草の葉

高山村にある、緑に包まれたギャラリー

ほんものの贅沢

2010-07-07 21:54:00 | ぎゃらりー「草の葉」
『贅沢というのは高価なものを持っていることではなくて、
贅沢な精神を持っていることである』
ほんものの贅沢、森茉莉の言葉が思い浮かぶ。



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今日は、12名のお客さまを迎えて、
待ちに待った微笑庵さんの和菓子作り教室。


ちょっと予定外やアクシデントありの、
楽しいイベントであった。

まず、水羊羹。
人肌に冷ましてから、再度冷やすのだが、
ウチの湧水につけておいたら、
あらあら、ちょっと冷やしすぎに。
そのあと、
葛餅は手違いから、固まらず、急きょ変更。
お客様が菊の花束をプレゼントくださったこともあり、
菊の練り切りに。
途中のお茶の時間には、
パリパリ最中の皮に、自分で餡子をつめて食べる楽しみも。

贅沢な時間。



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目や手で楽しみ、食しての喜びはもちろんのこと、
2時間余り、手を動かしながら語られた、
宮澤さんの話は、心を動かす。
彼の和菓子に対する心持ち、情熱が、
多くの奇しき縁を得て、
美しさを増していく。

素材に対するこだわりは、
一級品の小豆や葛を使うということはもちろんのこと、
水羊羹を竹筒にいれるということにも。
竹の葉っぱの香りがひろがり、
忘れてた遠い夏が蘇る。
ひょろと竹筒から出てくる淡い薄紫の美しさ、
のど越しの良さ。
それは、
自然のものが持つ美しさ、うまさ。


上質な素材と、修練を積んだ手の技、
そして、
作り手の感性から生まれる美しさは極上もの。




     ::::



ワタシは、
3年前、美しいモノたち、
美しい人たちとの出会いを楽しみに、
ココで、「草の葉」を始めた。

   今日、
   また、一つ、
   五感総動員のカンゲキ。。




和菓子作り教室のご案内

2010-07-07 05:41:41 | ぎゃらりー「草の葉」
    @イベント当日まで、この記事をトップにさせていただいております。



うれっしいお知らせです。

緑が一段と濃くなる来月、
高崎の微笑庵さんを講師に招いて、
夏の和菓子を作ります。

音楽もアートもクラフトも大好きなワタシですが____
この企画、
甘いもの好きのワタシにはたまりません。
と、いっても、
料理の苦手なワタシは、
たぶん、見てるだけ、食べるだけとなるでしょうが・・・・



     日時  7月7日(水)13:00~15:00
     会費  2000円(材料費込) 10席限定
          水羊羹と七夕の吉野葛の予定
     持ち物は特にありませんが、エプロン、手拭きくらい。
    
     

    尚、先着10名ですので、
    今回は、ブログのみでのお知らせになります。


     *満席となりましたので、締め切らせていただきました。





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先日、道具持参でいらした微笑庵さん、
「草の葉」で、
ちょちょいのちょいと、
作ってくださったわらび餅。
その手際の良さは当たり前のことですが、
出来立てのわらび餅のおいしかったこと。
本ワラビ粉ののど越しの良さと、うっすら草色の透明さ。
厳選された小豆餡子の上品な味と、淡く紫がかった奥深さ。


素材の美しさに、
そして、
手仕事の美しさに感激。



    七夕の日に、
    美の世界を堪能あれ。。