【この地球は私たちの先祖から受け取ったものではありません。私たちの未来の子供たちから貸してもらっているものです。】
昨日の夜、アウトドアスポーツ用品で有名なパタゴニア社の日本支社長の講演会に参加しました。
講演の最後に教えていただいた言葉です。
感動して泣きそうになりました。
私は、地球の今後に関して非常に悲観的です。特に、地球温暖化問題は、待ったなしの問題で、簡単に解決できるのもではありません。
ともすれば、100年以内に人類が滅亡するのではないかとさえ思っています。
今週の日経ビジネスに宇宙飛行士の毛利衛氏が登場しています。
毛利氏は、宇宙で、人間は地上にいるときは、自分が支配している気になっているが、宇宙から見れば、人間がいようがいまいが地球は存在し続けると言っています。
地球の歴史からすれば、人類の存在自体が小さなものかもしれません。
しかし、自分たちの愚かさによって、未来の子供たちを住めなくしてしまうのは、あまりにも悲しいものです。
先祖から引き継いだ地球は、多少汚しても良いと思う人がいるかもしれません。
しかし、未来からの借り物であるのなら、借りたとき以上に良い物にしてお返しすべきです。
たとえ微力であっても、自分たちでできることをしていかなくてはなりません。
ちなみに、パタゴニア社は、売上の1%を毎年、環境対策に使っているそうです。
さらに素晴らしいのは、環境対策がさらなるブランド価値を生み出し、成長の原動力になっていることです。
私が、事業を通じて行うべき貢献は何か改めて考えさせられました。
売上の一定割合を、社会に直接還元していくことは、非常に良いことです。
私がすべきことは何か?
『ノーブレス・オブリージュ』の気概を改めて持つべき時なのでしょう。