同じ大きさのものでも、隣にあるもので違って見える。大きく見せたい時は隣に小さなものを置く。小さく見せたいならその逆にする。
ナポレオンがこの手法を使って有名だ。前脚を高くあげた馬に乗った肖像画がある。皇帝は馬がつぶれそうなほど立派な体だが、人間と馬のサイズはそんなに近くない。
馬を小さく描くことでナポレオンを大きく見せたのである。北朝鮮にこの故事を思い出させる銅像ができた。金日成(キムイルソン)主席と息子の金総書記の乗馬姿が並んでいる。
総書記の銅像は初めてだといい、立派な体格はナポレオン像を思わせる。偉大な祖父と父親の次に並ぶ孫の大きさを示すのも狙いだろう。だが、隣国のことは笑えない
笑って自国が大きく見えるなら、なおのこと危険だ。普通の人でも友人や部下を選ぶときに、知らず知らずのうちに自分より「小さいもの」を選ぶことはないだろうか。ありのままの自分を見せることは、むずかしい。
政治家で事をなす人は「自分よりかしこくて、自分にないものを持った人」を横に置く。簡単そうに見えて意外と勇気のいることかもしれない。
ナポレオンがこの手法を使って有名だ。前脚を高くあげた馬に乗った肖像画がある。皇帝は馬がつぶれそうなほど立派な体だが、人間と馬のサイズはそんなに近くない。
馬を小さく描くことでナポレオンを大きく見せたのである。北朝鮮にこの故事を思い出させる銅像ができた。金日成(キムイルソン)主席と息子の金総書記の乗馬姿が並んでいる。
総書記の銅像は初めてだといい、立派な体格はナポレオン像を思わせる。偉大な祖父と父親の次に並ぶ孫の大きさを示すのも狙いだろう。だが、隣国のことは笑えない
笑って自国が大きく見えるなら、なおのこと危険だ。普通の人でも友人や部下を選ぶときに、知らず知らずのうちに自分より「小さいもの」を選ぶことはないだろうか。ありのままの自分を見せることは、むずかしい。
政治家で事をなす人は「自分よりかしこくて、自分にないものを持った人」を横に置く。簡単そうに見えて意外と勇気のいることかもしれない。