みんなの畑の日記~農業実践教室

フォトシンセシスが運営する農業実践教室の講義の内容、様子を公開。週末を活かして野菜作りを学びたい方に。

農業実践教室~春だ!東京のサクラと畑の花と小さな芽

2007-03-30 23:48:28 | Weblog

今日の東京は、朝がた強い雨が降っていたと思ったら、急に晴れて暖かい一日となりました。

もう、サクラが満開です。

今日は九段下のお堀近くにちょうど用事があったので、ついでにサクラを楽しみました。 畑の様子とは全く関係ありませんが、今日は特別にお届けです♪

 

 

 

お堀の周りのサクラは、なんだかとっても色っぽいと思います。

 

東京ですら春っぽいわけですが、もちろん農業教室の畑でも続々と春だということで花が咲いています。

コレは野良ダイコンの花。撮影は溝口さん。

野良ダイコンっていうのは品種ではなくて、単に土手に捨てたダイコンです。その後成長して花が咲きました。十字の形でカワイイです。野良ニンジン、野良シュンギクもあるようなので、次回畑に行った時に咲いているかもしれません。探してみてください。

それにしても野菜にも「野良」がいるなんて!

そーいえば、ジャズボーカリストで「ノラ・ジョーンズ」ってヒトがいます。→今日から「野良ジョーンズ」でしょう。

 

さて。

コレは、先週の土曜日に撮影した花。

ソラマメの花です。

近くで見るとこんな感じ。なんともまあ前衛的な形をした花です。

 

 

野菜の芽もぼちぼち出始めました。

これはルッコラの芽です。

 

 

皆さんが畑に直接種を播いた野菜たちも、ちょこっと芽を出してきましたよ。

 

 

こんなちっちゃな芽が、ちゃんと育っていくんだから世の中ってうまく出来ています。あ、もちろんちゃんと育つように環境を整えて世話をしてあげるんですけれどね。

次回畑に行く時には、もっと成長しているはずです。楽しみにしていてくださいね!


農業実践教室~この間の土曜日の畑の様子

2007-03-29 10:22:35 | Weblog

農業実践教室の第2回目講義が終わった後も畑は少しずつ変化しています。

この間の土曜日に、溝口さんと打ち合わせをしに畑に行ってました。

まだ、このときには全体的には大きな変化がなかったのですが、少しだけ芽が出ていましたよ。

トウモロコシはこんな感じ。

 

 

枝豆の芽がすこーし出てきていました。でも、芽が出ていたのはほんの一部の種だけで、殆どがまだ土の中でした。

 

 

かぼちゃもすこーし芽が出てきています。かぼちゃもやっぱりまだほんの一部の種だけが芽を出している状況でした。

 

土曜日は夕方から雨が降ってきました。

久々にかなり本格的な雨で、畑にとっては恵みの雨になりました。そして、その後は皆さんもご存知のとおりとても暖かな日が続いたので、畑では続々と芽が出ているようです。これからの変化を楽しみにしていてくださいね!


農業実践教室~ニンジン料理のご紹介

2007-03-27 21:18:35 | Weblog

今日は、ニンジン料理の紹介です。

実は、ワタシ、今までニンジンが大嫌いだったのですが、教室で採れたニンジンがあまりにもおいしくて今では大好きになってしまいました。

そこで今日は「ああニンジンさん!今まで誤解していてごめんなさい!」ということで、おいしいニンジン料理をご紹介します。

まずはコチラ。

ニンジンのムースです。

こちらは紹介だけにとどめておきます。だってワタシには作れないんですもの♪

実は、農業実践教室の生徒さんのご家族が神楽坂で飲食店をやっていらっしゃって、この料理はそのお店のシェフに農業教室でとれた野菜を調理していただいたものなのです。フレンチ料理出身とのことで、とっても優しい味に仕上がっていて感動しました(フレンチってコッテリしたイメージがありますが、料理によってはとっても柔らかい風味のものがあると思います)。このときには、この他にも教室で採れたホウレンソウがギッシリつまったオムレツとか、いろいろ作っていただきました。また、食べに行こうと思いますので、どうぞよろしくです♪皆さんもご都合がよかったらぜひ一緒に行きましょう!

