みんなの畑の日記~農業実践教室

フォトシンセシスが運営する農業実践教室の講義の内容、様子を公開。週末を活かして野菜作りを学びたい方に。

農業実践教室第10期:準備で大忙し

2011-02-28 10:06:05 | Weblog

チューリップの芽が出てきました!

球根を買ったことを忘れていて、植えつけるのがものすごーく遅れてしまったんですけれど、無事地上に芽を出してくれました。あとは花をつけてくれるのを待つばかり。さりげない場所で発芽いているので、芽を踏まないようにしないと!

 

冬の間、教室の畑の周りでは、人の姿をみかける頻度が少なかったのですが、この頃は近くの畑でもボチボチと作業をする人の姿を見かけるようになってきました。腰の曲がったおばーちゃん、おじーちゃんの姿が多いです。

 

教室の畑では、先日、1回目講義をお休みされる受講生のMさんご夫妻と一緒に、春夏作のために一大土木作業をいたしました。

Mさんご夫妻、ジャガイモの植えつけからこの土木作業まで、どれもかなりの力仕事だったのですが、頑張ってこなしてくださいました。お疲れ様でした!そしてありがとうございました!Mさんご夫妻が植えつけてくださったジャガイモ畝は、これから見本として活躍することでしょう!

そうそう、今年もジャガイモは色々な品種を植えつけます。楽しみにしていてくださいね!


農業実践教室第10期準備中~もう間もなくスタートです

2011-02-24 12:15:15 | Weblog

つい先日、第9期の収穫祭を終えたばかりのような気がします。2か月間は冬休みだ!何して過ごそうかな~なんて一瞬思いましたが、何をするも何も・・・・。

タスマニア旅行には行きましたが、この時期にしかできない畑の管理作業をしたり、教室関係の色んな事務作業をしたり、種播きをしたり、滅多にできない倉庫の掃除&整理をしたり・・・。

で、あっという間に2月24日になってしまいました。

第10期生の皆さん、来週からいよいよスタートです。

どうぞよろしくお願いします!

 

 

さて。

先日、畑の準備を進める中で、冬の間にいつの間にか広がってしまった雑草を引っこ抜いておりました。

畑には色んな草が生えていましたが、その中にカラスノエンドウ発見!

カラスノエンドウ。これは、この根っこのツブツブがいーんですねぇ~。

畑にとってプラスになる草です。

でもって、若芽と花の部分は、てんぷらにして食べると美味とのこと。

これまで、その根っこにばかり注目しておりましたが・・・・

とりあえず、今度てんぷらにして食べてみようっと!!


農業実践教室第10期:準備中~楽しい近所の農家さん

2011-02-21 12:43:55 | Weblog

畑に出ると、必ず毎回顔を合わせる農家さんがいます。

お話好きの愉快な農家さんで、いつもケタケタ笑いながら面白い話をしてくれます。

 

先日は、ある作物の育て方の話になり、「そうそう、となり町にその作物を作るのが上手な人がいてさ・・・」と話が始まりました。

ワタシのツボにはまった話なのでご紹介~。

 

オジサン:「隣町に××と△△を作っている人がいるんだけどさぁ」

ワタシ:「ハイハイ」

オ:「まあ、××は千葉では作るのが難しいじゃない。でさ、みんなそいつの畑を見に行くんだけれど、畑は見せてくれても作り方は全然教えてくれないんだよね」

ワ:「ナルホド~。企業秘密なんですね。仕方ないですよね。でも、××と△△だなんて、ちゃんと作れればかなり高く売れるものを選んでいて、いいですねぇ~」

オ:「そいつはさぁ、大したもんなんだよ。××と△△以外に、前は”平飼いの卵”を作ってたんだよ。畑に鶏を放し飼いにしてねえ。。これだって高く売れるだろ。有精卵だしよ。だいたい産直の直売所にもってって、いつも売り切れてたね。高い値段で良く売れてたんだよね」

ワ:「え~、これまた高く売れるモノを!なかなかのやり手さんですねぇ~」

オ:「まあそーなんだけどさ、でもさーそいつ、もう平飼いやってないんだよね~」

ワ:「なんでです?もったいない~」

オ:「平飼いだとさ、広い畑に放し飼いしているからどこに卵を産んでいるか分からないないじゃない。だから、古いのと新しいのが混ざっちゃうんだよね」

ワ:「まあ、そーかもしれませんね」

オ:「でさ、ある時直売所にいつもの通りに卵をもっていったらさ、売り場からクレームがあったんだってさ。・・・・・・・・・売り場でヒヨコになっちゃったって

ワ&オ: 

オ:「もうさぁ~それ聞いて以来さ、そいつが”卵やるよ”って言っても、みんなもらわなくなっちゃってさぁ~。で、とうとうそいつは平飼いの卵やめちゃったんだよね」

 

 

