子どもの健康

子どもたちの健やかな成長を願って、子どもに関する小児科医の雑記

世界禁煙デー

2007-05-21 02:39:05 | 雑記
今月末の5月31日は、世界保健機関(WHO)が「喫煙しないことが一般的な社会習慣となること」を目指して世界中の国々に呼びかけている「世界禁煙デー」です。
日本の厚生労働省も、平成4年から世界禁煙デーに始まる一週間を「禁煙週間」としています。

今年のテーマは「無煙環境を考える」で、喫煙による健康影響、禁煙による効果等を認識し、効果的な受動喫煙防止対策の重要性等についての普及啓発を積極的に行うとなっています。

喫煙の健康への影響は誰もが認識していることだと思いますが、受動喫煙による他人への影響に関しての認識はまだまだ十分とは言えないように感じます。
特に家族内での子どもの受動喫煙は、小児科医として気になります。健康上の問題以外にも、将来的な子どもの喫煙開始への影響や乳幼児のたばこ誤飲などの問題を考えると、子どもの見える範囲での親や周囲の大人の喫煙は止めるべきだと思います。子ども(子どもに限らずたばこを吸わない人も含め)に対する受動喫煙は傷害行為と同じだとも思います。

時々、喫煙者の権利というようなことも聞きますが、明らかに健康に被害を及ぼすことが解っている以上は、非喫煙者の権利が優先されるべきだと思います。

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