ちょっと事情があって鹿児島県の枕崎方面に行ってまいりました。
枕崎というとカツオが有名ですが、このあたりはお茶の産地でもあります。
そしてかんきつ類の一大産地でもあります。
かんきつ類は簡単に新品種が作れるからでしょうか、ポンカン、タンカン、清見、デコポン、文旦、キンカンetc・・・本当に様々な品種があります。
果物類が少ない冬場にこれだけいろんなかんきつ類があったら、自然派レストランのデザート部門は大助かりではないでしょうか・・・。
たくさんあるかんきつ類の中で、ひときわ心を惹かれたのがコレ。
キンカンです。
そのキンカンですが、ワタシは食べるのは初体験。というか、まともに見るのも初体験でした。
以前「鶏のキンカン」(→知る人ぞ知る部位です)を食べたことがありまして、本物のキンカンを目の前にして「鶏のキンカンとそっくりだ」と思ってしまった愚か者です。
キンカンは、皮ごと食べるかんきつ類です。個人的には、ジューシーな中身よりも皮の方が美味しいと思います。地元の人が言うには、キンカンの中身は昔は本当にすっぱくて今のように全部食べられなかったとのこと。品種改良でだいぶ甘くなったそうです。
しかしまあ、小さな黄色が緑の葉の中にたくさん散らばる様子は、ビジュアル的にとてもキュート!
見るだけで癒されます。
でもね、あんなにカワイイビジュアルなのに、枝にはトゲがあるんです。バラみたいなトゲです。
うっかり触るとチクっと刺されて血が出ます。
カワイイものにもトゲがあるんですね。