九里陸上部 指導者日記

九里学園陸上競技部の指導者によるブログです。
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真似。

2009年11月24日 12時06分44秒 | その他(投稿者・忍者)
今日は市営グランドが休場日の為に練習は休養日としました。暇な事もあって、ベルリン世界陸上のビデオを見ました。サイン・ボルトの世界新記録100m9秒58と2位のタイソン・ゲイの走りを何度も見ましたが、「結論は真似の出来ない走りである」と言う事でした。形を真似しところで、体格も体力も違う中では意味のないものです。よく見る光景に(中学生に多いのですが)仲間に一人全国で通用する選手が出ると、他の部員もその選手の走り(フォーム)を真似している姿です。歩き方や動作まで似ているのですから笑えます。コピーにはなれない、自分との違いを理解できないのでしょう。一緒に練習して「何処が優れているのだろう」と、考える余裕があれば違う取組も出来るのでしょうが・・。最近、女子短距離は福島選手の腕を横に振る走りを真似している選手が多くなりました。軸がぶれないだけの基礎体力があれば別ですが、左右に身体がぶれたら走れるはずはありません。動きの速さは真似できるものではないし、彼女だからやれる走りだと思います。基本は基本、昔から(べリ-ロールから背面跳びのように)大きく変わる事はありません。指導者の見る目ほど怖いものはないような気がしました。
コメント
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