畑に出ると、必ず毎回顔を合わせる農家さんがいます。
お話好きの愉快な農家さんで、いつもケタケタ笑いながら面白い話をしてくれます。
先日は、ある作物の育て方の話になり、「そうそう、となり町にその作物を作るのが上手な人がいてさ・・・」と話が始まりました。
ワタシのツボにはまった話なのでご紹介~。
オジサン:「隣町に××と△△を作っている人がいるんだけどさぁ」
ワタシ:「ハイハイ」
オ:「まあ、××は千葉では作るのが難しいじゃない。でさ、みんなそいつの畑を見に行くんだけれど、畑は見せてくれても作り方は全然教えてくれないんだよね」
ワ:「ナルホド~。企業秘密なんですね。仕方ないですよね。でも、××と△△だなんて、ちゃんと作れればかなり高く売れるものを選んでいて、いいですねぇ~」
オ:「そいつはさぁ、大したもんなんだよ。××と△△以外に、前は”平飼いの卵”を作ってたんだよ。畑に鶏を放し飼いにしてねえ。。これだって高く売れるだろ。有精卵だしよ。だいたい産直の直売所にもってって、いつも売り切れてたね。高い値段で良く売れてたんだよね」
ワ:「え~、これまた高く売れるモノを!なかなかのやり手さんですねぇ~」
オ:「まあそーなんだけどさ、でもさーそいつ、もう平飼いやってないんだよね~」
ワ:「なんでです?もったいない~」
オ:「平飼いだとさ、広い畑に放し飼いしているからどこに卵を産んでいるか分からないないじゃない。だから、古いのと新しいのが混ざっちゃうんだよね」
ワ:「まあ、そーかもしれませんね」
オ:「でさ、ある時直売所にいつもの通りに卵をもっていったらさ、売り場からクレームがあったんだってさ。・・・・・・・・・売り場でヒヨコになっちゃったって!」
ワ&オ:
オ:「もうさぁ~それ聞いて以来さ、そいつが”卵やるよ”って言っても、みんなもらわなくなっちゃってさぁ~。で、とうとうそいつは平飼いの卵やめちゃったんだよね」
楽しいブレイクタイムでした。
コメントありがとうございます。楽しい農家さんは、結構なお年ですがとても元気でいらっしゃいます。笑いが健康の秘訣なのかもしれませんね。綾小路きみまろのCD、そんなに面白いのですか。ハーベストクラブの地主さんからいただいたきみまろCD、楽しみです!