みんなの畑の日記~農業実践教室

フォトシンセシスが運営する農業実践教室の講義の内容、様子を公開。週末を活かして野菜作りを学びたい方に。

農業実践教室第12期:2回目~発芽続々

2012-03-30 11:39:19 | Weblog

教室の畑では、トウモロコシの芽、だいたい出揃いました。

相変わらず強い風が吹きますが、皆さんに作っていただいたトンネルは、バッチリです。

教室の畑では、補講でお集まりいただいた皆さんに播いていただいたルッコラとカブの発芽が始まりました。

ちょん ちょん ちょん。。。。

と控えめな雰囲気で芽を出している感じが、かわいらしいですね。

丁寧に播いていただいたので、キレイに等間隔で出ています。

ただ、人によって、その間隔が違うので、あ、ココからは違う人が播いてくれたんだなっってことが一目で分かります。

写真でも向かい合わせで違う人が播いた感じがするでしょう。

 

3月に教室がスタートした時には、茶色一色だった畑ですが、だんだん緑色のエリアが増えていきます。

あわせて、平面だった畑が、かなり立体的になっていきます。

そういった景色の変化も楽しんでみてくださいね!


農業実践教室第12期:2回目~トウモロコシの種まき

2012-03-27 21:50:37 | Weblog

雨が止んだので、ベストな環境ではないのですが、トウモロコシの種播きを行いました。

 

トウモロコシは、期間限定ではありますが確実にアワノメイガの幼虫がやってきて食い荒らすので、このアワノメイガの出没時期と収穫時期をバッティングさせないよう、無農薬での栽培では早く種を播いて早く収穫するか、遅く種を播いて遅く収穫するか、ということで虫害被害を減らしていきます。

教室では、初夏にトウモロコシを楽しむため、早い時期に種を播いて早く収穫します。

ただ、トウモロコシは、早い時期に種を播くと、露地で発芽するには外気温が足りないので、種まきをした後にビニール資材で保温します。

千葉のこの辺では、春先にものすごい強風が吹き荒れるので、どんな強風にも耐えられるよう細かいところまで注意をしながらビニールトンネルを作っていきます。この些細なことをキッチリとやることが大事です。

皆さんにトンネルを作ってもらった後、強風が吹く日が何度かありましたが、どれもビクともせずバッチリでしたよ。

 

さて。

そのトウモロコシですが・・・。

 

日曜日には発芽が無事始まっていましたよ~!

写真を撮ったのですが、発芽した芽が写真ではかなり分かりにくく・・・・。

今度畑にお越しになった時に、肉眼で確認してください~。

 


農業実践教室第12期:2回目~米ぬかぼかし肥料づくり

2012-03-24 13:24:40 | Weblog

ランチタイムを終えて、たき火を囲んで話をしていたら、なんと、ポツポツと雨が・・・。

まさかの雨です。

もっとも、曇がなかなか取れないなあとは思っていたのですが・・・。

 

霧雨ではなく、ポツポツと玉の雨が降ってきているので、急きょ予定を変更して、雨やどりを兼ねて屋根のある休憩スペースで米ぬかを使った肥料づくりを皆さんにやっていただくことにいたしました。

 

有機農業にとって、米ぬかはかなりお役立ち資材です。

東京ではなかなかないかもしれませんが、千葉では、道端にコイン精米所があちこちにあって、精米所の脇には「ヌカ 自由におとりください」という貼り紙が貼ってある物置があることが多いです。貴重なフリー資材です!

米ぬかの使い方は色々です。

一度発酵させて肥料にしたり、他の有機物を発酵させるスターターにしたり、そのまま撒いたり・・・人によって使い方は様々で、目的に応じて使い分けます。

ちなみに、米ぬかは、コスメの世界では昔から洗顔石鹸等で使われていますよね~。保湿性が高くて、お肌がシットリ&ツルッツルになります。あ、もちろんヌカづけのヌカ床にも使われますよね。

とにかく、用途の広い米ぬかです。

そんな米ぬかを肥料として使うには・・・・というテーマで、米ぬかの特性と他の肥料との違い、肥料として使うための材料と手順等を説明しながら、米ぬかぼかし肥料を皆さんで一緒に作りました。

 

ぼかし肥料は、仕込みを終えて発酵が始まると「匂い」が発生します。

これがまた、活躍する菌によって全然違う匂いになります。

ご希望される皆さんには、少しずつお持ち帰りいただきましたが、いかがでしたでしょうか。

また皆さんが集まった時に報告し合いましょう!