 

ハイ、こちらはすごく庶民的なニンジンのキンピラ。

キンピラというとゴボウを普通使いますが、コレはニンジンだけを使ったキンピラです。こちらは、近所に住む叔母に作ってもらいました。

叔母の家で食べたのですが、あまりにもおいしくて、その場でおかわりを繰り返し、最後に残ったキンピラを持ち帰りました。とにかく、そのくらいおいしいニンジンのキンピラです。ああ、ホントにニンジン嫌いがウソのようです。

作り方は簡単。普通のキンピラと同じで、ニンジンを切って、酒、砂糖、しょうゆでさっと味付けして、その後ほったらかしにしておきます。ここで、ほうっておくことが重要です。「時間」が美味しくしてくれます。しょうゆは「ちょっと少なめ?」くらいの方が、後で味がしみこんだのを食べるにはちょうどいいかも。

 

最後がニンジンのポタージュ。

カボチャのポタージュに見えるかもしれませんが、ニンジンのポタージュです。

材料:ニンジン中くらい以上のもの、ジャガイモ150gくらい、長ネギ150gくらい、パター大さじ2、水2カップ、牛乳1.5カップ、コンソメ(ワタシはマギーの化学調味料無添加タイプのものを使いました)を3スティック、月桂樹の葉1枚、お好みによって塩、コショウ。

作り方は、簡単。

①ニンジン、ジャガイモ、長ネギを細かく切って鍋でバターで焦がさないように炒めます。十分炒めたら水2カップと月桂樹の葉を入れてやわらかくなるまで煮ます。

②やわらかくなったら、ミキサーにかけて滑らかな状態にします。

③鍋に戻して、牛乳を加えて温めて、お好みによって塩、コショウで味付けしてください。

ワタシは、牛乳を入れた後にもう一度、ミキサーにかけました。こーするとすごく滑らかになります。

さて、肝心の味ですが、ポッテリしていてとても美味しいです。自画自賛です。ジャガイモと長ネギが結構入っているので、ニンジン風味は思ったほどしません。ですから、ニンジンをもっと入れてもいいかもしれないと思いました。ちなみに、今回使ったニンジンは、「中の大」くらいの大きさのニンジンです。

たくさんニンジンを持ち帰った皆さんもぜひ、試してみてくださいね!また、面白いニンジン料理があったら教えてください!


農業実践教室第2期2回目~種まき

2007-03-25 11:06:16 | Weblog

農業実践教室第2回目は、種まきをしました。

種まきにもいろいろあります。畑に直に種を播くやり方、セルトレイといって「苗」の段階までマス目の中で育てるやり方等。

 よく、仕事は「段取り8分」と言いますが、野菜は「苗半作」といって健康な苗をキチンと育てられるかどうかが収穫できる野菜の量と質を決めるといわれています。 苗を買って野菜を作る場合には、健康な苗を見極めて買うようにしなければいけません。どんな苗が健康な苗なのかどうか、見極めのポイントはもちろんあります。そして、苗を畑に植え替える時期にもポイントがあります。農業実践教室では、オマケの栽培アイテムイチゴ以外は苗を買うのではなく種から育てますが、このあたり、時期を見て教室で溝口さんが教えてくれると思いますので、教室にご参加の皆さんは参考にしてくださいね。

さて、農業実践教室では11品目の野菜を作るのですが(品目によってはたくさんの品種のの野菜を育てるのでアイテムで言うともっとたくさんあります♪)、そのうちいくつかは直播き、いくつかはセルトレイ等環境を整えて育てて作ります。 今回は、セルトレイ等での種まきをしました。

 

野菜の種類によって、使う土の中身のブレンド内容を変えます。野菜によって、成長過程の栄養摂取状況が違うのです。

どんな配分でのブレンドか、という細かい話はテキストできちんとまとめますので、生徒の皆さんは、その場でへェ~と納得したら泥作業を楽しみます。

皆さん揃って種を播いてもらったので、結構な量の苗ができそうです。

そろそろ種から芽が出てくる頃です。

芽が出てきたらその様子をまたお伝えしますね♪

 

 

 


農業実践教室第2期2回目~適量な運動?

