年間500店以上を食べ歩く飲食店プロデューサーの食日記

仕事柄、日本中を飛び回っていて、その出張先での外食を日記にしています
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福鉄福武線市役所前駅:「ヨーロッパ軒」    サクッとした薄切りカツにソースの香辛料の香りは懐かしい味

2013-11-17 22:18:03 | 信越・北陸
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金沢から日本海に沿って福井へと移動いたします
実は北陸は冷えているから暖かな服装で来てくださいね そして風も強いですからマフラーも… なんて気遣いの連絡をいただいていましたので、しっかりと防寒した服装で伺っていたのですが、運が良いのか悪いのか、ポカポカ陽気に恵まれまして、厚手の上着は不要でありましたね



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福井名物のソースかつ丼発祥と言われているのがこちら「ヨーロッパ軒」でありまして、今ではのれん分けと言う形で20店舗ほどにまで広がった、地元客はもちろん観光客にも愛されるお店であります
何でも、創業は東京の早稲田であるとのことで、横須賀にも出店してのだけど、関東大震災のあと創業者の故郷であるこの地に移転したとのことでなのです
早稲田での創業から100年、福井に戻ってからでも90年続く老舗の味をいただくことにいたしましょう


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福井市街の一角、4名掛けのテーブルが4つと6人ほどが座れるカウンターがあるだけの小さなお店だと思っていたのですが…
なんとこのビル一棟がこちらのお店であるとのことで、1F~3Fまでの客席を合わせると100席近いと言いますからビックリであります
歓楽街にあるお店ですから日曜日は店休かも… なんて心配しながら伺ったのですが、16:30位と言う飲食店では最もお客さまが少ない時間であるにもかかわらず、1Fは満席に近い賑わいようでありまして、そのテーブルの上には“ソースかつ丼”がズラリと並んでいました


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コレがそのソースかつ丼であります
薄切りにされた豚ロースやもも肉が細かなパン粉を纏って揚げられたカツを、たっぷりのウスターソースに浸けたモノであります
もちろんそのウスターソースはこだわりの自家製であるようでして、お店で買うことも出来るようですね
ピリッとした香辛料の刺激で食欲が増しますので、4枚ものカツをペロッといただくことが出来てしまいます
そんなソースがご飯にもたっぷりと染みていまして… 何となく懐かしさを感じるモノでありました


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あまりにもそのソースかつ丼が有名になっていますが、実はこちらは西洋御料理のお店でありまして…
オムライスなんてメニューだってあるのです
これまた気取ることが無い昔ながらのオムライスでありまして、薄焼きの卵に包まれたチキンライスを美味しくいただくことが出来ました
そしてそのボリュームが凄いこと ボテッとした丸々としたスタイルは男性でもお腹いっぱいになるほどでありますね



新潟の“タレかつ丼”、長野県の“ソースかつ丼”など、見た目には似たようなかつ丼があって、それぞれに特徴があって美味しいのですが、その原型となっているのがこちらのソースかつ丼なのかも知れませんね




【ヨーロッパ軒総本店】
福井県福井市順化1-7-4
0776-21-4681