子どもの健康

子どもたちの健やかな成長を願って、子どもに関する小児科医の雑記

赤信号

2007-05-07 00:08:11 | 雑記
「赤信号は止まれ」、「青は進め」、「黄色は注意」
みんなが知っている信号機の決まりです。

でも決まりさえ守っていれば安全か?
極端な選択ですが、「信号が青だからといって周りの安全を確認せずに横断する」のと「十分に安全を確認して赤信号で横断する」のではどちらが安全でしょうか?

なぜ規則が決められたのかを理解しないまま、ただ規則に縛られてしまうことは危険なことだと思います。

規則やマニュアルというものは、ある行動にたいして十分な理解をしていない人でも間違いを起こさないようにするための最低限の決まりのようなものだと思います。
規則やマニュアルがなくてもみんながある物事に対して十分な理解があり行動していれば、同じ事に対して十分な理解がないまま規則やマニュアルにしたがって行動しているよりも間違いはないように思います。
ただし今の世の中、規則やマニュアル通りに行動できているかということに意識が偏重していないでしょうか?
場合によっては、規則やマニュアルは何かあった時の責任逃れのための道具に成り下がってしまってはいないでしょうか?

今の世の中、いろいろ複雑で処理しなければならないことが多くなり、規則やマニュアルはなくてはならないものだと思います。ただ、どうしてそのような規則やマニュアルがあるのか理解した上で利用しなければならないものでと思います。

前回の続きになりますが、どうして「親学」といった提言が必要なのか、その理由とその事に対する根本的な議論が必要なのではないでしょうか?

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