11月 23日

2023-11-23 07:04:37 | Weblog
                         一葉忌・樋口一葉の忌日



             小説家・歌人として明治期に活躍した樋口一葉(1872~1896)の忌日母と妹を養いながら小説家として
             立つ決意をし、半井桃水の指導を受けながら、『闇桜』『たま襷』『別れ霜』『五月雨』などの小説を
             執筆した。『大つごもり』『たけくらべ』『にごりえ』『十三夜』など今も読み継がれる作品や多くの
             和歌を残している。本名 奈津 24歳8か月の短い生涯でした
             奇しくも今日は勤労感謝の日 昔も今も女性は良く働きました




                    

                    千束稲荷神社の境内にある一葉文学碑



          荷札小さき古本届く一葉忌            栗田やすし


          一葉忌暗き三和土のしみ抜き屋          矢野孝子


          竹筒に禿びたる小筆一葉忌            佐藤とみお


          百円で甘酒飲めり一葉忌             栗田せつ子


          包丁で削る鉛筆一葉忌              荻野文子


          一葉忌母にまだある糸切り歯           ころころ




                  


                  

                    一葉が18歳から21歳まで住んでいた本郷菊坂に生活用水として使っていた井戸
                    一葉井戸と呼ばれています




          歌反古もおろそかならず一葉忌          水原秋櫻子


          酒すこし甘しと思ふ一葉忌            有馬朗人


          頼まれし妻の足袋買ふ一葉忌           福永耕二


          おはじきに入れて貰ひぬ一葉忌          服部くらら


          廻されて電球ともる一葉忌            鷹羽狩行


          一葉忌つめたき酒にきりかへて          黒田杏子




                   イトから一部資料・写真・知識お借りしています       



          
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2 コメント

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樋口一葉 (つわぶき)
2023-11-23 22:08:42
短命でしたのね~
慎ましい 質素な生活が小説に出てきますよね~
お札にもなった女流作家 律儀な女性像
今も その井戸を護っている下町ならではの
人情・・いいですね
一流俳人にこんな風に詠まれて・・歓びが天界から 流れてきそうです・・♪~
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おはようございます (ころころ)
2023-11-24 05:46:16
東京の俳句仲間で一度は吟行する一葉記念館と
菊坂の井戸
一葉の生きた時代を偲ばれますが、またこの時代に
小説家を目指すなんて周りの反対も多かったのでは
ないかと推測します
質屋通いも借金も多かったようです

余談ですが本郷菊坂の菊坂コロッケは美味しいですよ
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