千一夜第3章第321夜 早春の大椿事

2022-02-27 21:01:52 | サーフ

2022.02.27(日)

会社を完全にリタイアしてからというもの、釣行回数が激減した。会社勤めの間は週末になると今回は此処でカレイを狙おうとか、いや、今回は場所替えしようとかで、多い時には月当り3~4回も釣行していたが、リタイア後は何時でも釣行出来るという余裕のようなものがあり、それがかえって釣行を阻止しているようだ。それにぐうたら生活が身について早起きも出来なくなってきた。遅い時には昼の12時を過ぎてから起き出すことも良くある。従って今日のように、釣友と釣行約束をしておかなければなかなか行けないのだ。

今日は釣友Sと久し振りの釣行だった。例年1月3日がSとの釣り事始めだったが今年はお互いにスケジュールが合わず、1月15日が2人一緒の釣り事始めだった。そしてこの日に2人同時生体反応無しの丸ボウズという記録も打ち立てた。私はその後1回釣行してナマコを揚げている(連続生体反応無しは回避)が魚の姿は見ていない。今回、2回連続2人同時生体反応無しは何としても回避したいところだ。

釣具店経由で6時過ぎには釣り場に着く。西風が強く少し寒い。海面はかなり荒れている。台船に横付けのあけぼの丸も直に出港するというので、出港してから竿出しすることにした。Sの情報では最近は船釣りでも釣れないので遊漁も休んでいるらしい。何とか魚を釣りたいという一心で、私は日頃の竿出しをちょっと変更して、竿2本を台船上からサーフすることにした。上手くいくかどうか解らないが、これも2人同時連荘丸ボウズ回避策である。朝まずめも次第に早くなり今は6時15分くらいか。この頃からサーフ開始した。

台船上からサーフした竿では日頃届かない所までサーフ出来る(飛距離にして10m以上は違う)ので、何かしら釣れる確率は高まりそうである。サーフ開始して間もなくの6時53分に私の思惑は見事的中した。20㎝程度の小アイナメであるが、私は2人釣行での連荘丸ボウズは回避した。後はSのみである。プレッシャーの掛かり具合は最高潮である。この小アイナメ、針を呑み込んでおり針外しで外しても生存は望めないので持ち帰ることにした。

アイナメを釣り揚げた後も相変わらず魚の活性は悪い。サーフした竿のリールを巻き戻しても、餌は齧られもせずそのまま付いて帰って来ることが多い。Sは今日もまたボウズかと不安の色は濃い。ところがどっこい、7時40分、Sがリリースサイズではあるが今季初めての18㎝木っ端ガレイをゲット。私は餌を付け替えるために台船の上に居たが、態々竿と針に付いたままの木っ端ガレイを台船上まで持って来た。写真を撮れとの催促である。まあ、丸ボウズと今季初ガレイゲットが一挙にクリア出来たのであるから気持ちは解る。写真を撮り終わるとこの木っ端ガレイ君、リリースするのかと思いきや、すんなりとSのクーラーボックスに入った。これだからカレイが少なくなるのだ。それにしても、「カレイを誰も釣れない時に釣るのが腕だ」と鼻息の荒い事、煩くて敵わない。

昼を食べ終わってからSはナマコも揚げた。小振りだったが青ナマコで食べるには適している。
魚は私のアイナメとSの木っ端ガレイで他には何の変化も無く推移していったが、13時45分、ここで大椿事が発生した。Sが重いと言いながらリールを巻いていたが、どうせまた石か海星だろうと私が言うと、「いや、何か魚がおる」と言う。間もなく足元まで仕掛けが戻って来ると、何と何と何と!良型のカレイが付いているではないか。Sは慎重にカレイを揚げる。っと、ここまでは良かった。確かに良かったが、カレイを揚げる時に私の仕掛けも一緒に引き上げていたのだ。Sは自分の竿で釣ったと疑いさえも見せなかったが、2本の仕掛けがごちゃごちゃに縺れて上がって来たのだ。私は瞬間的にこのカレイは私の仕掛けに付いていると確信したが、Sはそんな馬鹿げたことは無いと言い張る。そこで縺れた糸を解きほどしていくと、何と何と何と!やっぱり私の仕掛けの方にカレイは付いていたのだ。Sの肩ががっくりと落ちるのを私は見逃さなかった。まあ、カレイを揚げる感触が超久し振りに味わえたのだから良かったじゃないかと言うと、「いや、これは俺が揚げたからゲットで来たんじゃ」と言い張る。私が上げたら途中でばらしていたとでも言いたげである。付け加えておくと、揚がった28㎝カレイはしっかり針を呑み込んでいたので、誰が上げても揚がっていただろう。

