末期高齢者になってしまった老人の日記

我が家の花の写真を中心に、日々の暮らしの中で起きたこと等を書かせていただきます。

柴又帝釈天 その2 大客殿と庭園 

2012-04-15 12:36:35 | 暮らし
帝釈堂に続いて、本堂裏手にある大客殿と邃渓園を見学しました。

大客殿

全てヒノキで造られた昭和4年完成の建物です。
入母屋造瓦葺、平屋の左右に細長い建物で、
東京都の選定歴史的建造物になっています。

座敷4室が1列に配してあり、その手前には庭に面しガラス障子の廊下があり
次の邃渓園が眺められます。

大客殿廊下入口。廊下左側に拡がる庭園の名前の額


和室には珍しいのシャンデリア


床の間に飾られた壺


変わった絵。中央には南無妙法蓮華経の文字が


横山大観が描いた屏風のある部屋


作者は分らなかった屏風のある部屋

座敷のうちもっとも奥に位置する「頂経の間」の床の間


床の間の横にある「南天の床柱」は日本一のものといわれ
直径30センチ、滋賀県の伊吹山にあった樹齢約1,500年の
南天の自然木を使用したもの


邃渓園

大客殿廊下から見た庭園。
奥に見える廊下は、客殿廊下に続いて庭園の周囲にある渡り廊下

大客殿前に広がる池泉式庭園で、柴又帝釈天の奥庭になります。

邃渓園の名は,庭園の滝の風情が幽邃でもの静かであることによるとか。
昭和40年に関東の高名な造園師永井楽山翁によって完成されました。

残念ながら瀧は見当たりませんし、期待した程の庭園ではありませんでした。






写真左の建物が大客殿