草の葉

高山村にある、緑に包まれたギャラリー

ミツバチ礼賛

2009-05-29 13:39:25 | 山の暮らし
春になっても、どうも気配がないなと思っていたが、
やはり、我が家の向いの養蜂場は今年も閉鎖のようだ。
今朝、久しぶりにいらした養蜂家のTさんによると、
このところマスコミでも取り上げられている____
例の原因不明の「蜂群崩壊症候群」で、
去年の秋から年末にかけて、50群程いなくなってしまったため、
高山村のココでは、今年蜂箱を持ってこれなくなったということらしい。

ところが、
不思議なことに、
2箱だけ置きっぱなしになっていた1箱に、
なんと、ニホンミツバチがビッチリ入っていた。
箱を開けて見せてくださった。
ビンビンブンブン、その数は?
固まってラグビーボールくらい?
原種のハチらしい。
早速、できたてのハチミツを食べさせていただいた。
真っ白なふわっとした蝋ごとバクリ。
ほんのり色づくくらいの淡い色だが、
その味の濃厚なこと!
何の蜜を集めたのか聞くのを忘れたが、
ぐっとくる甘さ。
クシュクシュ蝋ごと噛みながら、蜜を吸いこむ。
長く自然な甘さが口に残り、
なんとも、おいしーい。
幼い頃、サトウキビを噛んだ時のことを思い出す。

いつもは、一般的なアカシヤをお願いしているのだが、
試しに、今年は、ソバやクリやサクラも食している。
ソバは、特に体に良いようだが、薬のような味で、ちょっとワタシには食べづらい。
クリも若干癖があり、サクラは淡白。
今日のは、そのどれとも違う味で驚いた。
もちろん、蜜源の花による違いはあるけれど、ハチによっても違うのだろうか。
今度、Tさんに聞いてみなくっちゃ。。



    ::::


朝、ヨーグルトに入れたり、パンにつけたりのワタシには、
ミツバチと言えば、蜂蜜しか思い浮かばなかったが、
実は、いろいろな役目を果たしているようだ。
近年のミツバチ不足は、
果樹農家をはじめ、各所で危機感を募らせている。
ニンゲンは、改めてミツバチのありがたさを痛感?!



     それにしても・・・・
     自然の造形物のなんと美しいことか!
     しばし、見とれる。。