みんなの畑の日記~農業実践教室

フォトシンセシスが運営する農業実践教室の講義の内容、様子を公開。週末を活かして野菜作りを学びたい方に。

農業実践教室 準備は着々と進んでいます

2006-07-30 23:34:55 | Weblog

さて、あと1週間後に控えた第1回目農業実践教室。

天気も、一応大丈夫そうなのでまずは一安心です。

1回目は「ホームセンターで買える材料を使っての土作り」についてのレッスンとニンジンときゃべつの種まき予定です。

 

既に溝口さんは、教室の種まきに備えて畑に堆肥とぼかし肥料を入れてトラクターでかき混ぜてくれています。

 

これが堆肥。黒々としていますね。

 

こちらがボカシ肥料です。

 

トラクターで畑の土をかき混ぜます。

 

「HCで買える材料での土づくり」のレッスンのため、ワタシは本当にHCで土作りの材料を買ってきました。

溝口さんからは「20キログラム」単位で材料の量を指定されたのですが、都内のHCにある材料は、多くても1袋10キログラムまで。発酵鶏糞は80キログラムの指定だったので8袋、その他も含めてHCの大きなカートが一人では動かせないくらいの重さになりました。

HCには、鶏糞でも「発酵鶏糞」、「炭化鶏糞」さらには「大粒鶏糞」等鶏糞がペレット化したものがあったり、石灰でも「苦土石灰」、「有機貝殻石灰」、「野菜用」「ナス用」等いろいろな材料をミックスした肥料があり、品揃えが豊富すぎてどれを買ってよいか分かりません。期待できる効果などの比較一覧が売り場にあれば本当に便利なんですけれど、そうしたことをやっているHCを見たことがありません。とっても不便!!

ま、そういう現状だからこそ、この農業教室のよさが光るわけですけど!

 

土づくりの講義は、作り方を知って貰うことを目的として行いますが、希望される方には、せっかくなのでレッスンで作ってみた土をお持ち帰りいただくことにしました。

土のお持ち帰りをご希望される皆さんは、個人によってほしい量が違うと思いますので、自分でお持ち帰りしたい量の土が入る袋等(ゴミ袋が一番良いようです)を持ってきてくださいね!


改めて、お車でお越しになれない方へ

2006-07-28 11:34:31 | Weblog
ありがたいことに、農業教室へのお問い合わせが相次いでおります。
お問い合わせの中で最も多いのが「車でいけないのだけれど・・・・」というものです。

そこで、改めてお知らせいたします!
車を運転できない方は、フォトシンセシスが調布から東京を縦断して千葉に行くので、相乗りという形になりますが、東京駅と成田空港第2ターミナル駅でピックアップをしていくことが可能です。
ただ、ピックアップできる人数には限りがありますので、お早めにお申し出いただければ幸いです。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
有限会社フォトシンセシス 高橋有希

双鴨山市の農場

2006-07-28 00:05:28 | Weblog

双鴨山市の人々の生活と流通状態が分かったところで、農業の話をしましょう。

中国視察旅行で訪れた農地は、黒龍江省双鴨山市。ロシアと国境130kmの寒い地域です。

なぜ、ココに行ったのかというと、「中国で唯一農薬汚染をされていない農業地域だから」と聞いたからです。

とりあえず、広い!広大な農地が広がります。ビニールハウスがいくつも見えます。

今、中国では農業会社が次々にできています。農業会社は、   優秀な農家が近隣の農家から畑を預かり、一括して耕作するパターン(繁忙期だけ小作農を臨時雇用)と、商社や投資家が出資した会社が農地を集約し、農民が小作農として耕作するパターンがあります。

このあたり農業地帯のうち、楊さんという投資家が100%出資した農業会社が12万㎡ものハウスを運営露地栽培の畑は商社と銀行の共同出資会社が運営しています。

温室は、日本で見る温室とは少し違う感じです。ビニールの面とコンクリートの面があります。

上の写真の温室はキレイな方ですが、大分古びた温室も並びます。こうした温室の方が多いと思います。

この中で何が栽培されているのかというと・・・・・。

 

