「虚庵居士のお遊び」

和歌・エッセー・フォート 心のときめきを

「欅並木」 

2006-12-07 00:55:03 | 和歌

 何年ぶりかで仙台を訪ねたら、青葉通りの欅並木は、今が黄葉の真っ盛りだった。





 原子力工学を学ぶ学生を鼓舞し、支援することを趣旨として、原子力学会に「シニアネットワーク」を設立して早くも半年が経過した。十二月半ばには東北大学で「シニアと学生の対話会」及び「シニアと教官の対話会」を開催するので、これに先立って、地元関係者の皆様の参加と支援を要請するため、十一月末に仙台を訪ねた。





 訪問先ではそれぞれ要人がご対応下さって、趣旨にご賛同頂くと共に、何人かの参加の快諾が得られ、更にOB諸氏をお誘い下さる約束を頂戴した。

 現役時代にお世話になった皆様に温かく迎えられ、久闊を癒しつつ会食のお誘いにも甘えさせて頂いた。密度の濃い仙台の訪問であった。






             陽に透ける欅の黄葉輝くは
 
             青葉通りの霜月晦日ぞ








             抜けわたる空見上げればはらはらと
 
             降り散る欅の 舞を見るかな 








             散り敷ける欅の落葉を舞い上げて
 
             霜月の朝 タクシー走りぬ