、釣果=アジ1・キス3
・2006年04月03日、笠戸寺崎、夜、中潮、釣果=メバル8
・2007年05月19日、櫛ヶ浜港防波堤、06:10~00:00、中潮、釣果=キス6
・2007年05月19日、櫛ヶ浜港防波堤、19:10~01:20、中潮、釣果=メバル25
・2009年04月27日、櫛ヶ浜港防波堤、19:00~21:30、中潮、釣果=16cmメバル10・24cmカレイ1・キビレ1・キス1
・2010年05月16日、洲鼻港防波堤、06:30~12:00、中潮、釣果=カレイ1・ギザミ3
・2014年05月01日、徳山築港、07:00~12:00、中潮、釣果=32、30、25cmカレイ3

 

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千一夜第3章第218夜 強風波浪カレイ3

2020-04-18 19:50:55 | サーフ

2020.4.18(土)

雨は夜の内に上がったが、今日は全国的に強風のようだ。釣り場には朝まずめも終わろうかと思われる5時30分頃に到着。曇っていてまずめ時も良く解からなかったが、強風で白波が立っているようだった。それでも、波返しに立て掛けた竿が倒れるというほどのことも無く、まあこの程度なら何時ものことだとたかを括って竿を出した。

旧暦:3月26日
場所:日立製作所南方岸壁
時間:05:40~09:20
天候:曇りのち晴れ
外気温:15℃
風 :南強風
月齢:24.7
潮   :若潮 満潮06:33潮位255cm 干潮12:49潮位118cm
狙い目:カレイ
釣り方:サーフ
餌   :アオムシ・ホンムシ
釣果:25、24、18cmカレイ3

5時40分からサーフ開始、外気温15℃の割には風が強いので寒い。6本の竿を順次出して車中に籠る。7時頃から最初の餌の付け替えをする。投げる時には、南の強風なので自分からはアゲンストになる。そのため、リールで投げた時に仕掛けは着水時にはスピードも落ち、また逆風なのでハリスが錘に絡んでいた。リールを巻き上げてみて解かったので、2回目からは仕掛けが着水する前にラインを止めて仕掛けの方を前に出すようにした。

この強風下、小さなアタリはあっても解らない。7時5分、2本目の竿に確かな手応えあり。30cmは無いなと感じながらリールを巻くが、果たして煮付けサイズの25cmのカレイゲットだった。

7時10分、続いて5本目の竿にも確かな手応え。最初のとほぼ同サイズの24cmカレイゲット。この荒天でもカレイが釣れるのは、やはり食いが立っている証拠であろう。強風下、朝から調子が良い。

強風は時間の経過と共に益々強くなる。餌の付け替えの2回目以降は30分置きにしたが、その度に風が強くなり身体を持って行かれそうになる。車中に居ても強風で車体が揺れるので堪らない。波返しに立て掛けた竿も風に煽られてずれる。竿に瑕が付くのは嫌だが致し方ない。竿が新しい内は、竿とコンクリートとの接点にタオルを敷いたりしていたが、少しずつ傷が付く内に何時しか止めてしまった。8時42分には18cmの木っ端ガレイが揚がる。今日はカレイのサイズが段々小さくなっていった。

強風波浪に寄せて、波返しの下には夥しい切れ藻が集まる。これがラインに掛かる。リールを巻き上げる時に、下手をすると大きな藻の塊を針に掛けてしまう。そうならないように工夫するが、1度引っ掛けてしまった。尤も、波打ち際で何とか回避したが。

9時過ぎに、遂に風で竿が倒れた。もうこれ以上は無理だと判断。釣り場から100mくらい東側では、引き潮にも関わらず波返しを越えて水しぶきが道路に上がっている。釣りもここいらが限界と、順次竿を畳んでいき、9時20分に納竿。最後の竿を仕舞う時に遊人ブースカが来た。昨日、コロナウイルスの影響で全国に緊急事態宣言が出たが、サービス業の自営業者等は暇を持て余している。ご多分に漏れずブースカ氏も遊人・暇人である。折角見に来てくれたが、納竿したところだったのでそのまま引き返す。

