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センバツ

2012-03-23 08:27:01 | Weblog
春はセンバツから。注目は選手宣誓だった。演出された式のひとこまだが、最近の宣誓は心に訴えてくる。「答えのない悲しみを受け入れることは、苦しくてつらいことです」。

被災地・石巻の球児のあっぱれな言葉である。感動、勇気、底力、それに「絆」。耳にタコができた言葉もあった。政治家や知識人と称する大人が口にしても、薄っぺらに響くだけ。

が、あらためて被災地の少年が語りかけると、言葉が力を帯びてくる。くれの流行語選びに「絆」が入ったとき、選考にクビをひねった。「スマホ」や「どじょう内閣」みたいに、流行ですませる言葉だろうか。

もっと大事なものではないのか。だが、いまは違う。「絆の大合唱も一時のブーム」という皮肉に読みに基づく選考に感服する。がれき処理をめぐる騒ぎが、その見本の一つだろう。

絆を流行語にしてしまうのは悲しいし、恥ずかしい。絆を口にしてもシラケるような世間になったが、少年たちの思いはそうではなかった。大人の面目はどこかへいったが、先に希望は持てる。

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