 


農業実践教室第12期:2回目~トン汁と手作りこんにゃくを召し上がれ!のランチタイム

2012-03-22 12:30:15 | Weblog

第2回目の教室は、第11期で作ったダイコンとニンジンとサトイモ、知り合いの有機農家さんにいただいたものか第11期で作ったものか判別がつかなかったサツマイモを使ったトン汁を用意して、ランチタイムにお出ししました。



さらに、1週間前にハーベストクラブで作った手作りこんにゃくを食べずに取っておいたので、皆様に刺身こんにゃくとしてお出ししました。



去年教室で作ったショウガ(酒に漬けて保存しておきました!)をすりおろしてショウガ醤油でいただきました~。



寒い畑で食べる温かいトン汁は、五臓六腑に沁みわたりますね~!



そして、手作りこんにゃく。


手前味噌ですが、こんにゃくってこんなに美味しいものなんだ!と開眼した方も多いのではないでしょうか。


ランチタイム時には、あちらこちらから、皆さんの美味しい!!という感嘆の声が聞こえて、嬉しくなりました。


ぜひ、この味を記憶に焼き付けておいてください!



農業実践教室第12期:2回目~曇り一時雨でした。。

2012-03-19 10:54:10 | Weblog

第2回目教室のある週末。

天気予報を見つめ続けた1週間でしたが、あいにく土曜日は雨予報が変わらず・・。

仕方がないので、日曜日に延期しての開催となりました。

お天気のカミサマ、次回こそよろしく!

 

さて。

畑は土曜日の雨でとても湿っています。

「日曜日は一日中曇り」という天気予報を信じて、湿っている畑を少しでも乾かすべく、一番最初に行ったのは自分苗の種まきでした。

これでしたら、畑に入らずに済みますのでね。

今回は、キュウリ、カボチャ、ズッキーニの種まきです。

前回のナスやトマトに比べて、大きな種です。

キュウリは、耐病性の高いカボチャを台木にした接木苗キュウリから採れるものが多く出回っているようですが、教室では、言ってみれば「全身キュウリ」である「自根苗」でキュウリを育てます。きゅうりの苗が全身キュウリって当たり前じゃ普通じゃないの??と思われるかもしれませんが、講義でお話しさせていただいた通り、最近は、普通ではないです。

貴重な自根キュウリの味をしっかり味わえるよう、頑張って育てていきましょう!

そのためにはまずは発芽させることが肝心です。

ご自宅で、温度、水分、日照、できるだけベターな環境を整えてあげてくださいね。


農業実践教室第12期:1回目~大雑把で失礼しますっ!

2012-03-15 17:13:43 | Weblog

第12期1回目のこの時期、地中に埋めて保存しておいたダイコンを使ったダイコン炊きをお出ししました。

ダイコンは、傷みも殆どなくきれいな状態でした。

良かったよかった。。。

冷凍保存しておいたゆずの皮をヒラリと入れてみました。

 

それにしても、かなりたくさんのダイコンを入れました。

・・・と言っても、ダイコン自体がとても大きかったので、本数で数えれば、三浦ダイコン1本、聖護院ダイコン2本程度ですけれどね。

大振りにカットしたので、2切れでお椀が満杯状態です。

でも、この大振りサイズこそ、ダイコンの美味しさを実感できるとワタシは感じております。

出汁をとった昆布も厚削りのかつおもアゴも全部ぶちこんだままです。ははは。

繊細な料理も美味しいですが、大雑把な料理もなかなかだと思います(自画自賛、いや自己擁護?)

皆さんどうぞ慣れてくださいね!

 