2007-03-22 10:15:02 | Weblog

農業実践教室第2回目。肥料撒きをした後、畑に混ぜ込みます。

ちょうどお昼を食べ終わった頃でしたので、食後の良い運動!

皆さんにクワをふるってもらいました。

 

肥料を混ぜ込むためにはどんな按配でクワをふるった方がいいのか、畝を作る時のクワの加減とはちょっと違います。

そんなことも教わりながら、ワンツー・ワンツーでクワをふるいます。

 

ワタシを含めて、普段あまり運動をしない方が多いようで、クワを動かす時間はとても気持ちのよい時間だったようですが・・・・・。

 

「まだ・・でしょうかぁ~」と弱気な声も・・・。

「あと5分!」・・・「あと3分!」と体育会系の勢いで乗り切りました♪

食事で摂取したエネルギーは、今回は(!)体脂肪となって蓄積されるのではなく無駄なく作業に活用されて畑の準備も出来たわけで、何だか得した気分です。


農業実践教室第2期第2回目~大変だけれど楽しい肥料ふり

2007-03-20 00:20:55 | Weblog

農業実践教室第2回目は、肥料ふりを行いました。

第2回目はとーっても寒かったんですけれど、コレで皆さん大分温まりました♪

まずは、溝口さんから堆肥と肥料についての講義。

学校の化学の時間みたいです。有機質の肥料と化学肥料について、リクツで納得してみました。

ワタシは生物も化学も苦手でしたが、この講義はよく分かりました♪

 

続いて堆肥と自家製肥料を畑に撒きます。

力仕事ですが、砂遊びみたいでもあります。

みんなで一緒にやるのでとてもにぎやか。

そして、とても楽しそうです。

 

堆肥撒き&肥料撒きの最中にすごく面白い光景を発見しました。

下の写真は堆肥の山ですが、なんと煙が出ていますっ!!!ホンワリ白いモノが煙です。

 

この堆肥は酪農家から溝口さんがもらってきたばかりでまだ発酵中であったため、堆肥の温度が上がっている最中。堆肥に含まれる水分が発酵過程で水蒸気となって蒸散していたのです。

堆肥を触るとあったかくて気持ちがよく、いつまでも触っていたい、いや、潜り込みたい衝動に駆られました。

 

 


農業実践教室第2期2回目~前回講義後の畑の変化を確認

2007-03-18 23:18:43 | Weblog

農業実践教室2回目。

ちょうど午前10時頃から11時頃にかけて小雨がパラついて心配になりましたが、無事雨もやみ、午後には暖かな日差しが広がって、良いコンディションで開催することができました。

1回目はお仕事等の都合で参加できなかった方がいらっしゃったのですが、今回はフルメンバーでの参加です。

講義は、まず前回講義の振り返りから。

畑のその後の変化を確かめます。

これは、とうもろこしの芽。トンネルのビニール越しから見た風景なのでちょっとソフトフォーカス入っています。いっちょまえに既にトウモロコシの葉っぽい形です。

 

この前植えたはジャガイモは。。。

まだ芽が出ていなかったので、1個だけ掘り返してみました。

 

みんなで手に持ってみて確認します。

種イモからは、根がビヨンビヨンと出てきていました。芽が地上に出てくるまでもう少しです。

 


農業実践教室第2期1回目~その後の畑:明日の楽しみにしたい方は見ない方がよいです

2007-03-16 15:51:23 | Weblog

農業実践教室第2期第2回目。

お天気が心配でしたが、明日無事に開催できそうです。

皆様、花粉対策と防寒対策をしっかりしてきてくださいね。詳細はメーリングリストでご連絡いたします。

 

 さて。今日は「その後の畑」の様子のご報告です。

明日の楽しみにしたい方は見ない方がよいですよ。

 

ではでは。。

コレは何でしょう?