しかし何だなあ、人が釣れない時に釣るのが腕、腕、腕である。まあ、3月も中旬になれば尺クラスのカレイが揚がるだろうから、もう少しの辛抱である。Sもまた一緒の釣行をしてくれれば良いが・・・。

旧暦:1月27日
場所:徳山築港
時間:06:15~15:00
天候:曇りのち晴れ
外気温:6時9℃
風 :西強風
月齢:25.9
潮  :中潮 満潮07:01潮位260cm 干潮13:03潮位137cm
狙い目:カレイ
釣り方 :サーフ
餌  :アオムシ・ホンムシ
釣果:28㎝カレイ1・小アイナメ1
釣友S:18㎝カレイ1・ナマコ1

【2月27日過去の釣行記録】
・2010年櫛ヶ浜港防波堤、18:30~20:10、大潮、釣果=メバル3
・2016年櫛ヶ浜港防波堤、19:05~21:00、中潮、釣果=メバル6
・2021年笠戸大橋下~日立製作所南方岸壁、06:50~11:10、大潮、釣果=ボウズ

【この日の釣り情報】
・この日の釣り情報はありません。

【旧暦1月27日釣行記録】
・2008年03月04日、櫛ヶ浜港防波堤、19:30~22:10、中潮、釣果=メバル11
・2009年02月21日、華西防波堤、18:30~22:00、中潮、釣果=メバル13
・2016年03月05日、第2埠頭東側、06:40~15:10、中潮、釣果=木っ端ガレイ4・26㎝カレイ1・ハゼ1

 

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千一夜第3章第320夜 魚信無し

2022-02-11 23:33:01 | サーフ

2022.02.11(金) 建国記念の日(神武天皇即位の日とされる・今年は皇紀2682年)

前回、1月15日の釣友Sとの徳山築港の釣行では、珍記録ではあるが2人共丸ボウズだった。アタリは勿論、リリースする小魚さえも釣れなかった。1月7日の初釣りの時は、持ち帰りの魚は無かったがフグやアイナメは釣れた。その1週間後は魚とは音信不通の状態になった。今日はそれから1月後の釣行だったが、この間、下松公共第2埠頭や笠戸島本浦港、笠戸大橋下などに情報収集に行ったが、誰しも皆がアタリすら無いと言っていた。真偽のほどは解らないが、皆が口を揃えて何も釣れないと言っているのだ。例年、1月中旬から2月中旬に掛けては釣果の程は芳しくないのだが、丸ボウズというのは珍しい。魚も少なくなり、次第にこういう状況になって来たのかなとも思う。

今朝は5時半起床、久し振りに早起きしたので今は眠いの何の!午後から21時頃まで孫等が来ていたので、その後からこの原稿を書いている。

早朝の外気温は2℃だったが、風は無く気温程の寒さは感じなかった。釣具店には6時頃行ったが、早朝から込み合っていた。そうか、世の中的には今日から3連休かと思い起こす。中学生か高校生くらいの子供が10人くらいレジの前に列を作っていた。こんなに大人数で釣行するのかと思ったが、どうやら2組だったようだ。この子供らの他にも親子連れやおじさん連れなどの客が多かった。何時もなら5分もあれば餌の購入などが済むのだが、今朝は20分くらいも要した。

釣具店を出た時には朝まずめが始まろうとしていた(一頃より20分程度早まって来た)。本来ならそろそろ竿出しの時間である。今日は笠戸島手前の日立製作所南方岸壁に行こうと思っていたので、多少の余裕を持って出た積りだったが、まずめ時を逃してしまった。釣り場に着いた時には既に薄明るくなっており、餌付けもライトの必要は無かった。昨年はここで尺クラスのカレイを数揚げているので心は逸る。

まずは一通り竿出しして、車中で朝食を摂る。小1時間経過してから5本出した竿を順に引いてみる。だが、魚が食い付いているような反応は全く無い。一応1本宛仕掛けを巻き上げて見たが餌は最初に付けたままの状態で上がって来た。餌取の小魚さえも居ないようだ。今日も駄目か!とがっくり肩を落とす。仕掛けを投げ直して、30分措きに竿を引いてみる。しかし何の反応も無し。1時間措きに餌を付け替える。この繰り返しで終始した。但し、1度だけ、11時15分、引いた竿が重いの何の、スワ!カレイか!と思いきや、真っ黒の海鼠だった。束子が無いので木の枝で上皮を擦ってみたが、黒い色が取れる様子は無かったのでそのまま海に返した。茶色か多少青み掛かった海鼠なら大歓迎なのだが、こう黒いと敬遠していまう。黒色は擦ると取れる場合もあるので試してみたが駄目だった。

