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雪国

2012-02-13 07:59:54 | Weblog
雪という字を見るのは、もううんざりなのだが、魚へんに雪の「鱈」(たら)はべつだろう。「鱈」は日本で生まれた漢字と辞書にある。雪がおいしさを運ぶ魚。

風が止まる「凪」(なぎ)、木を吹きぬけて「凩」(こがらし)。センスの良さが光る和製漢字がいくつもある、外国生まれのものを上手に日本流に使う。あんパンやライスカレーを作った達人が、文字の世界にもいた。

やたら難しい外来語や和製英語を使って偉そうにしている。連中に、見習ってもらいたい。ドキッとする和製漢字もある。女に鼻を添えて「嬶」(かかあ)。妻でも娘でもなく、なぜ「かかあ」か。どうして鼻なのか。

ご想像にお任せとばかり、手元の辞書に理由は書かれていない。無礼に思える漢字もある「峠」(これも和製)を越えたドカ雪が、また来るという。鼻息荒く夫に除雪を促す妻、母や娘の鼻息をうかがうように、除雪に精出す男たち。

雪に鍛えられて、雪国の女性は強い。失礼ながら、鼻っ柱も丈夫で、雪の暮らしを支える。頼もしい限りである。