納竿してから、ここから大して離れていない笠戸大橋の下を覗いてみた。南風なので対岸(笠戸島)の橋の下辺りは風裏となる。前方左手の防波堤の上に3人、右手に2人が竿を出していた。私も餌がまだ半分程度残っていたので、この左手に降りてやろうかと思ったが、そこにも既に2人の若いしが入っていた。サーフをしていたので釣果を聞くが、まだ何にも釣れていないとのことだった。風裏を求めて移動するのも億劫になりそのまま帰る。

昼前には娘が孫を連れて来たので一緒に過ごす。今日初めて下の10か月の孫娘と一緒に風呂に入るが、大泣きされた。

【4月18日過去の釣行記録】
・1993年末武川河口、昼間、大潮、潮干狩り=アサリ大漁
・2007年櫛ヶ浜港防波堤、20:00~00:40、大潮、釣果=メバル7・ヒラアジ8
・2009年晴海埠頭、19:30~23:00、小潮、釣果=メバル2・ヒラアジ8
・2015年晴海埠頭、06:00~12:30、大潮、釣果=34cmカレイ2・木っ端ガレイ8・アイナメ1

【この日の釣り情報】
・2012年東海岸通り、20:00~22:30、中潮、釣果=メバル12・アジ2

【旧暦3月26日釣行記録】
・2004年05月14日、第2埠頭東側、昼間、若潮、釣果=チヌ大漁
・2006年04月23日、第2埠頭東南端西側、9時まで、若潮、釣果=チヌ2・アイナメ1
・2006年04月23日、笠戸深浦、昼間、若潮、釣果=アジ・木っ端ガレイ
・2006年04月23日、第2埠頭東側、06:50~16:30、若潮、釣果=カレイ26・キス2・タナゴ3
・2006年04月23日、笠戸寺崎、夜、若潮、釣果=アジ2・メバル5
・2007年05月12日、櫛ヶ浜港防波堤、19:15~00:00、若潮、釣果=メバル3
・2007年05月12日、第2埠頭東側、05:30~15:00、若潮、釣果=カレイ6・キス2・アイナメ1
・2013年05月05日、徳山築港、05:30~11:00、若潮、釣果=カレイ3・キス3
・2017年04月22日、徳山築港、05:20~11:40、若潮、釣果=カレイ4・アイナメ1・マダイ1

 

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千一夜第3章第217夜 大腸内視鏡検査

2020-04-11 19:18:36 | 健康

2020.04.11(土)

今日は大腸内視鏡検査・大腸ポリープ切除術を受ける日。先日の日帰りドックで便に血が混じっているというので再検査となった次第である。

2日前から消化の良い食事を摂るが、朝はコーヒーとヨーグルト、昼はうどん、夜はおかゆさんにした。前日の夜21時にはラキソベロンという下剤を飲む。この日の23時30分頃、下記記載の通り、居守港に行ったのだが、この頃から腹がグルグルと悲鳴をあげだした。帰宅後0時過ぎには下痢状態となった。今朝は9時からニフレックという下剤を、1回200cc、15分置きに計2ℓ飲む。150分掛けて飲み切るが、最終的に便の色が殆ど無色透明にならなければならない。

13時30分に病院の受付を終え、14時から検査開始。私は2回目の検査だが、初回は6年前だった。その時には学会でも良性、悪性の意見が分かれると言う特殊なポリープが1個見つかり、序なので切除してもらった。今回は悪性ポリープは全く無く、綺麗な腸なので次回の検査は5~6年先で良いと言われた。血便は恐らく痔だろうと思う。やれやれである。

カテゴリーの健康というジャンルだが、健康というのは病気をしない人のことではなく、病気を克服した人のことをいうらしい。

検査中にタケノコを取りに来いと、従兄弟からラインが入っていた。検査が終わってから従兄弟の家(母の実家)に直行、沢山のタケノコや野菜類を貰う。勿論手ぶらで行くという訳にもいかないので、私は前日21時から何も食しておらず腹ペコなのでケンタッキーのセットを買って行った。

友人のブースカ氏、4月9日(木)に私の最近の釣り場、日立製作所南方岸壁(旧日石前岸壁)でカレイ釣行したらしい。10時~13時までやって、12時前に30cmのマコガレイゲットとのこと。釣果はこの1枚のみだったらしいが、上等である。

