川端裕人のブログ

旧・リヴァイアさん日々のわざ

息子の口からゲド戦記

2007-07-11 19:10:44 | ひとが書いたもの
クラスで取り組んでいる読書の話をしていたら、彼の近くAちゃん、Iちゃんと、息子の3人がかなりたくさん読んでいるグループらしく、特にAちゃんが「ゲド戦記」を読んでいる話になる。
小学四年生でゲド戦記。そういうのってアリ。
それも面白い!って興奮しているらしい。
感慨だなあ。もう「ゲド戦記」なんてタイトルが、教えもしないのに口にのぼる。もちろんアニメのことはあるにせよ。
なぜか、うちには「影との戦い」がない。いや、どっかにあるはずなんだが。あとの巻は全部あるのに……。
だからというわけではなく、「冒険者たち」を購入。息子にプレゼントしたくて、文庫じゃなくて、大きい方。
冒険者たち―ガンバと十五ひきの仲間冒険者たち―ガンバと十五ひきの仲間
価格:¥ 1,890(税込)
発売日:1982-01



家にいる日

2007-07-11 12:01:08 | 日々のわざ
本日は家から出ない。
外も見ない。気象病で、どよーんとしてしまいそうだから。
この一週間、主にPTAで激しく仕事したので、通常業務が切れてしまって、なんか手につかないです。それで、婦人公論の原稿を「先」にすすんだりして。これはPTAのことだから、頭がそれほど切り替わらなくてもできる。
とはいえ、すぐにおしまい。
この5日間くらいずるずると書いては、放置してきた原稿だからだいたいできている。
サッカーのことを考えておこうと思うけれど、今となっては、やはり高原のファインゴールの印象ばかりが前に出てきてしまうなあ。そこに至るつながりと、周囲の「あがり」には感動的なものがあったけれど。

高原って、最少半径で勝負する。ああいう窮屈なシュートって、ファン・ニステルローイのいくつかのファインゴールを思い出す。たまたま、重なるようなシュートなのだけれど、ニステルローイも、足下のスペースとか居合い的間合い(?)で勝負できるストライカーだよね。いや、あのちょっと変態で微妙なヒール使いは、むしろイブラヒモビッチ?

ゲームそのものは、たいそう楽しめました。
別に悲観するべきものではないなあ、と。

なんて思っていたらイチローがランニングホームランを打って、なんとなくMVPな予感が漂い出すし、斎藤も見事なピッチング。

たくさん留守電がたまっていることに気づく。
息子のピアノ発表会のためのズボンが届いたとGAPから連絡がはいっていた。5日も前じゃん。
いかん! 取り置きは明日までだ。

結局、外に出るのね。雨の中。


感受性の問題

2007-07-09 08:47:44 | 喫煙問題、疫学など……ざっくり医療分野
獣医学Q&A 犬のキシリトール中毒について
キシリトールを摂取すると、人間はなんでもないが、犬は低血糖症に陥る、というはなし。
インスリンの過剰な分泌が起こるということで、糖尿病の患者さんが自分でインスリンをついうちすぎて、低血糖症になるのと同じメカニズムか。
ほんと、同じ哺乳類でありつつも、ひょんなものに対しての感受性が違う。これは裏返すと、「動物実験がかならずしも人間の安全性を保証しない」ということでもあるのだよなあ。


食育とPTAルネサンス?(追記あり)

2007-07-06 08:47:43 | 保育園、小学校、育児やら教育やら
最近よく言われる食育について、気になっていること。
食育って、本来、学校で教えるというよりも、家庭教育の範疇だよね。
けれど、それを今、公教育の現場でやらねばならないという気運が高まっている。
そして、そこから、保護者たちにもアウトリーチ!というような視点で語られることも多く、つまり、学校が保護者まで教育しようとしているわけ。
大きなお世話?
とはいえ、食育なんてものは、年間200日に満たない給食の場ではなく、1000食くらいは食べる、家での(あるいは家族との)食事の方の課題なわけで、家庭にまで訴えかけないと意味がないのも事実。
学校教育と対の概念としてあったはずの家庭教育が崩壊しているということなのかもしれない。いや、崩壊しているというか、家庭教育という概念そのものが希薄化しちゃったというか。

それが一概に悪いとは言い切れないのだけれど、びとつだけ強く思うのは、かつて家庭教育の領分だったものがいつのまにか学校で教えなきゃならないことになっていて、それをうまくやれないとすぐに学校批判につながってしまうというのはいかがなものか。
家庭教育が希薄になったがゆえに、なんでもかんでも学校で、ということになっているわけで、先生はたまりませんね。

同じことを地域についてもよく言われるのを聞く。地域での教育力が低下したので、うんぬん。それについてはまだ実感するに至っていないのだけれど、わかりやすい例では子ども会なんてのきなみ潰れかかっているみたいだし、それはやはり地域力の低下なのかもしれない。
まあ、これは別の話。

