星のひとかけ

文学、音楽、アート、、etc.
好きなもののこと すこしずつ…

きみはプリティエストスター♪

2017-02-01 | MUSICにまつわるあれこれ
前回のイヤホンの流れで、、 いろいろ試し聴きしているんですが・・・



、、Bowieに関しては 「ヤング・アメリカンズ」以前は ほぼ後追いで聴いていて、 大人になってからは、その後のライヴ盤やセッション盤のほうを聴く事が多くて、、
だから、 あらためてアルバム順で聴いてみたりすると、(あれ? この曲、このアルバムだったっけ?)とか、 (こんな曲あったの忘れてたわ)という風になります。。

子供の私にはすでにアメリカ時代のボウイさんは、 とっても洗練されたお洒落で気高い、、 音的にも自信に溢れたおとなのシンガーに思えてたのでしたが、、

でも、、Ziggy以前のアルバム、 特に Space Oddity(69年)や、 The Man Who Sold the World(70年)を 今聴くと 時代感があって面白いし、、 じつはボウイは (遅れてきた子供)、、だったのだなぁ、、という感じが強くします。 

Unwashed and Somewhat Slightly Dazed のボ・ディドリービートなんてすっかり忘れていたし、、 

『世界を売った男』の中の、 She Shook Me Coldも、 忘れていた曲だけれど、、 Mick Ronsonが Jeff Beckそっくりの音色でギターを弾き始めて、、 それでこのタイトルでしょう? もろ、 ジェフ・ベック・グループの「トゥルース」の中の 「You Shook Me」・・・(笑
Truthは 68年ですね。。

、、 ほかにも、The Width of a Circleみたいな 8分もある壮大な曲も、、 トニー・ヴィスコンティが ジョン・エントウィッスルのような、 ジョンジーのような、、 めくるめくベースのフレーズを奏でてはいるんだけども、、 突っ込みどころ一杯で。。。 (すみません・笑)

、、 ザ・フーの「Tommy」が69年、、 ゼップは Led Zeppelinの IとIIが69年、、 ストーンズのSympathy for the Devilなど 68年、、ですものね。。 トラフィックの Dear Mr.Fantasyなんか 67年だし、、

勿論、 「スペース・オディティ」も 「世界を売った男」も、 そのタイトル曲を創り上げたボウイの感性の凄さはひしひし感じるにせよ、、 その名曲の間に隠れてる 当時の彼ら(ボウイとバンドメンバー)の嗜好・志向を垣間見ると、、 (あ~、、でもね、 君はロッド・スチュワートにも、 ロジャー・ダルトリーにも、 スティーヴ・ウィンウッドにも、、 シド・バレットにもなれないんだよ・・・ 憧れるスコット・ウォーカーさんや、 ディランにも遠く・・・ ・・・) などと失礼にも思ってしまって、 なんだか可愛く思えてきたりするのです。。

、、ディランの名前が出たところで、、

「ボブ・ディランに捧げる歌」というのは 私、 このころ=69年辺りかと思っていたのですが、、 『ハンキー・ドリー』(71年)に入っていたのね。。。 ミック・ロンソンの泣き気味のギターと、 リック・ウェイクマンの滑らかなピアノが目立つ曲ですが、、 

、、 ディランは、 ボウイがこれをレコーディングしてた頃、 ジョージのバングラデシュコンサートにクラプトンさんや、 レオン・ラッセルさんと出ていたのですから、、。。 でも、 ディランはきっと自分の名前をタイトルにして、 自分に捧げられた曲ですもの、 きっと後に聴いたでしょうね。。 
昨日、 これを聴き直していて、 (あ! きっとディランはこのギター聴いて ミック・ロンソンを欲しくなったに違いない)、、なんて思ってしまいました。。。 せっかくボウイがディラン風に声を枯らして、 聞いてくれよジマーマン、、って歌っているのにね、、、 ごめん、響いてくるのはロンソンのギターとウェイクマンのピアノの調べのほうなんだ。。。 あぁ可哀相なボウイ。。

 ***

、、すみません。。 ほんと失礼なことを沢山書きました。。

だけど・・・ ここから アメリカ時代があって、 ベルリン時代になって、、 映画にも出て、、 孤高の芸術家に変身・変貌していく過程は、、 ロジャー・ダルトリーとも、 ロッド・ステュワートとも 全く違う、 確かに時代の寵児、、でした、確かに。。。

・・・でも

上のフォトよりも さらに前の、、 66年~67年のころの、 ボウイの綺麗な、 素直な歌声、、 好きだなぁ。。。 ほんと歌うまいし。。

ほんとは、 (ほんとに) 好きなんですよ・・・! 先日、 ボウイ展を見に来たお友だちとボウイカフェでお喋りしても、 (そのときはリアリティツアーのライヴ音源が流れてて) 、、曲が変わるたび 耳が奪われて話がとまって 
泣きそうになってしまうくらい、、 

・・・