楽しいブレイクタイムでした。


農業実践教室第10期:準備中~用語の定義

2011-02-17 10:23:43 | Weblog

ワタシは、ご近所の農家さんや地主さんとよくおしゃべりをします。

雑談の中で学ぶことも多いので、雑談はとても貴重です。

 

その中で、どーも話がかみ合っていないな・・・と思うシーンがありまして・・・。

 

最近、教室の畑の周りでは堆肥を使うことがブームになっているようで、今まで堆肥を使っていなかった方の畑の隅に堆肥が積まれている光景をしばしば見かけます。

「堆肥使うようになったんですね~」なんて色々と話を始めると、どうも「堆肥を入れた後の作物の状況の話」など、ワタシのイメージしているものと違う話が出てきます。

初めて堆肥を入れる方で、ものすごい量の堆肥を畑の隅に積んでいるのに「あんまり入れたらもったいない」とか「堆肥を全面に入れると葉や茎が育ち過ぎちゃう」とか・・・。

???????

よくよく話を聞いて分かりました。

どうやら「肥料」として使うようです。

そういえば、ワタシが積んでいる「堆肥」のことをその方は「ヒリョウ」と呼んでいました。

単なる言葉のアヤ、言い回しの「クセ」ではなく、本当の意味での肥料だったんですね。

 

ワタシが堆肥だと思っていた「オジサンの畑の山積みの物体」は、話をよく聞いてみると実に色々なものが入っていました。確かに「肥料」という言葉がピッタリでした。

 

こーゆー話のすれ違いって結構あります。

野菜を作っていると「こーゆーやり方がいいみたいだよ!」という部分的な話を耳にすることがしばしばありますが、それは、その「やり方」を実践するための条件を整えることがとっても大事だったりします。その前提を確認しないまま、聞きかじった部分だけ聞いたとおりにやってもうまくいかないことがあります。

まあ、そーゆーことは野菜づくりに限ったことじゃありませんが。

というわけで、人に農業の話を聞くときにはちょっとクドくなりがちな今日この頃です。


農業実践教室第10期~準備中:雑草の根

2011-02-14 10:55:53 | Weblog

先日、畑の土を掘りました。

だいたい深さ40㎝くらいでしょうか。

雑草の根が深く入り込んでいます。

ご立派です。。。

畑において雑草をどう扱うかは農法や考え方によって様々です。雑草は生やしておいた方が良いという人もいれば、雑草は完全撤去の方針の人もいます。

農業実践教室では「雑草はできるだけ取り除く」方針です。

この立派な根を見て、雑草はできるだけ小さいうちにとろうっ!と改めて心に誓うワタシでした。


農業実践教室:第10期~準備中:ネオニコチノイド系

2011-02-12 00:48:44 | Weblog

最近、ちょっと緩めの話題が続いたので、今回は真面目に農薬の話を少しだけ紹介したいと思います。


 


最近、ネオニコチノイド系農薬という新しいタイプの農薬の使用が増えているらしいですね。念のため・ ・教室ではもちろん使っていませんよ。


 


この農薬は、虫の神経や脳に作用することで虫を殺す農薬です。


この農薬は、少量で効果があり効き目が長いので、農薬の使用回数は減るそうです。減農薬の流れにマッチしますね。


ただ、水溶性で作物に浸透していく性質があるようで、作物は、葉や茎から直接この系統の農薬を吸収し、土壌に農薬を撒かれたら根からこれを吸収し、内部から殺虫効果を持ち続けるらしいです。野菜やコメをいくら洗ったところでこの農薬は落ちません。この系統の農薬の自然界への影響も懸念されているようです。


 


ご興味のある方は、ちょっと検索するだけで色々な情報がヒットしますので、ぜひお調べいただければと思います。


 


もちろん、この農薬の話にも当然利害関係者がいるわけでして、立場によって異なる主義主張があり、情報は錯そうしています。混乱するかもしれませんが、一つの話だけでなく色々な主張を読んでみると良いのではないかと思います。

 

 


農業実践教室第10期~準備中:微生物くん、ありがとう~!

2011-02-09 10:29:06 | Weblog

堆肥や肥料は、完成するまでに時間がかかります。

でも、毎日毎日人間が手を加える必要はなく、うまく環境を整えてあげたら微生物くんたちの活躍により「発酵」が進むので、人間は時々様子を見ながら手を入れてあげるだけで十分です。

ただ、発酵させる環境がうまくハマらないと、まったく変化なしの状態が続くか、あるいは腐敗していくので、人間があの手この手で頑張らなければなりません。

 

 

第9期で作った肥料。

7期、8期ともに肥料づくりはだいたい順調だったのですが、第9期では、使った鶏糞があまり良いものではなかったせいで、酷い目にあいました。第9期生の皆さん、覚えていらっしゃいますよね。あの匂い。思い出すだけでワタシは頭痛がしそうです。

 

あの超問題児が、このほどやっと良い状態になりました!

匂いもいい感じ!