ワタシたちが行った時期には、トマトと油インゲンが栽培されていました。

下の写真はトマト。収穫が始まったものと、これから背丈が大きくなる状態のものと、いろいろあります。

 

 

下の写真が油インゲン。

名前のとおり、油でいためるとものすごくおいしいです。日本のモロッコインゲンと似ています。サヤからマメを取り出してしばらくほうっておくと、ウズラのタマゴのようなまだら模様になります。

 

真ん中のあたりに黒い服を着て手を前に組んでいる人が温室を経営する楊さんです。トマトを支えるためのヒモ

がたくさん見えます。油インゲンも同じ状況です。

温室での栽培は2001年から始めていて、今はトマト、油インゲン、ナス、キュウリ、紫キャベツ、トウガラシ、ピーマン、きのこ等を生産しているとのこと。

 トマトの温室は、土壌が70%の水分を保つように、このように給水用のパイプを通して、温度・湿度管理をしているそうです。

 


自由市場は朝運動の後に行くものです

2006-07-26 23:52:06 | Weblog

ハイ、また中国の話です。

この前は、庶民の台所「自由市場」について書きました。

この自由市場のもっとも繁盛する時間帯って何時頃だと思いますか?

 

実は、自由市場は朝6時~8時頃が一番繁盛する時間帯なのです。

 

中国は広いし、地域によって生活習慣が大きく違うので一概にはいえませんが、全般的に朝が早いようです。

学校、官公庁は朝8時から始まるため、街中は6時頃からざわめきが聞こえはじめます。

特に、ワタシたちが言った黒龍江省双鴨山市は朝が早い!

ここでは、なんと午前4時頃には街中に人が歩きはじめています。朝4時に起きて何をしているのかというと、

「朝運動」です。

朝運動っていうのは、ダンスみたいに踊ったり、羽子板のコマみたいなものをみんなで輪になって蹴ってみたり、器具を使って運動したり、といろいろです。朝運動はたいてい2時間くらい、その後に自由市場で買い物をするのです。

 

 

 ワタシたちは、朝4時におきて5時に公園に行ったのですが、もうそのときには「帰りモード」の人がたくさんいました。

 

朝運動の公園には、スポーツジムにあってもおかしくない運動器具が設置されていて、大勢の人が楽しそうに話しながら、運動しています。

 

 

この朝運動時間は、単なるスポーツする時間だけではなく、市民の重要な社交の場であります。朝運動の2時間の間に人々は様々な情報を交換しているようです。

ちなみに中国では今、都市部から農村部に至るまで健康ブームであり、健康に関する情報も盛んに交換されているそうです。

 

ワタシもいろいろ試しましたが、これらの器具を使った運動は、ものすごく体のスジが伸びて気持ちよかったです。こんなモノが日本にもあったらよいのに!体にとっても良いはず。

 

この朝運動の帰り道、こんなモノがありました。

床屋さんです。まぶしい朝日の中、カットをしてもらっています。気持ち良さそう!

しかし、朝にカットなんて、余裕があるなあ!

 

朝運動の帰り道に、道端で小さな市場が開かれていました。これも自由市場です。

双鴨山市では、朝運動の後にこうした自由市場で朝買い物をして帰る人が多いのです。

 地元の人の話によると、夫婦共働きの場合には、朝運動の帰りに旦那さんが市場で買い物をして、奥さんはまっすぐに家に帰って朝ごはんの準備をするそうです。

三世代同居の場合には、おじいちゃん、おばあちゃんが朝運動の帰りに市場で買い物をするのが一般的だそうです。

もっとも、現在は冷蔵庫が普及しているので、朝運動の帰りに毎回買い物をするのではなく、週に2~3回程度とのことでした。朝の自由市場での買い物でたいていの用事が間に合ってしまうので、スーパーマーケットにはあまり行かないということでした。

このようなモノも売っていました。これは、豆腐です。

包丁でカットした販売します。左側に写っているのは食パン。

 

こんなお店も見つけました。

平たく言うと揚げパン屋さん。

食と農のツアーに来たわけですから、朝から揚げたての揚げパン、もちろん食べました!

