草の葉

高山村にある、緑に包まれたギャラリー

アハッ!

2014-01-31 12:57:53 | 山の暮らし
何が何でも今日で終わりにしたかった。
今日を通院終了記念日にしたかった。


180超えは昨年8月以来ないし、
その後、月に2、3度160になることがあったものの、
この3か月はそれもなし。
朝は120前後、夜は100前後とすこぶるいい感じ。
前回10月の受診時だって、
これでおしまいとなるかと思っていたのに、
「まあ、良いでしょう」と言いながらも、
「少し、不整脈がある」
「カルシューム不足ということもあるから、次回は骨密度検査を」
なんて言われて、
あ~あ~

受診のたびに検査ばかり。
四六時中、血圧のことが気になるのもストレス。
医師が何と言おうと、
「これで様子を見ることにします」と言い、
今日で終わりにするつもりだった。




                   ::::



で、
数日前から、今日の日のことが気になっていた。
のは確か。
で、
昨夜、アヘッー
なんと、久しぶりに160が出てしまった。
そればかりか、眠れないのだ。
動悸がするし、身の置き所のない状態。
そう、
忘れていたアノ状態に。
精神安定剤を飲もうと思ったくらいだから、
たぶん、夜中にはもっと数値は上がっていたに違いない。
そんなこんなで朝を迎え、
当然、朝も160。
何度か測って140くらいにはなったが、
このまま病院にいけば、高いのは明らか。
これじゃ、
今日で終わりにはならないだろう。

で、
ワタシは、キャンセルの電話をしたわけだ。
「このところ調子がいいので、このまま様子を見たいと思います」って。
大きな病院だから、担当医でなく受付の人に。

アハッ、
受診せずに、自分で終わりにしちゃった。。




                 ::::




急に血圧が上がったのが1年半前。
しかし、降圧剤を飲むと具合が悪くなる。
4度替えてもらったが、どれもダメ。
そのうち一度は下がりすぎて救急車で運ばれたっけ。
褐色細胞腫が原因ではと言われ、決定づけるために入院もした。
それならそれで、手術さえすればと思ったが、
反応が出なかったようで、
次はRI検査。
嫌だと散々ごねたが、
「今度は倒れますよ」
「しないのならウチの病院では診られませんよ」と脅され、
泣く泣く受けたにもかかわらず、
結局は、断定には至らず。


とにかく薬を飲むのだけは嫌だったので、
それからというもの、
血圧に関する本を読みあさり、良いといわれるものはなるべくやってきた。
ウォーキングに足裏ツボ押し、そしてふくらはぎマッサージ。
それまでにも心がけていた減塩はもちろん、
そば茶や柿の葉茶、
毎日、嫌いな酢大豆も食べたし、コーヒーも断った。






         誕生日に娘から届いた谷川俊太郎の本、『質問箱』。
         そのなかに、
         心配は必要か?という質問に
         人間が心配できるのは、
         過去か未来のどちらかに限っていて、
         現在は心配できないんです。
         時間の観念のないキリンは心配しません、
         タヌキやオットセイもトンボも、
         生きている「このいま」しかないから
         心配しないんじゃないかと思います。
         
         とあった。
         そうなんだよな~
         そうなんだけど、この「今を生きる」がなかなか難しい。
         人間だからこそなのだろうけど。


         この一年半の血圧騒ぎ、
         K病院との関わりは、なんだったんだろう。
         そして、これからは?
         という、過去、未来への思いはあるが、
         まあ、
         自分の体、気持ちだし、
         「このいま」を心に留めながらやっていこう。



         谷川俊太郎、とらやの羊羹、椿・・・・
         よくまあ、ワタシの好きなもの覚えていてくれたワ。
         ありがとう。。
         ミスマッチかと思ったけれど、
         今日は、
         どうしても、
         モーツァルトを聴きながら、コーヒーにしたかった。。