12時過ぎまで竿を出したが、釣れる様子は全く無し。こう何も釣れないと飽きて来る。今日も残った餌を海に帰して帰った。

釣行途中で笠戸大橋下に様子を見に行った。ここはサーフの釣り人以外は居ない。全部で10人くらいが竿を出していた。サーフ人口が激減している昨今、こんなに多くのサーフ人を見るのは久し振りだ。近年では若い釣り人はルアー釣りが主流となっているので、ここも例外なく年寄りばかりだった。その内5人程度に話し掛けて釣果を聞いてみたが、2人は今来たばかりとのこと。3人は全くアタリすらないとぼやく。やはり私だけが釣れない訳ではなさそうだと安堵する。

釣行日:2月11日
旧暦:1月11日
場所:日立製作所南方岸壁
時間:06:45~12:15
天候:晴れのち曇り
外気温:6時30分2℃ 11時3℃
風  :無風のち北弱風
月齢:9.9
潮    :若潮 満潮05:58潮位211cm 干潮11:49潮位165cm
狙い目:カレイ
釣り方 :サーフ
餌    :アオムシ・ホンムシ
釣果:ナマコ1R

【2月11日過去の釣行記録】
・1998年小踏日新製鋼波止場、12:00~15:00、大潮、釣果=カレイ6・アイナメ1・ハゼ10
・2007年第2埠頭東側、06:30~17:30、小潮、釣果=カレイ3・ハゼ1・マダコ2
・2009年華西防波堤、19:20~22:20、大潮、釣果=メバル6(3人で15)
・2012年新川港浮桟橋、07:30~13:00、中潮、釣果=カレイ2・アイナメ1
・2014年小深浦・落港、07:10~10:00、中潮、釣果=落港キス3
・2016年第2埠頭東側、07:00~14:30、中潮、釣果=カレイ2・メゴチ1R
・2017年櫛ヶ浜港防波堤、18:20~21:20、大潮、釣果=メバル5
・2019年第2埠頭東側、06:30~10:30、小潮、釣果=カレイ1・ハゼ2R

【この日の釣り情報】
・2005年小踏日新製鋼波止場、昼間、中潮、釣果=42cmチヌ2
・2016年新日鉄波止、06:30~16:30、中潮、釣果=2人でキス3・アナゴ1・ボラ1

【旧暦1月11日釣行記録】
・2001年02月03日、第2埠頭西側、午前中、若潮、釣果=ボウズ
・2011年02月13日、櫛ヶ浜港防波堤、18:30~20:30、若潮、釣果=メバル2
・2016年02月18日、徳山築港魚市場前、12:10~15:40、若潮、釣果=ハゼ5・イイダコ1

 

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千一夜第3章第319夜 畑を作ろう! その13

2022-02-07 23:57:30 | 百姓仕事

2022.02.07(月)

4日に3回目の新型コロナウイルス感染症のワクチンを接種した。交互接種では無く、3回ともファイザー社製のワクチン接種となった。
私の場合、丁度8か月間隔となったが、副反応は前回同様、初日は腕が痛くて上がらなかった。今日が3日目となるが、腕の痛みはほぼ引いたものの、今度は注射跡の周りが痒くて仕方ない。私の場合は、今回のワクチン接種に限らず、インフルエンザの予防接種でもほぼ同じような副反応症状である。但し、注射の痛さは断然インフルの方が痛い。取り敢えず、3回の接種は終えたので罹ったとしても重症化は防げるのではないかと思う。

ここ最近は釣行の方もご無沙汰である。歳と共に寒さが身に染みるようになり、早朝起床が辛くなってきた。それに、会社から完全に離れて丸1年、不摂生の極みで何も予定がない日はほぼ昼前まで寝ていることが多い。大学生時代に戻った感じだ。歳を取ってからの長時間の睡眠は身体に良くないと聞いたことがあるが、眠れるのだから仕方ない。昼食を摂ってから畑に出るか、孫が来ていれば守りをする日々である。釣行は今週末頃からぼちぼち再開しようかなと思っている。

釣行紀行が無いので今回も畑仕事をアップする。

2022.01.27(木)畝造り・籾殻藁敷き・草取り・種蒔き

C面③の畝造り。ここにトウモロコシを植える予定。まだ荒く耕しただけであり、この後、牛糞、鶏糞を混ぜてもう一度耕す予定である。
トウモロコシは種から育てる予定であるが、1畝の幅は90㎝(20㎝🌽50㎝🌽20cm)必要とのこと。受粉が上手くいくように1畝に2列、30㎝間隔で植える予定。
現状では畝の幅がちょっと中途半端なので、少し拡幅して2畝に分割した方が良いかも知れない。一晩寝て考えよう。

