「虚庵居士のお遊び」

和歌・エッセー・フォート 心のときめきを

「Cameron の ながい ながーい おてがみ」

2008-02-15 21:11:20 | 和歌

 ニューヨーク/ニュージャージに住んでいる孫の Cameronくんから、長いながーいお手紙が届いた。

 封筒のど真ん中に、歪んではいるが紛れもない「きゃめろん」の自筆サインが、堂々と書かれ、宛名と住所は隅っこに遠慮がちに書かれていた。封を開くと、箱入りの巻紙が出て来た。幅は10センチ足らずだが、長さは何と2メートルを超える超大作の絵手紙だ。
末尾には飛行機の絵と、「ぼく ひこうきにのるよ」と書かれていた。

 今週の週末、娘のビジネスに付きあって、じじ・ばばの住む横須賀の「うつろ庵」にやって来る予定だ。JFK空港からは14時間の長旅になるが、すでにその辛いフライトの経験があるCameronくんは、簡潔な言葉に「覚悟のほど」を書いたものかと想像すれば、「いじらしさ」に胸がキュンとなる思いだ。

 



   
     昨年の夏に描いたじじの絵は

     晩酌いささか すぎにけらしも


     ひらがなとアルファベットを使い分け

     バイリンガルを地でゆく孫かな








   
     ばば様は明るく楽しきお人なれば

     Cameron 描くも たのしきばばなり


     描きつつばばにお話する孫の

     口も手先もとどまることなし
 


             きゃめろんのながーいおてがみ玄関に
     
             飾りて待つかな首長くして