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給食

2013-08-01 07:59:31 | Weblog
<きゅうしょくの おだかせんせい ほいくえん やめちゃうんだって>。千葉の6歳の子が書いた詩「きゅうしょくのせんせい」は、ほんわかした作品だ。

<けっこんして だんなさまに おいしいの つくってあげるんだって だんなさまが ほいくえん たべにきてくれれば いいのにね>(川崎洋編『子供の詩』文春新書)。

すごくおいしい給食で、みんな残さないよう食べていたに違いない。国連によれば、世界で食品の3分の1が捨てられている。その量は年13億トンで、100兆円相当。

そんな時代だから残さず食べるということは、給食の大きな目標になる。東京都調布市の小学5年の女の子も食物アレルギーを抱えつつ、学級の「給食完食」という目標に協力しょうとしていたという。

その日の献立は不人気で、食べたがる子は少なかった。だからこそ、進んでおかわりをしたらしい。女の子は給食後、激しいアレルギーで命を落とした。昨年末のことだ。

「いつも誰かの役に立つ人でいたいという思いが、このような結果を引き起こす事になろうとは」というご両親の談話が深く胸に染みる。学校側のアレルギー食材の確認不足や薬剤投与の遅れなどが悲劇を招いたとされる。

ことは、調布だけの問題ではない、すべての子に安全安心な給食をー。ご両親の思いが、日本中の学校でかなえられるといい。