そして、この後パイキングの朝ごはんもおなかいっぱいに食べたのでした。


畑の生き物

2006-07-26 00:00:47 | Weblog

畑で雑草刈りをしていたら、いろんな発見をしました。

普段は地面を地上30センチの距離から見つめることがないので、畑での作業はいろんな発見があってとっても新鮮です。

 

雑草刈りをしていてとても目についたのが、掘り返した土の中でモゾモゾしていた黒い虫。

至近距離で撮ったので写真では分かりにくいのですが、1~1.5センチくらいのテカテカした黒い虫です。

この虫は、害虫を食べてくれる良い虫なのです。

 でも、名前は「ゴミ虫」。

役に立つ良い虫なんだから、もう少しかっこいいネーミングを考えてあげてもよいのにと思います。

 

 

そして、カエル。このカエルはナスの葉に座って一心に一点を見つめています。

何を考えているのでしょう。

いろんなアングルで撮影したのですが、一向に動じません。

雑草刈りをしていると、雑草の茂みからピョンピョンカエルが跳ねて出てきます。数えたら、かなりの数になると思います。

同じカエルでもこちらは溝口さん撮影の青いカエルです。

昔、理科の教科書で白いカエルを見た記憶はありますが、青いのは初めて!

全体の色調が違いますが、二つの写真を比べると確かに青いことが分かるかと思います。

珍しいので、農業教室初日に畑で青いカエルを発見したら、コイツだ!と思っていいかもしれません。

 この他、ミミズ、バッタ、そうそうツバメが畑の上を歩いていたりと、にぎやかです。

 

そういえば、ずっと前に農場を訪れたときに苗のポットに植えてあったカボチャが、今ではすっかり大きくなって、こんな感じになっていました。これから花が咲いて、実がなっていきます。

 

畑では時期をずらしていろんな作物を植えていっているので、少しずついろんな野菜が出来上がっていきます。大量生産でワーっと一面同じ作物が植わっているのとはちょっと違う光景です。

 

 そういえば、もうそろそろ、農業教室で初日に種まきをするニンジン、キャベツのための肥料ふりをする頃です。

種まきの前に間を空けて肥料ふりはしておいた方がよいので、1回目の種まきに対する肥料ふりだけは、溝口さんにあらかじめやっておいてもらいます。

肥料ふりのやり方を溝口さんに聞いたんですけれど、えー、そんな風にするんだぁ!とワタシは正直、驚いてしまいました。

やり方は、当日までお楽しみ~!

 

 


ミレー農場~農業教室で使う畑の準備中!

2006-07-25 11:50:08 | Weblog

土曜日にミレー農場に行って来ました!

目的は雑草刈り。農業教室で使うために、しばらく何も作付けしていなかった農地に雑草がたくさん生えていたので、それをキレーに抜き取りました。手で一個一個引っこ抜いていたら、ものすごーい時間がかかるんです。

雑草刈前はこんな感じ。青々とまあよく茂っております。

これを一つ一つ手で抜きます。手で抜くのは、まさに「根こそぎ」雑草をとるためです。

雑草の根が少しでも残っていると、そこからまたニョキニョキと雑草が生えてきてしまうので、根からしっかり抜き取るのです。

乱暴に引き抜くとブチッ!と根が途中から切れてしまいます。

だから、優しくスーっと引っこ抜いてあげなければいけません。優しく優しく丁寧に引っこ抜くと、根の主軸のようなものがキレイにそのままとれるので、かなり達成感があります。たとえて言うならば、毛穴パックをやって角栓がとれた時のよう。

力作がコチラ。

地上に出ている部分より地下部分の方が長いのです。

 

 

溝口さんは、雑草刈機で手で抜けないボリュームに育ってしまった雑草を刈っています。

雑草を刈り取った後は、草のよい香りがします。でもやっぱり畑にとっては悩みの種。よい香りがするけれど雑草刈りは大変です!

