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歌詞

2013-03-04 07:34:41 | Weblog
<太平洋の大潮を/まともにうくる女川は/東日本にたぐいなき /ほこりの港/ここにして・・・>。東日本大震災の津波で児童や父母に犠牲者が出た宮城県女川町の小学校を訪ねた時、校歌の歌詞をみてどきっとした。

郷土の誇りである港は津波をまともに受けは、市街地は破壊的な被害を受けた。校歌を歌い継ぐいでゆく子どもたちは、どうか厳しい試練を強く乗り越えて欲しいと願った。震災後、厳しい批判が相次いでいる歌もある。

50年前に茨城県が制定した「県民の歌」。東海村の日本原子力研究所に設置された原子炉が、国内で初めて核分裂を連続させる臨海に成功した6年後につくられた。<世紀をひらく/原子の火/寄せる新潮/鹿島灘><3番>。

原発事故が起きたのに原子力を礼賛する歌詞は歌えない、という批判だ。茨城は福島の隣県だ。東京電力福島第一原発の事故の影響で、放射性物質が風に乗ってどこまで拡散するのか、不安が高まっただけに当然の反応だろう。

歌詞を変えるべきだ、歌そのものを作り替えてはどうか・・・。様々な意見があるが、長く親しまれてきた歌であるという理由で、茨城県は歌詞を変える予定はないという。「平和利用」の美名で、原子力エネルギーを手放しで礼賛してきたのは茨城県だけではない。

歌詞はそのままにした方がいいのかもしれない。