寒月 2012-01-10 04:53:13 | 山の暮らし あまりの明るさに 外に出てみると やはり満月か ただ いつものそれではなく 月の周りをオレンジがかったものが広く取り巻いている ゆったりとはっきりと その異様さに耐えきれず 思わず家の中に引き返した ついさっき ワタシを目覚めさせたざわざわした夢が 取りきれない澱となってワタシの中に残っていて 心ならずも それを気味悪く感じさせたのか 寒月は 煌々としていなくてはならない ワタシは 悠々としていなくてはならない 数分後にこっそりと覗いた月は いつものそれに戻っていた