 

 

ちょっと目を離したスキに、溝口さんは別の作業をやり始めました。

これは、収穫後の枝豆の後始末作業の様子。

天候不順が続いて作業スケジュールが大幅に変わってしまったため、収穫後の枝豆の後始末をすっかり後回しにしていたら、枝豆の根がマルチ(保温及び雑草が生えるのを防ぐこと等を目的に貼るビニールシート)を挟み込むように張ってしまいました。そのため、マルチをはがせなくなってしまったので、根をひとつひとつ切っているのです。ザクッ、ザクッと地道な作業です。

 

根切りが無事に終わると、こうやってマルチをクルクルときれいに巻き取っていきます。

しばらく雨が続いて作業ができなかった分、やらなければならないことが山ほどあります。

 

 

こうしてよーやく夕方6時過ぎに8月5日に種まきをできるレベルにまで畑をキレイにすることができました。

もう夏ですね~。夕方6時過ぎでもこんなに明るい!

そして、ワタクシの超大作!である「ミレー農場の看板」を立てて記念撮影です。

 

 

 畑で勤労した後は、ゴハンがうまい!ということで、溝口さんが作ったナスをおすそ分けしてもらいました。

つややかなナス!

ちなみに、「ボケナス」という悪口がありますが、このようなつやがない場合を「ボケた」というそうで、そこから由来しているそうです。ナスの大産地である高知県県庁の方から聞いた話です。

 

ちびナスです。

小さきモノは何でもカワイイと思うワタシなのです。あ~カワイイ!

こんなちっちゃなナスは畑でないと見られません。

 

さて、いただいたナスは・・・・・。

 

立ち寄った調布の焼肉屋さんに持ち込んで食べました! 

数時間前に収穫したばかりの採れたてのナス。

切り口からジュワ~と水分がにじみ出ています。写真でちょっとつやっぽく光っているのがその水分。

採れたてをまず生で、何もつけずに食べました。

リンゴみたいにフルーティな味がするんです。

続いて、牛タンねぎ塩味と一緒に焼いて食べました♪

焼いて、塩をつけて食べるととてもおいしいですね~。

 

ワタシは、なかなか汗をかかないタチなのですが、それでも雑草刈りでは大分汗をかきました。

たくさん体を動かして汗をかいて、その後たくさんゴハンを食べて・・。

とても健康的な一日でした!


中国庶民の台所、自由市場!

2006-07-21 23:02:22 | Weblog

さて、また中国の話に戻りましょう。

今日は、中国庶民の台所「自由市場」の話。フフ、少しずつ農業に近づいてきました。農業の話をする前に、中国の流通のイメージを持っていた方が面白いと思うので、もう少しひっぱりますよ~。

さんざん中国のスーパーの話をした後で言うのもなんですが、実は、中国では一般的な庶民は野菜等の生鮮食品は「自由市場」という市場で購入しています。

「市場」というと、日本では朝早ーく築地などで開かれる卸売市場を想像される方も多いかもしれませんが、自由市場は「小売市場」です。小売市場って関西ではなじみがある言葉だと思うのですが、関東の人は聞きなれない言葉ですね。言ってみれば上野(御徒町)の「アメ横」みたいな感じでしょうか。道端でチョコっと売っているパターンもあれば、道の両脇にズラーリと店が並んでいるパターン等様々な形態があります。

今回の旅行で足を運んだ自由市場は、中国でも東北部、黒龍江省の双鴨山市。ロシアとの国境まで130㎞という地域です。

下の写真は、双鴨山市の比較的大きな自由市場の入り口です。ちょっと入り口はさびしいけれど、その奥にはたくさん店が続いています。

市場でトマトばっかり売っている農家さんです。あまりにも売り場が赤いので、ある意味とても目立ちました。

パイナップルを売っています。手前のパイナップルは日本でも見たことのある外観ですが、奥の方は、きれいに皮をむいていて、その姿がちょっとカワイイ♪

下の写真は、手広くいろいろ作ったものを売っている農家さんです。野菜も白菜、キャベツ、たまねぎ、じゃがいもなど複数あります。 

この農家さんは、在庫も下の写真のようにすんごくたくさんあります。かなりの量です。

この農家さんに「シアワセですか?」と聞いたら、「シアワセ♪」と答えてくれました。

 