釣友Tが4月10日(金)夜、メバル船釣り釣行。釣り場は笠戸島沖方面で、18時30分頃出港し周南市居守港に23時30分に帰港した。7~8人乗っていたのでほぼ満員御礼である。

釣果は御覧の如く非常に寂しい。メバルの型はまずまず(1尾小さい)だが5尾しかいない。後はホゴメバル(カサゴ)2尾のみ。19時頃から始めて23時納竿だから4時間程度の釣果である。殆ど暇だったようで、僅かな時合の間に一気に釣れたようだ。全員、同じような釣果だったらしい。私も今日の大腸検査が無ければ同行していたところだが、行かなくて正解だった。私がメバル2尾、同僚のN嬢が残り全部5尾を持ち帰る。

【4月11日過去の釣行記録】
・1999年奈切大気暴露試験場前、11:00~15:00、長女と釣行、長潮、釣果=カレイ2・キス1
・2009年第2埠頭南端東側、06:20~12:30、大潮、釣果=カレイ5・アイナメ1
・2015年今津川西側河口、10:30~15:40、小潮、釣果=34cmマコガレイ1・32cmイシガレイ1

【この日の釣り情報】
・この日の釣り情報はありません。

【旧暦3月19日釣行記録】
・2006年04月16日、第2埠頭東側、07:20~17:30、中潮、釣果=カレイ21・アイナメ3
・2006年04月16日、第1埠頭南端西側、07:20~17:30、中潮、釣果=カレイ8・アイナメ1・キス2
・2013年04月28日、櫛ヶ浜港防波堤、19:10~22:30、中潮、釣果=メバル15・アジ4・セイゴ1
・2017年04月15日、徳山築港、06:00~12:20、中潮、釣果=カレイ10・マダイ1・セイゴ1・アイナメ1・キス1

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千一夜第3章第216夜 8時には終わっていた

2020-04-05 18:42:02 | サーフ

2020.4.5(日)

土曜日は車検で、業者に車を持って行くが2時間弱で出来上がる。その間、孫等と隣市の道の駅にて買い物。洗濯して使いまわしの効く手作りの布マスクを買ったが結構高い。1枚400円のものを計8枚購入した。しかし殆ど柄物なので外で当てるのは気が引けるなあ。

今日は釣友Sも喪が明けたということで同行。Sはこの釣り場は初めてとなるが、これまでの4回の釣行で尺クラスの大物は大方私が釣り尽くしているので、まあ、ちんまいのが釣れれば良い方だろうという感じで来た。

5時半くらいには釣り場に着く。外気温は10℃あるが、北西のやや強い風が吹くので体感温度は低い。この釣り場ではどの方向の風も避けられずまともに受けるので寒い時は特に辛い。やり始めは震えながらの竿出しだった。左手には先客が竿をだしていたが、サビキ釣りのようだったが小1時間程度して帰った。

Sは久し振りの釣行なのでやる気満々とみた。波返しに立て掛けた竿は何時もの倍、12本である。蟻のはい出る隙間も無く並べ立てられている。これだけ出せば釣果も何時もの倍といきたいものだ。

旧暦:3月13日
場所:日立製作所南方岸壁(旧日石前岸壁)
時間:05:40~14:20
天候:晴れ
外気温:朝方10℃
風 :北西強風
月齢:11.7
潮   :中潮 満潮07:04潮位284cm 干潮13:13潮位94cm
狙い目:カレイ
釣り方:サーフ
餌   :アオムシ・ホンムシ
釣果:30、22、19、18cmカレイ4・25cmメゴチR
釣友:S=34、26、16cmカレイ3・ナマコ1

全部の竿出しが終わって一息ついた頃の6時10分、Sが最初の1枚を揚げる。揚げた時には小さく感じたがそれでも26cmあった。久し振りのカレイゲットではしゃくが幸先は良い。

6時22分に、私も最初に投げ終わった竿のラインを張る意味で少しリールを巻いてみたが、少し重い。カレイかと期待したが25cmのメゴチだった。メゴチも白身の魚なので、汁物にでも入れれば美味いというが、これは持ち帰らないので即リリースした。

