地図を楽しむ

地図と共に歩く。里山歩きや、ウオーキングに、そして時には読書に・・・

エベレスト山登頂40周年記念

2010-04-25 | 日記
The EVEREST Day のトークショーを拝聴しました。

今年は、日本山岳会エベレスト登山隊登頂40周年記念の年だそうです。
その記念のトークショーが代々木公園脇の国立オリンピック青少年総合センター(元・東京オリンピック選手村)で開催されました。

山の先輩に誘われて、よちよち歩きで、駆け出しの小生も出席してみました。

話の細かい内容は良くは解りませんでしたが、40年前、エベレストに登った人たち(総勢39人の内、十数人)が、老体?(多分、7,80才台でしょう)をおして登壇されました。


登られたのは、下のイラストにあるように、南東稜線だそうです。


このとき、頂上に登ったのが植村直己さんであり、松浦輝夫さんです。

「5月11日9時10分、8,848mのエベレスト山頂に到達。世界で一番高い場所に立ったふたりは抱き合って喜びをわかちあいました。」とパンフレットに紹介されていました。

その一人、松浦輝夫さん(当時35歳・・・という事は私と同年齢)も、本日、登壇されていました。

そしてその時の「登頂報告」をされました。
(マイクの使い方に慣れておられないらしく、話が良く聞き取れませんでしたが・・・)

できれば、座談会風の雰囲気の中で、くだけたお話を聞きたいものです・・・。

そして、今日の、この企画の中心人物が、植村直己さんです。

1985年(?)にマッキンリー登山中、行方が知れなくなった人です。

彼は、多くの協力者に囲まれた、計算しつくした登山でなく、単独登山を好まれたようです。
そのことが「冒険家」と云われる所以でしょうか。一寸、無謀なところも感じられましたが・・・?

大変、興味のある人なので、近いうち、植村冒険館(板橋区蓮根2-21-5)を訪れてみたいと思っています。

また、7月24日の毎日ホールでの「ザ・植村直己・デー」にも参加してみるつもりです。

最後のほうで、テレビ等でもお馴染みの、田部井淳子さんの「1970年 世界女性初登頂」のお話が“10分間”ほどありましたが、話し振りが明確で、良く解り、全く眠くならない、面白い語り口でした。

この10分間の話が、本日最大の収穫でした。

たとえば、男性と女性の体力の違い。当時の海外登山の手続きの難しさ。知らないで中国側からエベレストに登っていたこと。中国隊にただ一人の女性隊員がいて、今でも交流がある話。勿論、自分の女の子や、理解ある主人の“おのろけ”まで・・・。
素晴らしい女性です。