A面⑩のイチゴの畝に籾殻を撒く。この後、籾殻の上に藁を敷いた。

B面③、④、⑥のイチゴの畝の草取りをした後で、A面⑩の畝と同様に、籾殻撒き、藁敷きをした。草が生える予防にもなるかも知れない。

A面⑤の畝も手前の部分を再造成して、ホウレンソウの種を追加で蒔いた。草取りもして、⑤の畝は全部ホウレンソウとなった。

A面⑦の畝の草取りもした。この畝は従兄弟の博ちゃんから貰ったタマネギの苗が植えてあるが、手前に3株ほどイチゴの苗が余ったので植えている。

この日は膝の調子も良く5時間程度も作業した。急に作業時間を増やすのもどうかと思うが、久し振りの長時間労働に膝よりも身体全体の筋肉痛になった。

2022.01.28(金)畝造り

自宅近くの店で鶏糞2袋、牛糞2袋、95㎝幅マルチ、マルチ止めピンなどを購入。

C面③の畝であるが、一晩寝て出した結論が、畝を拡幅して1m幅の畝を2面造ることだ。
この日の仕事初めに既存のC面③の畝に牛糞、鶏糞を撒いて耕していたので、その後で70㎝程度拡幅して、苦土石灰、牛糞、鶏糞を一度に混ぜて耕した。

2~3日このまま置いて、畝を1m幅で2つに分ける予定。その後でマルチを掛ける予定。マルチは早い時期に掛けた方が虫が付かなくて良いという。2月中はそのまま寝かして3月に入ってからトウモロコシの種蒔きをしようと思う。孫等がイチゴとトウモロコシは絶対に植えろというので、リクエストにお応えする訳だ。会社に居た時の同僚N嬢も、今年はトウモロコシ作りに挑戦すると息巻いていたが、そろそろ準備に入らないといけないが果たしてどうだろうか。土壌改良に時間が掛かるので今の時季に始めるのが良いと思うのだが。

2022.01.30(日)

A面の①と②の畝にマルチを掛けた。
安物のマルチのせいか非常に薄いので、刺したピンの辺りから風で直ぐに破れそうな気がする。ピンよりも寧ろタイルのような物を置いた方が良いかも知れないなあ。
まあそれでも雑草が生える予防にはなるだろう。マルチを掛ける前に、「オルトラン」という害虫除けの粒剤も撒いた。店で買い物をしていた時に女店員(遣りて婆)が話し掛けて来て、昨年、キャベツや白菜は害虫にやられたと話すと、半ば強引にカートの中に入れられた物だ。かなり効果があると言っていた。

2022.02.02(水)

C面の③と④の畝の造成が完了したのでマルチを掛けた。このまま1か月程度寝かし、早速購入したトウモロコシの種を3月に入ってから蒔く予定だ。
C面はあと2~3畝程度は造成出来るが、ちょっと手を広げ過ぎた感があるので、当面は雑草の捨て場にしておこうと思う。現状、大小はあるが、A面10畝、B面6畝、C面4畝の計20畝となった。空いている畝を2月中には再造成して、早急にマルチを掛けなければ草取りが大変なことになる。

【2月7日過去の釣行記録】
・1993年末武川河口、昼間干潮時、大潮、潮干狩り=アサリバケツ1杯
・2009年晴海埠頭、18:30~20:00、中潮、釣果=アジ6
・2009年櫛ヶ浜港防波堤、20:20~22:40、中潮、釣果=メバル3
・2015年徳山築港、築港西側灯台横、07:00~13:00、中潮、釣果=アイナメ1・ハゼ1R

【この日の釣り情報】
・2007年第2埠頭東側、08:00~13:15、中潮、釣果=23~29cmカレイ21
・2008年第2埠頭東側・中電西岸壁、07:30~16:00、大潮、釣果=24.26.33cmカレイ3

【旧暦1月7日釣行記録】
・2006年02月04日、大島大原、19:30~22:30、小潮、釣果=ボウズ
・2007年02月24日、櫛ヶ浜港防波堤、10:30~18:10、小潮、釣果=カレイ5・アイナメ2・ハゼ3・キス1
・2007年02月24日、櫛ヶ浜港防波堤、18:30~01:00、小潮、釣果=メバル7・アイナメ1・セイゴ1・キス1
・2009年02月01日、徳山築港、06:50~12:40、小潮、釣果=カレイ1・アイナメ3・キス2・ハゼ4・マダコ1
・2013年02月16日、笠戸本浦港堤防、07:30~11:50、小潮、釣果=ボウズ
・2019年02月11日、徳山築港、06:30~10:30、小潮、釣果=カレイ1・ハゼ2R

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