思うのだけれど、PTAって原点に帰るべきではないのか。今こそ。
PTAルネサンスだ。
ルネサンスというのは、なんとなく、「新しいことをやる」みたいなイメージが持たれがちだけれど、本来的には、再興であり再生であったりするわけで、正しい意味でのルネサンス。
危機管理も、環境浄化も、きっとひとつのテーマなのだろう。でも、なにはともあれ、「家庭教育について学び会う場」としてのPTAをちゃんと意識したい。
本当は、学校教育についても学び合う場でもあるのだろうけれど、その機能は今日、あまり期待されていなさそう。だから、偶発的に学んでいただくことはあるにしても(もちろん、教師会員が)、やっぱり、軸足は家庭教育なのだろう。ぼく自身、保護者であるわけだし。

とまあ、食育というのは、話を聞けば聞くほど、「自分に返ってくる話」だと思ったのでした。

追記です。
おんぶおばけさんが、本質に触れるコメントを下さったので、それに応えるかたちで……。

おんぶおばけさん、ごぶさたです。
じつはですね、ぼくはその問題は、まったく悩ましくないんです。
いくつかの理由で。

1、まず、今PTA活動に熱心な人が、家庭教育がしっかりしているというとそんなことないです。
ぼくは、食育のこととか人から聞いていると知らないことばかりで、勉強になります。たぶんPTAの「中枢」に飛び込んでなければ、ちゃんと考えようとしなかったでしょう。
つまり、熱心に活動したからこそ、直接的な利益を実感しているんですね。子どもを家において会議なんてしてると本当に子どものためになるのかわかんなくなりますけど、保護者が賢くなると直接子どもにも利益がいくと確信できます。こうなると、PTAのメリットは大です。

2、今、熱心にPTA活動をやっている人で、なおかつ、家庭教育がしっかりしている人でも、PTAが家庭教育(じつは学校教育も)について考え合ったり学び合ったりするのを第一の目的として設立された団体だと意識しているひとは希です。「社会教育関係団体」だと理解していても、そこの「教育」の部分が、自分たちの自発学習という意味での教育なのだとはなかなか分かってもらえないみたい。そこで、それを「自分たちが学ぶ場」なのだとはっきり言いたいわけです。これは、今熱心にやっている人にこそ言いたいです。今、ちょうどそれを言うべき時なのかもしれないです。

3、PTAに無理解だったり非協力的な家庭では、家庭教育ができていない、あるいは意識が希薄というのは、ぼくは本当かどうか分からないと思っています。実感としては、熱心な人よりも、「バラツキが大きい」気はするんですが、それすら本当かわかりません。自分がPTA活動をすることが子どものためにならないと判断した保護者が、PTA活動に背を向けるのは、半分はその人のキャラかもしれませんが、半分は今のPTAのせいなんですよね。だって、実際に子どものためにならない瞬間ありますもの(子どもおいて会議に出てる時なんて、よくそう思います。ただの一例ですが……)。

4、かりに、PTAに熱心じゃない人は、家庭教育ができず、意識が希薄な人が多いのが本当だとしても、その人たちの心配をするのは、おせっかいかもしれません。「でも隣の子が元気じゃなきゃ、うちの子も元気でいてくれないかもしれない」(だって我々は共同体なのだから、「隣の子」の状態は全体に影響します)という意味で、そうい人たちにPTAにかかわってもらえるような努力はすべきでしょう。でも、まずは、「家庭教育について、いろいろ発見があって、楽になったり、自信が持てたり、様々な面で子どもの育ちによい影響があるような団体」であることを、今熱心にやっている人たちこそ、「証明」してほしいんですよね。
ぼくのPTAはそこまでまだ行っていないと思うので、上等な悩みに到達するまでには至っていない、というところかも。

こんなかんじなんですが、認識、甘いですかね?


ひざ痛

2007-07-04 06:43:47 | 日々のわざ
考え事をしながら、ずんずん走ってみる。
ちょうど仕事も切れ間だし、暇だし(笑)。
15キロくらいで、微妙にひざ痛。
心肺機能的にはどこまでも走ってくれそうなランナーズハイなんだけれど、やっぱ弱いところが最初に動かなくなるんでしょうね。
さて、フルマラソンは大丈夫なのか。膝ってどうやったら強くできるんだろう。だいたい、靱帯を痛めたところが痛いってことは、あんまり強化しようがないような。やっぱり、筋肉をつける、ですか??


科哲の会で話をする件

2007-07-03 06:40:19 | 喫煙問題、疫学など……ざっくり医療分野
今度の土曜日、本郷の学士会館で、「科哲の会」なるものがあって、「話題提供」の講演(?)をする。
午前中PTAの運営委員会で、午後は科哲の会、というちょっとハードなスケジュール(運営委員会は今回は司会はしないけれど、やっぱり喋る局面は多そうだし)。
とにかく、今、プレゼンのスライドを準備していて、妙にのってきた。
「てのひらの中のサイエンスウォーズ??ゲーム脳から喫煙論争まで」というテーマで、結局は疫学のことをかなり話そうかと思っている。考えてみたら、科学史・科学哲学の人たちほど、この話題をすんなり理解してくれる可能性が高い人種はいないわけで。



まったり相模湖

2007-07-02 11:55:09 | 日々のわざ
R0014517御嶽でカヤック練習が流れたので、予約しちゃったレンタカーで、午後から目的のないドライヴ。中央高速をひたひら走って、相模湖でまったり。なんかさびれてました。
さらに寂れている勝沼までいって、ほうとうを食べて帰ってきました。あてがないと、逆に楽しいね。