末期高齢者になってしまった老人の日記

我が家の花の写真を中心に、日々の暮らしの中で起きたこと等を書かせていただきます。

畳のサイズ

2013-10-08 10:35:40 | 生活
花壇に毎日来る蝶

2日間休んで昨日は居間の畳替えが行われましたので

今日の座敷で全て終わり一段落します。

それで今日は畳のことを少し書いてみました。

ご存知の様に畳の大きさは異なったものがあり

関西で多い『京間』、静岡以東に多い『江戸間』のほか、愛知に『中京間』、

更に公団住宅で採用された独自規格「団地間」等があり

東に向かうほど畳は小さくなっています。



昔徴税の単位となっていた1坪は1間四方で、

1間は畳の長辺にほぼ相当します。

1間の長さは明治になって尺貫法で6尺に統一されましたが

それまでは地域や時代によって為政者の政策が反映されてばらばらでした。

秀吉による太閤検地までは、1間=6尺5寸だったのですが

秀吉はそれを縮めて6尺3寸で検地をしました。

更に江戸幕府を開いた徳川家康は、より多く年貢米を取り立てるために

1間を6尺に縮めて検地をしました。

そのため江戸間の小さなサイズが生まれました。




以下に主な畳サイズを示します。


名称   サイズ(センチ)      地域             京間6畳分の広さに
                                      何畳敷けるか
京間   95.2×191    関西圏以西

大津間  95×185        滋賀                  6.4畳

中京間  91×182    愛知、岐阜など中部地方          6.5畳 

江戸間  88×176    静岡以東。大手住宅メーカーが採用   7.1畳

団地間  85×170程度  公団住宅など                7.6畳



 


我が家の畳は勿論江戸間です。そして我が家には少し珍しい畳床が残っています。

それは椰子の繊維で作られた棕櫚床です。以前は全部棕櫚床でしたが重いので、

畳屋さんには気の毒だと、小生の部屋以外は変えてしまいました。

今回も畳屋さんに余り重いようなら変えてもいいですと言った所、若い畳屋さんは

こんな床は初めてみたので、残しておきましょうというので残っているわけです。

なお棕櫚床は、調湿性・通気性に優れ、カビ・ダニに強く、

空気層が多いので冬温かく、夏は涼しいとのことです。

ただ現在は発泡スチロール等を使った化学床が軽くて快適な上に安価のため

普及している様です。