星のひとかけ

文学、音楽、アート、、etc.
好きなもののこと すこしずつ…

Can You Hear Me ?

2020-01-10 | MUSICにまつわるあれこれ
あなたに出会ったのは 『ヤング・アメリカンズ』75年です。

↑これは4年前の日記(>>)から…


だから今日は 『ヤング・アメリカンズ』聴いていました。
子供が聴くにはにはあんまり向かないような本気のソウルアルバム。。 デイヴィッド・サンボーンのサキソフォンや ルーサー・ヴァンドロスや女性のバックコーラスが入ってて… でも ものすごく好きだった。 最初のボウイはこればかり聴いていたもの、、

昨年のクリスマスに書いた、 わたしが幼児期に聴いていた「ジングルベル」のスウィングジャズアレンジのソノシートのこと、、 あれを殆んど半世紀ぶりに聴いて思いました。。 ジャズやソウルのビート、 それからラテンのリズムなんかも、、 このお子ちゃまには何の違和感も無かったんだな、って。 だからストーンズの『ブラック・アンド・ブルー』も『ヤング・アメリカンズ』も 大好きなアルバムだったのは自然な流れで…

アルバム冒頭の「ヤング・アメリカンズ」がやっぱり一番記憶に残っている曲だったけれど、、 聴き直してみると 「Win」や 「Can You Hear Me」のスローな曲も とってもとっても好きだったな、、。 Win の低音のボウイの歌い方や Can You Hear Me の ささやくような高音の声も。

カルロス・アルマーの玉をころがすようなギターの音色や、 ストリングス、、 どこをとっても完璧に思える洗練されたアレンジ。。 そののち、、 というか はるか時代を越えて 大人になって好きになっていった人たちにもやっぱり通じていく…

Can You Hear Me 、、わりと難解な歌詞を書くことの多いボウイには シンプル過ぎるくらいに優しい、 愛の歌です。 さっき、 1975年の ボウイとシェールのこの歌のデュエットを初めて見ました。 素敵… やっぱりボウイは歌が巧い、、 それはどの時代をとっても あらためて 今になって、、 ほんと いまさら、、 聴くたびに思うことだけれど…

こんな歌い方ができるのは 貴方しかいない、、って。。


 ***

『ヤング・アメリカンズ』を聴き終わって 、、7年前のお誕生日に届けられた「Where Are We Now? 」のMVを見ました。 あの日の気持ちを思い出しながら。。 

その日から 3年後のアルバムは今日は聴かない。 
3年て、、 短い。 短いけれど、、 病を得て生きることは 長い。。 途方もなく…  、、だけど、、 限りある命の中では、、 あまりにも 短い…


長い 短いは、、 命の時間としては…  とても、 とても、、 不確定なもの…

でも貴方の、 ★にいたるまでの3年は、、 すごく濃密な時間だったんだろうな、と思う。。 その時間を 少しでも 自分のものとして 自分の生きる時間として 感じられるまで、、


後を 跡を、、  いつまでも追っていく…