この問題児の発酵を進めるための環境づくりには本当に苦労しました。

発酵させるための環境がピタっとはまってからは、置いておいただけですけれど・・。

 

この肥料は、第10期の野菜づくりに使います。

 

 

畑の隅の方では稲わら堆肥も作っています。

久しぶりに御開帳。

こちらを使うのは当分先になりそうです。

 

循環型の農業では、微生物くんたちが本当によく頑張ってくれます。

美味しくて健康な野菜を作るためにも、できるだけたくさんの微生物がバランス良く棲んでくれるような土作りを頑張る教室の畑です。

 


農業実践教室第10期~準備中:次々に発芽中

2011-02-07 10:21:57 | Weblog

もう2月に入りました。

日が沈む時間がずいぶんと遅くなり、作業的には助かっています。

 

さて。

第10期教室にご参加くださる皆さん。

長らくお待たせ中ですが、教室の準備は着々と進んでおりますよ。

現在、ハーベストクラブのアドバイザーである関口さんが、皆さんに植えてもらう苗をどんどん育ててくださっています。

 

ワタシの方でも、みなさんにより教室を楽しんでもらうために、今、色んな野菜の種を播き始めています。

 

こちらは、トマト。

 

いんげん。

生まれたての初々しい姿は、いつ見ても愛おしいものです。

この生まれたての愛おしい姿をリアルで見てもらえるよう、みなさんにも苗を育てていただきますので、楽しみにしていてくださいね!

 


農業実践教室~秋冬の後片付けと春夏の準備は並行して・・・

2011-02-03 22:24:30 | Weblog

 

梅!

今日はポカポカと暖かい一日でしたが、昨日までは震えるほどの寒さでした。

この時期、農閑期といえば農閑期なのですが、実はあまりのんびりと出来ず・・・。

秋冬の最終片づけをして春夏の準備をさっさと始めなければならないのです。

 

 

この秋冬、教室の畑では唯一?不作だった大豆。

不作なりに実がついており、喜んで収穫したのですが、その豆をさやから取り出す作業になかなか手をつけられず・・・・・。

このほどやっと少しだけ着手しました。

 

足で、鞘を踏みつけて豆を取り出しています。

まだまだ豆は残っています。

ああ~気が遠くなります。。。

 

 

また、第10期でジャガイモを作るエリアに堆肥を入れ始めました。

今回入れた堆肥は、第7期、8期に出た野菜残渣を堆肥化したものです。

自分たちで作った野菜の残渣がまた堆肥として畑に戻ってきました。

家庭菜園だとスペースの問題もあろうかと思いますが、残渣の堆肥化はメリットが多いのでお勧めです!


農業実践教室:番外編~タスマニア!食べ物と野菜編

2011-02-01 00:28:06 | Weblog

タスマニアでは、牧場と採草地はたくさん見ることができたのですが、少なくともワタシの行った北部エリアではワイナリーのブドウ畑以外、野菜を育てる「畑」はほとんど見かけませんでした。


だからタスマニアでは野菜を作っていない…ということでは決してなく、観光客移動ルートではないどこかできっと作っているのでしょう。

 

で、タスマニアの野菜。


去年行ったシドニーでは、野菜はもちろんあらゆる食べ物の価格が日本より高いと感じましたが、それはタスマニアでも同じ。

普通のパン屋でクロワッサンにハムとチーズをはさんだだけで、7ドルします。ちなみに普通のクロワッサンは4ドル。

 

以下、お店の人に許可を得て商品とその値段の写真を撮ってみました~。

 

水は600mlで2.4ドル。


ティッシュは1箱2ドル弱。


 


玉ねぎは特価で1キロ1.8ドル。


これは安いけれど、赤玉ねぎだと1キロで5.4ドル。

ちなみに、日本のある生協の減農薬のたまねぎは1キロ340円です。

 


ベビーリーフは、1パック3.95ドル。



もやしは1パック2.79ドル。

キャベツは2分の1カットで2.2ドル。


 


以下は全部1キロあたりの値段。



 





日本の方が安いものが結構あります。

 

ところで。

タスマニアの東海岸滞在期間中は、お友達が頑張ってくれて、ホテルよりも快適で、眺めがよくコストパフォーマンスが良いholiday retreat(貸し別荘みたいなもの)を予約してくれたので、タスマニア2日目の夜は先のスーパーでタスマニアビーフ、野菜、パスタ、トマトソースなどを買いこみ夕飯にしました。

 

ちなみに夜8時半頃でこんな感じ。

今回、メロン、レタス、きゅうり、にんじん、カリフラワー、ズッキーニ、米ナスを買って料理して食べましたが、レタス、キュウリ、にんじんは、日本のものと味がずいぶん違いました。基本的に薄い味です。

ちなみに、他の場所で食べた「茹でただけのホウレンソウ」も自分が知っているホウレンソウとはまったく違う味がしました。

日本の野菜・・・というか、やっぱり教室の野菜の方が美味しいです。