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台湾

2012-03-26 08:06:46 | Weblog
皇后さまが大震災追悼式に和服姿で臨まれた理由が書かれた記事を、厳粛な気持ちで読んだ。万一、陛下の足元が乱れてもすぐに支えられるように、ヒールの靴の洋装を避けられたという。

多くの人が身の引き締まる思いで式典に臨んだのだった。だから、式で台湾代表を冷遇したことが、あらためて恥ずかしくなる。巨額の善意と手厚い援助をいまも惜しまない人々の代表を、来賓席に案内せず、指名献花から外した。

首相がわびても、恥は消えない。台湾のダムの父、八田與一技師の子息からの話に、工事の犠牲者の慰霊碑を建てるとき、技師は一つだけ条件を出した。名前は工事現場ごとに分け隔てなく刻むこと。

日本人、台湾人と区別してはいけない。碑が建ち、技師に対する敬愛はさらに深まったとう。そんな先人に、とても顔向けできない。式の後、台湾の高官が、語ったという、「日台関係は(冷遇の)花ぐらいでは揺るがない」。広い心に頭が下がる。

図体のデカい隣人は、あることないことで難癖を付けてくる。そんなご近所ばかりではない。恥をかいて大事なことを知った。

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