市場に出店するには、出店料を行政に支払うそうです。

市場に出店している人ですが、じつは2種類いるようです。

先ほどさりげなく「農家さん」と書きましたが、農家さんが直接売っている場合と、農家さんから野菜を集めて、市場で売ることを仕事としている、日本で言うと、産直小売商みたいな人たちがいるのです。

先ほどの、トマトばかり売っていたり、多くても品揃えは3~4種類程度など品揃えに偏りがある場合は農家さん。品揃えが幅広いものが産直小売商のものだと見ていいようです。品揃えが豊富なタイプは、こんな感じ。

立派なテントがかかっていたり、陳列棚が少々かっこよかったり、確かに言われてみれば・・・という感じです。

もう一回農家さんの売り場写真と比べてください。違いがよーく分かると思います。

ちなみに、中国では78年に解放政策に方針を転換した後、人々の生活レベルは急速に向上した一方、解放政策に則り実施された国営企業の民営化が企業の「効率重視政策」を推進、その結果、大量に従業員が解雇され、失業者が急増しました。こうした失業者の中でも、意欲と能力のある人たちが都市部などで続々と起業していますが、自由市場で産直小売をしている人もまた、そうしたパターンで起業した方も多い、と地元の方に聞きました

さて。では、農家さんの方はというと、同じ農家さんの間でも、店にはかなりのレベル差があります。先ほど「シアワセ♪」と答えてくれた農家さんはかなりの規模の野菜を持ってきていますが、下の農家さんは本当に少しだけです。

 

農家さんが直接販売するパターンは2通りあるようです。

ひとつは、小規模な農家がその日収穫した農産物で自家消費しきれない分を販売するパターンです。これは、日持ちしない農産物を小規模なスペースで販売するケースが多く、取り扱いアイテムは葉物類等が多くなるようです。上の写真の農家さんは、このタイプです。

もうひとつのパターンは、大規模な農家が大量生産した農産物を農閑期に販売しにくる、というパターンです。こうした農家さんは、日持ちのする根菜類を中心に取り扱っており、小売販売だけでなく、事業者を相手にした卸売販売も手がけているみたいです。シアワセと答えた農家さんは、こちらに相当しますね。

農家さんが直接販売することが多い自由市場の野菜類は、新鮮なものが多く、価格も安いです。たとえば、自由市場ではニラが2束1.5元、トマトは旬の時期で1キロ2元です。これがスーパーの場合5月時点でトマト5個2.74元、この鮮度と価格が大きな魅力で、市場には大勢の買い物客が訪れています。

 

そうそう、下の写真のような乗り物に商品をたくさん積んで農場からやってくる農家さんが多いようです。

タイで見た「ティキティキ」という乗り物に似ています。ちょっと乗ってみてみたい気がします。

以上、今日は、中国の自由市場のお話でした!


無農薬で育てると・・・

2006-07-20 19:17:19 | Weblog
ちょっと今日は中国の話はいったんお休みです。
今日は、野菜づくりについて、ヘぇ~!と思った話。

さっき、農業教室のセンセである溝口さんに「無農薬で作った野菜は、慣行農法(従来通り農薬を使ったり、化学肥料を使ったりする農法)の野菜と比べて見た目等で違いってありますか?」という質問をしました。

なぜ突然こんな話を溝口さんにしたかというと、実は、ある情報誌から農業教室の取材を受けまして、そこのライターさんからそーいったご質問を受けたのですね~。
だから、そのまま溝口さんに質問してみました。

で、どーだったかというと、答えは「あります」。


フムフム。そーなんだ!


どんな違いがあるかというと・・・・


無農薬で作った野菜は、まず日持ちがいいそうです。

!!!!
ヘぇ~!そーなんだ!

