7月 5日

2010-07-04 23:18:12 | Weblog

        ( 風鈴 )

毎日蒸し暑い東京です。
毎年7月にある川崎大師の風鈴市は7月17日~21日まで、全国の風鈴の
音色が楽しめますよ


風鈴のそろはぬ音なれ二つ吊り            中村汀女

 

風鈴やひとりに適ふ路地暮し              菖蒲あや

 

風鈴をしまふは淋し仕舞はぬも             片山由美子

 

風鈴の音の中なる夕ごころ                後藤比奈夫

 風鈴の僧も客なる寺の市     ころころ


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7月 4日

2010-07-04 00:10:19 | Weblog

            ( 凌霄花・のうぜんかずら )

 

凌霄花のまひるの火勢遠江              熊谷愛子

 

いつまでも夕日離さぬ凌霄花             須賀井せつ子

 

凌霄花昔廓のひとところ                 本橋美和

 

凌霄花地べたの好きな女の子             大須賀浅芳

  独り言 

 寺町に寺の託児所桜咲く
 町外る桜の下に刃物研ぎ
 塩田の風に濡れゐる豆の花
 老鶯や五山に親し水の音

伊吹嶺7月号で一席を頂きました。
伊吹嶺に入会して2年半、当時の仲間からは今更結社に入ることにご心配を頂きました
一回目の関東支部の句会は欠席投句で、その折栗田先生は「この人は苦労するよ」と
仰ったそうです。 句歴30余年の内に「即物具象」はほとんどありませんでした。
勿論、俳句は写生(体験)から派生した詩だと認識はしていますが、「物」を詠むことより
「事」を詠むが多く「物」に語らせる、つまり「即物具象」に興味を持っていなかった、その効果を
知らなかったと言うのが本当のところかも知れません。
句歴が長いから等と言われます しかし句歴ほど曖昧な時間はありません

いつもこの「ころころの俳句・・」を見てて下さっている先生・仲間・友人は約300人ほど
寡黙ではあっても大いに感謝しています
ここにお知らせすべきか考えましたが一席は通過点、気負うことも無くこれからも俳句と
その俳句のまわりを楽しんでいきたいと思っています。

 先生・人生の師匠・良き仲間・良き友人に            深謝    こころ





 

 

 

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