 

正解は、コマツナです。

花が咲きました♪アララ。。

葉がコマツナというより、トウモロコシの葉みたいになっています。

この花、食べられます。

クセのある味のようですが、まずは食べてみないと!ゆでる道具を明日は持っていきます。

 

 

そして。

ワタシのエコヒイキアイテム、イチゴです♪

イチゴの花芽(花になる芽)が出てきました。

既にイチゴの粒を彷彿させる形になっています。明日、花が見られるかもしれません。

それにしても、苗から買うとあっという間に花になります!

 

 

そうそう、明日はこのように野菜のかわいらしさを愛でる時間ももちろんありますが、

体をかなり使う実践講義があります。お楽しみに~。


農業実践教室第2期1回目~お土産を収穫

2007-03-15 11:45:43 | Weblog

第2回目は、第1期で作ったホウレンソウ等がまだ収穫可能な状況だったので、講義の最後に収穫してもらいました。

収穫できた野菜はホウレンソウ、コマツナ、ニンジン、ハクサイです。

もちろん、収穫は初めて!という方がいらっしゃいますので、最初にどんな風に収穫作業をするか、説明します。

 

コマツナは、秋に収穫をして以来、ずっと育ち続けて大松菜になっていたのですが、さらに成長を続けると今度は若いコマツナが脇からどんどん出てきて、再びコマツナになりました!すごい~!写真は、そのコマツナについて説明している様子です。

 

それぞれ興味のある野菜から収穫をしていきます。

 

さて、この黄色い花は何でしょう??

 

正解はハクサイです。こんな、菜の花みたいになってしまいました。

花ってこんなにたくさん咲くんだ~。

普段の生活では見ることのない、満開のハクサイの花でした!


農業実践教室第2期1回目~トウモロコシの種まき

2007-03-12 22:34:49 | Weblog

 

第1回目の講義では、トウモロコシの種まきをしました。

トウモロコシの旬は、夏ですよね!→今、え!?そうなの!って思った方、ぜひ農業実践教室にご参加を(笑)。

この時期に種をまくと、旬の時期よりずいぶん早く収穫できます。

なぜ早くつくるか?

シーズン初めの方が高く売れるから???

 

そーいう場合もあるでしょう。

でも、無農薬でトウモロコシを作る時には、もっと切実な理由があります。

そう。

ムシ対策です。

旬の時期に実がなってしまうと、ムシの害がエライひどいのです。

最近のトウモロコシって、お気づきの方も多いかと思うのですが

甘めのモノが多いですよね。甘めのトウモロコシには、いっぱいムシがつくんです。

そして、ムシがいっぱい出てくるのは夏~秋。

無農薬で作ろうと決心したからには殺虫剤は使えません。

だ・か・ら。

ムシがたくさん出てくる前に収穫してしまおう、ということなんです。

でも、そもそも旬が夏のトウモロコシを早い時期に作ろうとすると、人工的に環境を整えてあげなければいけません。

・・・・なんてお話を講義で聞いて、作業をする意味を納得した上で作業に進みます。

講義の途中で、種に関するなかなかスルドイ質問が入りまして、話はずいぶん広がったりするんですけれど、これもまたライブの講義ならでは、です。

 

 

実践編です。

まず、トウモロコシの種を播くための準備をします。

 

 手で一粒一粒種を播いていきます。

 農家のヒトは、種まきを手で行うなんて酔狂な!と思うかもしれません。でも、ワタシたちは種まきから楽しいんです。

 

 

その後は、またまた共同作業です。

いっせーのーせ!でひっぱります。

でもこの日は風が結構強くて、大変でした!!

教室で講義をするたびに思いますけれど、農作業って大勢でやった方が効率的で楽しいです。

農作業をやっていると、機械がなかった時代の農村社会が、隣近所とっても密接で、「相互扶助」の世界というものが必要であったことがつくづくよく分かります(あ、今でも田んぼの水管理とか集落営農とかありますけれどね)。

そして、農村で生きていく場合に、ムラハチブにされたら、もうホント大変だったのではなかろうかと想います。

・・・・っと、また話がそれました。

さーて!今度の土曜日に行く時には芽が出ているかしら♪

これから畑の様子が日を追うごとに変わっていくのが楽しみです。