( ( 沢桔梗 )
風つのるサロベツ原野沢桔梗 足立登美子
沢桔梗我影の折れて伸びゐる 高橋蒼々子
(
むらさきの山気そのまま沢桔梗 渡辺恭子
あめつちのどろりと昏るる沢桔梗 古舘曹人
独り言
暑くて、ハードな一週間を終え、迎えた朝も暑い
久しぶりに俳句のことなど書いてみようと思う気になった
ここに辺り障り無く書けばいいのだろうけれど
ころころの個人的な感想として今思うことを記す
俳句結社「伊吹嶺」入会して2年半、細見綾子の句に憧れる自分があり、偶然誘われた結社が
師系にあたる。沢木欣一、細見綾子のご夫婦を師に持つ栗田先生の句はいずれも繊細で
新鮮。この新鮮というのは、いつ句集など読み返しても感動が古りないこと。
最近やっと「即物具象」がなんたるか分かりかけてきた。
毎月の月末締め切りで結社に投句する
投句する前に、類想類句が無いか、文法的な大きな間違いは無いか、インターネット等に
検索してみる。またインターネットだけでなく友人や先輩から聞いた句がいつしか印象となって
自分の句となっていないか。ここはかなり注意する
先生の膝下に学ぶということは,先生と一対一に対峙し、先生の指導だけを判断とする
ころころの場合、師弟関係に中間は存在しない
尊敬する先輩(素晴らしい句を詠む先輩)は多くいらっしゃるが、こと俳句作品でいえばライバル
例えば投句するとき、文法的にやや不安があっても詩情、韻が損なわれると思えば、そのまま
師に投句してみる。結果は明らかになる。選外になった作品については後の推敲はしない
作品の文法がどうの、形がどうのより、心に届かなかった句(詩)はどう弄ろうとも無駄と考える
忙中であっても多作,一ヶ月の多作も師に向けた五句のためだけのもの
師に向けた五句とは一期一会。俳句詠みはそんな潔さも必要に思う
つくづく結社の活動に不向きな自分だが,先生に教えを請う気持ちは強い