教室の畑の周りでは、梅の花が満開です。
梅の花に春の訪れを感じてホッコリする時期に、暴力的に登場するのが、春の嵐ですよね。
今年もやってきましたね、春一番が。
一番どころか、二番も三番も立て続けにやってきて・・・。
教室の畑のあるエリアでも、この時期、強い風が吹く日が多いです。
秋冬野菜の収穫を終えたあと、何もせず畑の土がむき出しの状態のままですと、この春の強風でかなりの表土を持っていかれます。
それと、雨が少なくて風が強いので、カラッカラに畑の土が乾いてしまいます。
手塩をかけて育てている(作っている)土を持っていかれたくないですし、また、土をできるだけ乾かしたくないので、農業実践教室では、冬の間、可能な限り緑肥(土壌改良のために育てる作物)を育てて表土を草で覆うようにしています。
緑肥にはいろいろな種類があり、目的と季節に応じて使い分けていくのですが、この時期に青々としている緑肥は、だいたいライ麦です。
しっかり土を抱え込んでくれているので、これで覆われていれば砂嵐はだいぶ巻き起こりにくいです。
さて。
春の嵐は、砂嵐を舞い上げるだけでなく、いろんなモノを飛ばします。
畑で風に飛ばされるモノの代表格が、マルチフィルムです。
地面を覆っているあのフィルムですね。
マルチフィルムが飛ばされて、道路でフワフワとしていたら危ないですし、お互い様とはいえ、近隣の農家の畑に飛んで行ってしまったら申し訳ないですし、やり直しをするのも大変ですし・・・厄介です。
以前は、マルチが強風で飛ばされないよう、畝に張ったマルチの上に、重石代わりに土を山盛りで乗せていたのですが、これをやっても飛ばされる時には飛ばされ、しかも、重石の重みと風の力でマルチをかえって引き裂かれることもありましたし、実際に畝を使う時には山盛りの土をどける手間がかかるし、太陽熱養生処理の邪魔にもなるし・・・・ということで、畝の上の土の重石はあまりメリットがないなと感じ、最近では、土の重石をせず、ピュアにマルチを張る技だけで春の嵐に挑んでいます。
かなりの確率で風に勝っていますが、まだ全勝とはいかず、たまに負けてしまう畝があります。
が、負けた時の要因はだいたい決まっています。
教室の皆さん、狂暴な春風に負けないマルチ張り、やっていきましょうね!
あと約1週間で春夏野菜コース、スタートです。
駆け込みラストのお申し込み、説明会へのご参加、お待ちしております。
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