農業実践教室第12期:1回目~ナス定植の準備

2012-03-10 08:00:41 | Weblog

第1回目の講義。


最後に皆さんにヘビーな土木作業的作業をやっていただきました。


ナスの畝づくりです。


畝づくりといっても、ちょいと畝をクワで作って、その上にマルチシートと呼ばれるシートを地面に張り付けるだけの作業ではありません。



ナスの畝作りには色々なやり方があり、唯一絶対の正解というものはありません。


色々あるやり方の中で、教室は、深~い溝を掘り、そこに必要なものを入れ、そしてそれを埋戻しかつ高い畝を作っておく、という一番手間がかかる方法を選びました。


クワでは十分な溝を作れないので、スコップも総動員です。



道具というものを作った人類の賢さを実感しながら、全員で作業を進めていきます。





今期は人数がとても多いので、初めての土木作業的作業は手間取って混乱してものすごく時間がかかるかもしれないなあ~と少し心配していたのですが、なんのそのでした。


皆さん協力しあってスバラシイ溝をあっという間に作り、そして、あっという間に高い畝を作ってマルチをパリっと張って・・・。


どんなにひどい集中豪雨が降ってもビクともしなさそうな素晴らしい畝が出来上がりました。


皆さんが集中力をもって作業をしてくださると、とてもいいものが出来ますね。




あとは、苗を植えるばかりです。もう少し暖かくなるまでしばらく待ちましょう。

農業実践教室第12期:1回目~自分苗の種まき

2012-03-08 10:56:56 | Weblog

第1回目の講義では、トマト、ナス、バジル、トウガラシの種を皆さんに播いていただきました。

これは教室では「自分苗」と呼んでおり、自分で種から苗まで育てていただくという企画でございます。

自分苗を育てることで、発芽のヨロコビを体験していただくと同時に、苗まで育てる方法をマスターすることで幅広い野菜作りをできるようになっていただきたい、ということで実践しているものです。

1回目の自分苗の講義は、培養土についての説明、土の入れ方から水管理、温度管理まで一通りご説明したうえで、実践していただきました。

 

野菜づくりの中で、苗づくりというのは難しいものです。

もちろん、1個2個苗を作る場合と何百もの苗を作る場合の難しさの質は全く違います。

1個2個の苗作りの場合にはインフラが十分でない中での難しさがあり、何百もの苗を作る場合には、生育環境を揃えることの難しさがあるでしょう。

でも、苗を育てる時に感じる喜びというのは、基本的にはどのような場合でも一緒です。家庭菜園の人も大農場の人も、発芽が始まる様子が見えると、ほっとしてルンルンでしょう。

 

さっそく、教室のメーリングリストでは、発芽したよっ!という報告が飛び交い始めました。

皆さん、それぞれ工夫して加温されているようです。苗に対して並々ならぬ愛情を注いでくださっているようで、嬉しい限りです。

野菜によって、発芽までにかかる時間が全く違いますので、焦らずじっくり育ててくださいね。


農業実践教室第12期:1回目~12期は30名で頑張ります

2012-03-05 14:58:34 | Weblog

1週間天気予報にヤキモキしていましたが、お天気のカミサマは頑張ってくれました~。

おかげさまで、無事、いい天気の中第1回目の講義を進めることが出来ました。

お天気のカミサマ、サンキュー!

 

さて。

第12期は、30名の受講生の皆さんとご一緒させていただくことになりました。

今までの中で一番受講者数が多いのですが、受講生の皆さんの本当に温かいご協力と、ぽんちゃんと和さんの素晴らしいアシストのおかげで、無事これまで通りの講義を行うことが出来ました。

皆さん、ご協力ありがとうございました。ぽんちゃん、和さん、いつもながらありがとうございました~。

 

さて。

初日ですので、教室は自己紹介からスタートです。

 

受講生の皆さんの顔ぶれは、実に多彩です。

お住まいの地域は、東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城と首都圏全体にわたり、お年も20代から60代までまんべんなく、ご参加くださる目的・動機も色々、ご職業も色々です。

 

この教室での出会いもまた一つのご縁だと思います。

受講生の皆さんは、野菜づくりを学んでいただくのはもちろんですが、ステキな皆さんとの交流もぜひ楽しんでくださいね。

 

第1回目から講義はボリュームたっぷりです。

作業も多いのですが、説明も多いので、皆さんが飽きてしまわないかどうか、意味を理解してくださっているかどうか、皆さんの表情を見ながら話を進めます。

 

第12期最初の講義は、今期最初に作付けするジャガイモの話です。

 

一般的にジャガイモはカットして植えるよう言われることが多いようですが、カットしてもしなくてもどちらでもで良いです。

カットしなければ、種イモ代が余計にかかりますが、またメリットもあります。

教室では、カットする場合に意識しておくべきことと注意点を知ってもらうために、ある程度イモをカットしていただきました。

カットした切り口を植えつけ前に少し乾かしたいので、この後すぐにジャガイモの植えつけをせず、別の作業をします。

 

 

で。

お昼前にお腹を空かせていただくために、堆肥&肥料ふりの練習をしました。

ある程度広いスペースをご用意しておいたので、時間がかかるかなあと思ったのですが、人数が多いと速いです。

すぐに目標レベルをクリアしました。

 

 

続いて、クワの練習です。

クワの練習は、初めてクワを握られた方は少し苦戦していたようですね。

とにかく慣れるのが一番ですので、頑張ってください!