6時25分、順次竿のラインを張っていくと、5本目の竿でカレイの反応あり。カレイが海底で翻った感触が確かに掌に伝わる。休まずに一気にリールを巻き上げるが、大して重くは無かったがそれでも30cmあった。まずはボウズ逃れで一安心である。今日の潮は、今季初めてここに来た時とほぼ同じ潮である。初回は満遍なく釣れ、午前中に5枚である。Sも早々と1枚揚げ、この調子なら1人5枚程度はいけるかもと期待感が増す。

6時30分にSが16cmの木っ端ガレイを揚げる。その後、2人が波返しにもたれ掛かって痴話話をしていると、Sの竿が大きく揺れる。その竿はカーボンロッドが出始め頃の大昔の竿で、当時としては高価な竿だったらしいが、継竿で重量も重い竿である。その重い竿が動くのだから、大物が当たったに違いない。Sが竿を手に取ってリールを少し巻くが、何も釣れていないという。私は上げずに暫くそのまま置いておけとアドバイス。カレイだったらまた喰うに違いないと思ったからだ。そして6時50分、竿を取ってリールを巻くと今度は重いという。揚げてみると吃驚!34cmの尺ガレイが釣れていた。Sにしてみれば数年振りの尺である。尺は私が釣り尽くしたと思っていたが、まだ居たか。ここに来て良かったと実感したろう。が、その後のSは10時にナマコを揚げただけである。後が続かなかった。(私の写真の撮り方が良いのかカレイが異常に大きく見える)

その後、私は7時35分に22cmのカレイ、8時10分には18cmカレイと段々小さくなる。10時5分に19cmのカレイを揚げて最後だった。納竿時の14時まで何も釣れなかった。今日は朝方の6時台のみがカレイの時合だった。

釣友Sは数年振りの尺ガレイを釣ったこともあり、もう徳山築港には行かないという。最近の築港では25cmクラスが釣れれば大きい方だったから、ここでいきなり26cm、34cmと釣れれば当然そうなるだろう。私もSに釣らしてやろうと思えば色々と苦労が多いのである。

それにしても今日は、朝方釣れただけでそれ以降は殆ど駄目だった。Sは6時10分に26cm、6時30分に16cm、6時50分に34cmの3枚のみである。7時に納竿しても良かったくらいである。私にしても6時25分に30cm、7時35分に22cm、8時10分に18cmと段々小さくなっていった(まあ、それでも木っ端ではあるが私は時々揚げているが・・・)。まあ、8時には納竿しても良かったかなという塩梅である。

ただ、これは潮に負うところが大きいので、一通りの潮を経験してみないことには何とも言えない。今日を含めて過去5回のここでの釣行では、中潮4回、若潮1回である。中潮と言っても範囲が広いので、結局は全部の潮を経験しなければ解らないということになる。今日の潮ではたまたまこの結果だったということに過ぎないのである。しかし今日の潮は1回目に来た潮(3月7日)とよく似ていたのだが・・・。大潮前の中潮であり、干満の時間もほぼ30分違いと近い。後は水温の違いかな。まっ、当面はここに通うことになるのだろう。

今日はわが市でも初のコロナウイルス感染者が出たとのこと。会社員で東京、大阪に出張した帰りとのことである。小さな街なので不安である。

【4月5日過去の釣行記録】
・1997年末武川河口、夜の干潮時、大潮、貝掘り=アサリボウズ
・2008年第2埠頭東側、06:15~10:00、大潮、釣果=カレイ3・アイナメ1

【この日の釣り情報】
・2008年華西・青果市場前防波堤、19:00~00:00、大潮、釣果=華西は小メバル多数、青果市場前は18cm前後メバル28
・2014年洲鼻港防波堤、昼間、中潮、釣果=25cm前後カレイ少々

【旧暦3月13日釣行記録】
・1993年04月04日、新日鉄波止場、03:00~17:00、中潮、釣果=アナゴ12・アイナメ1・キス1
・2007年04月29日、寺崎・本浦港防波堤、06:00~16:30、中潮、釣果=カレイ6・アイナメ2・キス4・タコ1
・2007年04月29日、切戸川河口、19:00~21:00、中潮、釣果=キス2
・2007年04月29日、笠戸大城下、19:00~22:00、中潮、釣果=メバル26・アジ2・タナゴ1
・2017年04月09日、徳山築港、06:00~12:15、中潮、釣果=木っ端ガレイ7・マダイ3・キス1・ハゼ1

 

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