昨晩は、やはり『水仙月の四日』だったようだ。
高山村の「星まつり」、どうしようかと思っていたところ・・・・
夕方いらっしゃったYさんが、一緒に行きましょうと。
午後5時半過ぎ、横なぐりの雪になりはじめ、少々躊躇したものの・・・・
峠にある会場の国民宿舎「わらび荘」前には、雪の降りしきる中、焚き火を囲んで人が大勢。
こんにゃくおでんに、焼き芋、豚汁、おにぎりとにぎやか。
さすがに、甘酒はなかったようだ___飲酒運転になるからね。
6時になると、向いの「高原牧場」斜面に火が灯され、☆のマークが浮き出る。
吹雪はますます強くなる。
そのあと、今年の火文字が浮き出る予定なのだが、
すでに、帰りのことが心配で、そわそわしていたワタシは、この時点で早々と帰宅を決心。
屋内会場での同時開催は、ポップス尺八の昌平さんのコンサート。
1曲だけ聴いて後ろ髪をひかれながら、焼き芋1つもらって帰路に着く。
ここからが、大変。大変。もう、た~いへん。
外に出ると、猛烈な吹雪。
自分の軽トラがどこにあるかもわからない。
やっと探して、乗り込むが、今度は道がみえない。
前の車のライトについて、ゆっくり、ゆっくり坂を降りる。
と、ここまでは、どうにか。
そのあと、県道にでると、前の車は高山中心地方面へ右折。
高山外れ在住のワタシは、左折しなくてはならない。
恐る恐るハンドルを左に切ると、
「エーッ、ワタシは一体、どこを走っているの?」
心臓の鼓動が速く、高く、大きくなる。
不安で胸が押しつぶされそう。
峠からこちら側は、街灯などほとんどなく、普段でも夜は寂しい雰囲気の場所。
向いに車のライトが・・・・
「おっと、危ない、危ない。」
対向車と衝突してはならぬと、なるべく左をゆっくり走る。
が、なにしろ、1m先も全く見えない。
ワイパーも効かない。
真っ白の世界。
怖くて怖くて・・・
会場に車を止めたまま、歩いて帰れば良かったと。
「ああ~、どこかに車を止めたい」と思いつつも、
ここがどこなのか、どこに止めて良いのかわからず。
半泣き状態。
しかし、車を止められたとしても、一寸先は魔の世界。
果たして、歩いて帰ることができるのか!
道は見えない。
他の車から、歩いているワタシの姿も見えないだろうし。
その間に、2,3台の車に追い越される。
その車のライトのあとをついて行こうとするが、すぐに、ライトは見えなくなる。
そうだ、これは、以前の霧中の運転時と同じ状況だ。
「もう、車を止めたいよ~。」
「もう、運転できないよ~。」
心細さは頂点に。
だけど、止めることができない。
ここは、ワタシが11か月間、散歩をしていた道。
その朝も、きょろきょろしながら歩いた道。
わずか、800m足らずのこの区間、いつも十数分でさっさか歩いているこの下り坂。
なのに、全く初めての場所に迷い込んだような錯覚にとらわれる。
そうこうしているうちに、見慣れた自動販売機や、道路標識が。
もう少し、もう少しと思いながら、やっと、我が集落入口に。
さあ、もう一息。
だが、この右折の間隔がつかめない。
早く切る過ぎると、集会場や巨大な道祖神にぶつかるしと思い、大きく切ってみた。
今度は、段々畑に乗り上げそう。
電柱にもぶつかりそう。
何度もハンドルを細かく細かく切って、どうにか。
もう、我が家は眼の前。
のはず。
が、我が家が見えない。
「そろそろだ。そろそろだ。」と思いつつ、思い切ってハンドルを左に・・・・
ガタン!!!
びっくりして、外に出てみると、溝に落輪。
しかも、我が家は通り過ぎていた!
あわてて、脱出しようと、前に、後ろにギアをいれてみるが、
ガッタン!!!
