久野康成公認会計士事務所/株式会社東京コンサルティングファーム(TCF)の 【国際化支援ブログ】

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地位に驕り、名声に酔い、財に溺れ、努力を怠る

2008年09月25日 | 所長と熱く語ろう!(久野康成)

【成功者には、成功という名の試練が与えられる。】

稲盛氏の言葉です。


成功とは、地位・名声・財を得られるものですが、実は、人間として試される最大の試練なのです。

「盛者必衰」、ほとんどの成功者は、消え去っていく運命にあります。

30年間、成功し続けられる人はほんの僅かです。



松下幸之助氏は、財に溺れない方法として、以下のようなことを考えられました。

具体的には、「欲しいもの」ではなく、「必要なもの」を買う方法です。


財をなしても、人間の欲求には切がありません。
ベンツに乗っても、セカンドカーでフェラーリが欲しくなります。

豪邸を手に入れても別荘が欲しくなります。

欲求に従って物を買っていては、切がないのです。



松下幸之助氏は、デパートにある商品は、すべて自分の物と考えました。

そして、必要なときに紙幣という引換券で、デパートという自分の倉庫から物を持ち帰ると考えたのです。



デパートの商品を他人の物と思えば、欲しくなります。

しかし、すべて自分の物と考えれば、必要なときにしか持ってくることはしません。


すし屋に行っても、10万円分食べることはできません。
洋服も、一度に着られるのは、1着です。

立って半畳、寝て1畳、天下をとっても四畳半。
大きな豪邸を建てたとしても、ほとんどが空き部屋になるだけです。

別荘など買っても、年に何回利用するのでしょうか?
フェラーリも2、3回乗ってみれば十分でしょう。


このように考えれば、「必要なものは」、人間、大きな差はありません。
「欲しいもの」を買うという衝動から開放されれば、財に溺れることはなくなるでしょう。


お金はただの引換券に過ぎません。
必要なものだけを消費していれば、お金からも開放されます。


本田健氏いわく、

「すし屋に行ってお金を気にせず食べることができる」
状態が、お金から開放された状態だそうです。

(最低、その程度の稼ぎは必要という意味ですが・・・)


 

 


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