いつの日も
花を贈られるのはうれしいもの。
一輪だってそうなのだから。
それが、花の束だったりすると、
しかも、それがバラとくりゃ、
「わっ!」
キリスト教、聖ジョルジュの日の
スペイン、カタルーニヤ地方では、
女性は老いも若きも、
男性から捧げられた
赤いバラを胸に抱いて歩いているとか。
「おお!」
なのだが・・・・
来るな、来るなと押し戻そうとするが、
無駄なだけ。
もうじき、無情にもソレがやってくる。
必ずやってくる。
いやでもソレを自覚させる花束。
せめて、
今日は
水仙と、このバラの薫香を胸いっぱいに吸い込み、
ひとときでも
時間を止めよぉっと。。