はたと思い出した。
なにげなく、
ほとんど葉を落とした木々を見ていて。
うかつにも、
ショパンのピアノソナタ第2番を聴いていて。
この季節だったのだ。
一年前のことが、
ずいぶん昔のことのように思われる。
たぶん、
あまりに思い出が少なすぎるから。
何一つ残さず逝ってしまうというのがいいのかもしれない。
すべて形あるものは消えてしまうのだから。
何一つ残さずに逝ってしまうというのもいいのかもしれない。
自分はこの身だけなのだから。
だけど・・・・
ひとつだけでいい。
やはり、
思い出す手がかりを残してほしかった。
残る想いをかき集めながら、
残された者はそう思う。
なにげなく、
ほとんど葉を落とした木々を見ていて。
うかつにも、
ショパンのピアノソナタ第2番を聴いていて。
この季節だったのだ。
一年前のことが、
ずいぶん昔のことのように思われる。
たぶん、
あまりに思い出が少なすぎるから。
何一つ残さず逝ってしまうというのがいいのかもしれない。
すべて形あるものは消えてしまうのだから。
何一つ残さずに逝ってしまうというのもいいのかもしれない。
自分はこの身だけなのだから。
だけど・・・・
ひとつだけでいい。
やはり、
思い出す手がかりを残してほしかった。
残る想いをかき集めながら、
残された者はそう思う。