明けましておめでとうございます!
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
この冬は、非常に暖かい日が続いておりますね。
私は、畑に残した野菜たちを気にしつつも、年末に久しぶりに海外に行ってきました。
場所はイタリアのローマです。
ローマは、この時期極寒と聞いてかなり重装備で行ったのですが、今冬は非常に暖かいのだそうで、日中はセーター1枚でも良いくらいでした。
ローマには丸々3日間だけ滞在、機中泊往復2泊という忙しい旅程でしたが、3日のうち1日は、ローマ在住28年というベテラン日本人ガイドさんに個人的にガイドをお願いして、ローマの市場や街を好きなだけ堪能しました。
ガイドさんに連れて行ってもらった市場は2か所。
まだ観光地化されていないテスタッチョ市場と、すっかり観光地化されてしまったカンポ・デ・フィオーリ市場です。
見た目は、カンポ・デ・フィオーリの方が、市場らしい雰囲気があります。
カンポ・デ・フィオーリはこんな感じ。
一方、テスタッチョ市場はこんな感じ。
全天候型タイプに近代化されて、逆にちょっと垢抜けない感じです。
でも、そこが実務的な感じで良いのであります。
この垢抜けないオーラで、ぜひとも他の観光客を寄せ付けないでほしいところです!!
ちなみに、施設は結構おおらかに作ってあります。
昔の市場の設備をあまり片付けずに、そのまま上に床を張って建物を建てているんです。
影になっている部分にベンチがひっそりと見えますよね??
そんな地味で雑な市場で、商売している人たちが案外仕事を楽しんでいるように感じるのは、こんなささやかなディスプレイを見た時です。
こーゆー風にしたらカワイイ♪と思ってきっとやったに違いありません。
そんなイタリア人がカワイイです。
市場の中はこんな感じです。
白いコロンとしたヤツは、ディルです。・・・と書きましたが・・・・ディルみたいな味がすごくするのですが、ちょっと違うみたいです。トキタ種苗のカタログを見ていたら、そっくりのモノがフィノッキオと書いてありました。
イタリアでは主に白い部分を食べるようなのですが、白い部分は齧ってみるとディルの香りがする上に、甘くておいしいです。
ちなみに、ミントやローズマリー等のハーブ類は、市場では他の野菜を買うとおまけとしてタダでもらえることが多いそうです。
ところで。
私たちが市場に行った最大の目的は、市場で産直のトマトを買って食べることでした。
農業実践教室をスタートしてから10年間、イタリアのトマトはおいしいのだろうか??とずっと疑問に思っていました。
なので、トマト、みーっつけたという感じです。
ただ、残念ながらイタリアも冬。
なので、目の前にあるトマトは、ハウス栽培でしょうか。
一応、中国産ではないようですが・・・。
市場では、トマトを2種購入しました。
小さな長卵形のものとミニトマトのような形のものです。
もっといろいろ買いたかったのですが、値段がそれぞれ違うので、市場で多品種超少量買いはさすがに気が引けて・・・・。
なので、選びに選んだ2種です。
トマトの味はあっさりとして、でも甘いです。
日本のトマトだと、ゼリー部分の味の印象が強いように思いますが、こちらは、皮と果肉が厚くて固く、ゼリー部分の印象があまりないです。
長卵型の方は、味がそこそこ濃く、球状のトマトの方はかなり水っぽかったです。
生食トマトは、日本が一番おいしいとトマト生産者から聞いていたのですが、イタリアのトマトも、長卵形の方は普通に美味しかったです。
糖度計を持って行かなかったことを後悔していますが、甘いといっても糖度は8以下だろうなと思います。
たぶん、ワタシたちが食べたトマトは調理用品種かと思いますが、長卵形は、生食でもOKです。ああ~でも、加熱してみたかった!!
夏はどんな味のトマトが出回っているのでしょう。
夏にイタリアに行ってトマトを食べてみたいです!
ちなみに、市場では、見た目がいわゆるオレンジみたいな果物と温州ミカンそっくりの果物があったので、それも買ってみました。
いわゆるオレンジ↓
温州みかんそっくりさん↓
温州みかんそっくりさんは、中身も味も、そっくりさんでした。
いわゆるオレンジの方は、アメリカ産オレンジというより日本のデコポンのような味でした。
でも、日本のデコポンの方が甘さが強く、こちらは甘さが薄いです。
温州みかんそっくりさんも、温州みかんほど甘味は強くなく、甘さが薄いです。
レストランで野菜もいろいろ食べましたが、ワタシの味覚だと、イタリアの野菜は、生で食べると、水分が少なくてあっさりした甘味があるように感じました。
さて。
市場に話を戻して・・・。
市場では、カット野菜もいろんな形態で売られています。
ムレが気になるこんな形から↓
こんな感じもあるし
色々野菜をミックスしたものも量り売りで買えます。
もともとは、こんな感じ↓のプンタレッラは
店外で店員さんが茎を削って
こんな風に↓売っています。
ちなみに、こうした加工作業をするのは、たいてい店のオーナーやその家族従業員ではなく、移民系店員です。
プンタレッラの茎は、ガイドさんの大好物だそうで、ガイドさんが購入していました。
それを少しおすそ分けいただいて食べてみましたが、すごく甘くて美味!
これ、教室でも作った♪と嬉しくなりながら、なるほどー、この値段なんだと思って撮影。
1ユーロは130円くらい。オーガニックではなく、そして市場です。
この辺も教室で作りました♪
ズッキーニの花はこんな感じで売られています。
小さめのズッキーニは、ちょっと高め。
テスタッチョ市場は、地元の人たちが使う市場なので、値段はカンポ・デ・フィオーリ市場よりも割安です。テスタッチョで1ユーロのものは、カンポ・デ・フィオーリで1.2~1.4ユーロくらいです。
こうしたネギは、最近出てきたらしいです。
この淡いピンク色の野菜は、ガイドさんも初めて見たとのこと。
セルバチコ。
しっかりとルッコラの風味がします。
ニンジンは、割れていてもノープロブレム!
ニンジンは、全体的に細くて、円柱に近い形です。
アーティチョーク。
今回は、アーティチョークも楽しみにしていました。
アーティチョークは、花びらのようなものが特徴的ですが、それを除いて一次加工をしたものも売られています。
これもバラっぽくてきれい♪
日本でいうところの「ちぢみほうれんそう」が売っています。
葉っぱが厚くてツヤツヤ。
柿も売っています。
最近はショウガも売っているとのことでした。
万願寺唐辛子のように見えるものも。
ブロッコリーの一種で、茎葉と花蕾が対等の価値らしい野菜。
こちらの茶色い塊はセロリの根、だと言っていた気がします。
そんなわけで、テスタッチョ市場。
色とりどりのイキイキとした野菜たちに心躍るひと時でした。
ちなみに、この市場でセミドライトマトを買いました。
もちろん、イタリア産トマトのセミドライトマトです。
最近は、中国産トマトで加工だけイタリアでするものも多いらしいので、よーく確認の上買いました。
ハーベストクラブの皆さんと新年会で試食しようと思います。
皆さんの感想を聞くのが楽しみです。
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