いつか・・なんて言っているうちはいつかは来ない!、、というわけで(それほど大袈裟な話じゃないよ・笑)下の日記のストーンズの詩、今日図書館で見てみました。ありました! 井上光晴の『荒れた海辺』でした。同名の詩集が76年に出ていました。詩、というより随筆に近いものです。作家自身が出会った「ひとつの情景」です。
台風の近づく海辺、作家の耳にとどいたのは<タイム・イズ・オン・マイ・サイド>・・転載できないので中ほどを少しだけ抜粋します。
***
「キース・リチャードのギターが好きなんだ」
私がそういうと、途端に若者たちの顔つきが変った。
なんだ年甲斐もない、お前さんも狂っているのか。
多分声には出さずにそう呟いたに違いない。
(・・出会った若者は海に潜って貝を採る漁師でした)
潜っとっても、ミック・ジャガーの歌がきこえるもんな。
***
・・荒れた海辺で作家と若者たちはこうしてひととき、同じ時を過ごすのです。そう、確かにこの文章でした、私が読んだのは。井上光晴氏の詩集などまだ読む筈もなく、もしかしてレコードのライナーに書かれていた?? でもね、この情景描写をきっととても気に入ったんだと思う。時代と人生とロックが文章の中でひとつになって生きている、子供の私もきっとこういうものを書きたいと思ったんだね。
台風の近づく海辺、作家の耳にとどいたのは<タイム・イズ・オン・マイ・サイド>・・転載できないので中ほどを少しだけ抜粋します。
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「キース・リチャードのギターが好きなんだ」
私がそういうと、途端に若者たちの顔つきが変った。
なんだ年甲斐もない、お前さんも狂っているのか。
多分声には出さずにそう呟いたに違いない。
(・・出会った若者は海に潜って貝を採る漁師でした)
潜っとっても、ミック・ジャガーの歌がきこえるもんな。
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・・荒れた海辺で作家と若者たちはこうしてひととき、同じ時を過ごすのです。そう、確かにこの文章でした、私が読んだのは。井上光晴氏の詩集などまだ読む筈もなく、もしかしてレコードのライナーに書かれていた?? でもね、この情景描写をきっととても気に入ったんだと思う。時代と人生とロックが文章の中でひとつになって生きている、子供の私もきっとこういうものを書きたいと思ったんだね。