いつもよりも早い午前中の便で移動することとなった九州出張
博多駅周辺でいただくこととなったのでありますが、このエリアは不慣れであることから、かつて知人に紹介してもらい伺った『博多丸秀』の系列である『丸秀鮮魚店』を訪ねることにいたします
博多駅筑紫口から歩いて4~5分のところではありますが…
お昼のオーダーは13:30までであるとのことで、空港内を走るような早足で移動し地下鉄に飛び乗ります
なんとか5分ほど前に到着することができ「14:00までの営業になりますがよろしいですか?」と迎えていただくことができました
板場を囲むようにあるカウンター席を中央に、ワタシがいただいたテーブル席のほか、奥には小上がり席もあるとのことで…
鮮魚店と名付けられていることから心配していたのですが、粗雑な雰囲気を演出したようなお店でなくてほっとしました
お願いしたのは10mmほどのサイコロにカットされたカンパチが丼いっぱいに盛られる『博多丼」でありまして…
先ずはお好みのお醤油で、続いてはお出汁を掛たお茶漬けで、さらには添えてある練り胡麻を加えてという一度に三度おいしい“ひつまぶしスタイル”なのでありますが、大きめな丼に盛られるご飯は400gを超えそうなボリュームでありますし、その上に乗せられるカンパチも200gを超えそうなほどであることから、サラサラっといただけるお茶漬けでも簡単に食べ切れる量ではありませんね
福岡では通常のお醤油に加え“さしみ醤油”が卓上に置かれているのが一般的でありますので、東京ではあまりいただくことのでないさしみ醤油にわさびを溶いていただきます
玄界灘の荒波にはもまれた福岡のお魚はおいしく、このカンパチも身がしまっていることでの歯応えを楽しむことができます
お茶漬けに練り胡麻を加えていただいたのですが…
この練り胡麻、丁寧に摺った白胡麻に蜂蜜を加えてあるのでしょうか?
胡麻の香りは強くありませんが、ピーナッツバターのような甘味があって…
この甘みがお出汁と上手くあっていておいしくいただくことができました
添えられた“あら汁”も丁寧な下処理がなされているのでしょう
まだ身が残るぶりの“あら”には全く臭みを感じることがありませんし、汁にほんのりと生姜が香ったりしておいしくいただくことができました
【魚市場仲卸直営 丸秀鮮魚店】
福岡県福岡市博多区博多駅東2-10-12 2F
092-474-7977