無農薬野菜のミレーから届く野菜は、スーパーの野菜等に比べてずいぶんと日持ちがいいのに驚いておりましたが、それは、ミレーの宅配が、収穫してから発送するまでのタイムラグが短いから、だとばかり思っていました。

もちろん、収穫後、食卓に届くまでのタイムラグの短さも重要なのですが、そもそも、無農薬で作った野菜自体が日持ちがいいのだそうです。

また、無農薬、無化学肥料だと、栄養素が畑で均一にならないので、畑でなる野菜の形にはバラツキが出てくるそうです。  フム、それはそーだろうなあ。。

それと、無農薬で育てた野菜は、葉モノだと葉が厚くなったり、ナス等ではクキにあるトゲトゲが、慣行農法で育てた野菜よりも多くなるとか。これは、農薬を使わないので、野菜が自らの力で虫に食われにくい状態を作る等防衛本能が働いて、そうなるのだそうです。

ヘェ~!!!!


それにしても「野菜の防衛本能」とか聞くと、無農薬野菜にはひとつひとつが生きる意志に満ち溢れているような気がしてきます。

ガンバレ、野菜たち!!

もっと細かい話を知りたい場合は、ぜひ、農業教室へ!

北京の地元資本のスーパー

2006-07-19 23:01:49 | Weblog

中国の話に今日は戻ります~。

さて、北京の中国資本のスーパーも見てきました。

ワンフロアに食料品から雑貨までそろっています。午前中に行ったのですが、駐車場は結構埋まっていました。店内も大勢の人でにぎわっています。

ヨーカ堂との大きな違いは、警備が厳しいこと。

スーパーに入る際には、手荷物を持っていてはいけないのです。バッグ類は全て車においてきて、手ぶらでお店に入らなければいけません。このお店では、お店を出る前に買った商品とレシートを照合されることはありませんでしたが、別のお店ではレシートの内容と買い物袋の商品を全部チュックされました。お客様はカミサマではないのです。

地元資本のスーパーの野菜売り場です。きれいにパッケージされた野菜が山積みになっています。

ジャガイモとピーマン、こんな感じで売っています。

写真だと山積みの光景が写っていますが、ところどころ、棚は空いていました。少量パックなのがちょっと意外でした。バーコードがついているのですが、販売数量と仕入れ数量は、どのくらいチェックしているのでしょう?

中国のスーパーでは、魚は水槽に入って売っていました。

ダイナミックな売り方ですね。生きた魚を皆さんがきちんとサバけるのでしょう。

対面式での図り売りコーナーが、惣菜だけでなく、ソーセージ、精肉、ヤムチャ、パンなど充実していました。結構人気が高いみたいで、対面式のコーナーには人が集まっていることが多かったです。

 

ヤムチャの半製品(??自分で温めなければ食べられない状態)がこんなにいっぱい売られています!

日本だったら、ここで、おいしそーなニオイを出しながら販売しているんだけれどなあ!


自宅の庭改造

2006-07-17 22:02:26 | Weblog

中国の話はいったん休憩。

今日は、自宅の庭を改造した話。

8月から開催する農業教室では、希望する方は教室で使う野菜の種を自宅に持ち帰って、自宅でも農場と同じ野菜の栽培を楽しむことができます。

我が家も、農場と同じ野菜を自宅で育てるために、庭を大改造しました!

荒地のように見えますが、これが、これから野菜の種を迎え入れようとしている庭です。

もともと一部は畑で、昨年はミニトマトを育てていました。通路があった部分をつぶして畑にしてしまいます。狭い狭い庭ですが、ここまですると、だいたい1.5坪くらいの畑にはなるみたいです。これに、プランターも使います。

もちろん、このままでは野菜を作れないやせた土なので、農業教室で土の作り方を教わって栄養たっぷりの土を入れて野菜を育ててみようと思います。キューバのオルガノポニコみたい♪

一部は昨年まで畑にしていたせいか、開墾していた時にチョロチョロとミミズを見かけました。でも、まだヒョロっと細いミミズだったので、もう少し太ったミミズを見かけるようになることが土作りの目標かしら。