余計大きな音がして、身動きできなくなった。
はい。
家に戻り、JAFに電話し、救済依頼となりました。
(そういえば、6年前の高山が、JAFとの最初の出会いでした。)
15分もしたら、吹雪はだいぶん収まって、周りの状況も少し見えてきた。
もう少し、待機してから、帰路に就けば良かったのだが、
あの時は、なにしろ、どんどん吹雪が強く強くなってきていて、少しでも、早く帰らねばと・・・・
:::
今朝、
起床後、ロールスクリーンをあけても、
もう一枚、白いスクリーンがあるのかと思うほど、
周りのガラス全部に、雪が吹きつけられていて、外が見えない。
東から、北から、容赦なく雪は吹き狂う。
幽閉されているような感覚にとらわれる。
「カシオピア、
もう水仙が咲き出すぞ
おまえのガラスの水車
きっきとまわせ」
ひゅう、ひゅう、ひゅう・・・
『水仙月の四日』は、まだ続いている。
人はいつから、ここに住むようになったんだろう。。。。
何を思い暮らしてきたんだろう。。。。
高山村の「星まつり」、どうしようかと思っていたところ・・・・
夕方いらっしゃったYさんが、一緒に行きましょうと。
午後5時半過ぎ、横なぐりの雪になりはじめ、少々躊躇したものの・・・・
峠にある会場の国民宿舎「わらび荘」前には、雪の降りしきる中、焚き火を囲んで人が大勢。
こんにゃくおでんに、焼き芋、豚汁、おにぎりとにぎやか。
さすがに、甘酒はなかったようだ___飲酒運転になるからね。
6時になると、向いの「高原牧場」斜面に火が灯され、☆のマークが浮き出る。
吹雪はますます強くなる。
そのあと、今年の火文字が浮き出る予定なのだが、
すでに、帰りのことが心配で、そわそわしていたワタシは、この時点で早々と帰宅を決心。
屋内会場での同時開催は、ポップス尺八の昌平さんのコンサート。
1曲だけ聴いて後ろ髪をひかれながら、焼き芋1つもらって帰路に着く。
ここからが、大変。大変。もう、た~いへん。
外に出ると、猛烈な吹雪。
自分の軽トラがどこにあるかもわからない。
やっと探して、乗り込むが、今度は道がみえない。
前の車のライトについて、ゆっくり、ゆっくり坂を降りる。
と、ここまでは、どうにか。
そのあと、県道にでると、前の車は高山中心地方面へ右折。
高山外れ在住のワタシは、左折しなくてはならない。
恐る恐るハンドルを左に切ると、
「エーッ、ワタシは一体、どこを走っているの?」
心臓の鼓動が速く、高く、大きくなる。
不安で胸が押しつぶされそう。
峠からこちら側は、街灯などほとんどなく、普段でも夜は寂しい雰囲気の場所。
向いに車のライトが・・・・
「おっと、危ない、危ない。」
対向車と衝突してはならぬと、なるべく左をゆっくり走る。
が、なにしろ、1m先も全く見えない。
ワイパーも効かない。
真っ白の世界。
怖くて怖くて・・・
会場に車を止めたまま、歩いて帰れば良かったと。
「ああ~、どこかに車を止めたい」と思いつつも、
ここがどこなのか、どこに止めて良いのかわからず。
半泣き状態。
しかし、車を止められたとしても、一寸先は魔の世界。
果たして、歩いて帰ることができるのか!
道は見えない。
他の車から、歩いているワタシの姿も見えないだろうし。
その間に、2,3台の車に追い越される。
その車のライトのあとをついて行こうとするが、すぐに、ライトは見えなくなる。
そうだ、これは、以前の霧中の運転時と同じ状況だ。
「もう、車を止めたいよ~。」
「もう、運転できないよ~。」
心細さは頂点に。
だけど、止めることができない。
ここは、ワタシが11か月間、散歩をしていた道。
その朝も、きょろきょろしながら歩いた道。
わずか、800m足らずのこの区間、いつも十数分でさっさか歩いているこの下り坂。
なのに、全く初めての場所に迷い込んだような錯覚にとらわれる。
そうこうしているうちに、見慣れた自動販売機や、道路標識が。
もう少し、もう少しと思いながら、やっと、我が集落入口に。
さあ、もう一息。
だが、この右折の間隔がつかめない。
早く切る過ぎると、集会場や巨大な道祖神にぶつかるしと思い、大きく切ってみた。
今度は、段々畑に乗り上げそう。
電柱にもぶつかりそう。
何度もハンドルを細かく細かく切って、どうにか。
もう、我が家は眼の前。
のはず。
が、我が家が見えない。
「そろそろだ。そろそろだ。」と思いつつ、思い切ってハンドルを左に・・・・
ガタン!!!
びっくりして、外に出てみると、溝に落輪。
しかも、我が家は通り過ぎていた!
あわてて、脱出しようと、前に、後ろにギアをいれてみるが、
ガッタン!!!
余計大きな音がして、身動きできなくなった。
はい。
家に戻り、JAFに電話し、救済依頼となりました。
(そういえば、6年前の高山が、JAFとの最初の出会いでした。)
15分もしたら、吹雪はだいぶん収まって、周りの状況も少し見えてきた。
もう少し、待機してから、帰路に就けば良かったのだが、
あの時は、なにしろ、どんどん吹雪が強く強くなってきていて、少しでも、早く帰らねばと・・・・
:::
今朝、
起床後、ロールスクリーンをあけても、
もう一枚、白いスクリーンがあるのかと思うほど、
周りのガラス全部に、雪が吹きつけられていて、外が見えない。
東から、北から、容赦なく雪は吹き狂う。
幽閉されているような感覚にとらわれる。
「カシオピア、
もう水仙が咲き出すぞ
おまえのガラスの水車
きっきとまわせ」
ひゅう、ひゅう、ひゅう・・・
『水仙月の四日』は、まだ続いている。
人はいつから、ここに住むようになったんだろう。。。。
何を思い暮らしてきたんだろう。。。。
恐ろしいね、高山。
早く春よこい!!
私は今年の冬は、子ども達の受験で約2ヵ月半横浜にカンズメ状態で山梨にもいけませんでしたが、横浜でもものすごい風と寒さだったので、山梨はもとより高山村は大変だったろうと想像できます。山梨も毎年瓦が飛んだり、湯沸かし器が破裂したり、冬には事件が起こります。雪が降るとバスが来なくなったりして、帰りに山を2時間かけて下りることもありました。春の気配は強くなりましたが、まだまだ大変だと思います。気をつけてお過ごしください。
例の吹雪が、めまいを呼び起こしたのかも。。